【ホンダ CB50】昔の原付は速かった!?エイプ50の先祖は快速マシンだった!

今の原付には真似できない!? 50ccの枠を越えたハイパフォーマンスエンジンを搭載したCB50。今回はそんなCB50の魅力と、中古車情報やメンテナンスなどについてご紹介しています。CB50が懐かしいという人も、初めて知った人もどうぞご一読ください!

ホンダ CB50とはどんなバイクか?

CB50は1971年に登場!

1971年に登場したCB50。1970年に発売されていたベンリィCB90をベースにボア、ストロークをダウンされたエンジンを搭載しています。現在も新車販売が続いているエイプ50にも採用されているほど息の長い、完成度の高いエンジンです。最高出力は6PSを10,500rpmで出力するという、排気量のわりにハイパワーということも特徴の一つでしょう。ちなみに現行のエイプ50の最高出力は3.7PSなので、その差は一目瞭然です。

1997年に市販車として復刻されたDOHCエンジンのレーサー、ドリーム50は5.6PSですから、CB50のエンジンがいかに高出力であるかおわかりいただけるかと思います。

現在でも大人気のCB50!

当時を懐かしんだり、そのハイパワーエンジンを手にしたい人たちの中でCB50は大変人気となっています。パーツなど生産がすでに終了しているので、修理やメンテナンスが一筋縄ではいきませんが、それでも人々を魅了するバイクであることがうかがえます。

CB50のスペック

全長(m):1.780
全巾(m):0.670
全高(m):0.980
軸距(m):1.180
最低地上高(m):0.160
車両重量:74kg
乗車定員(人):1
最小回転半径(m):1.9
総排気量(L):0.049
最高出力(PS/rpm):6.0/10,500
最大トルク(kg-m/rpm):0.41/8,500
始動方式:キック式
点火方式:マグネット点火
燃量タンク容量(L):7
フロントタイヤサイズ:2.50-17-4PR
リアタイヤサイズ:2.50-17-4PR

漫画「ケッチン」の主人公の愛車としても有名

ケッチン(1) (ヤングマガジンコミックス)

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ほのぼの系バイク漫画作品をいくつも手がけている、きらたかし先生の漫画「ケッチン」の主人公がひょんなことから手に入れたバイクがCB50というストーリー。青春時代をバイクと過ごした方なら懐かしい気持ちになるような作品です。気になる方はチェックしてみてください!

ホンダ CB50の中古車情報

CB50の中古車相場は15~33万円

車両価格:17万9,000円(消費税込)

中古車流通量はとても少なく、手に入れるのもたいへんかもしれません。流通しているCB50はノンレストア状態で状態の良い車両となっています。もしも運良くCB50と巡り会えたら即ゲットしておきたいところですね。

ヤフオクなどの個人売買でも手に入る!

中古車情報では流通量が極めて少ないことがわかりましたが、個人売買サイトなども利用することで手に入れるチャンスを増やすことができます。例えばヤフオクでは頻繁に取引されており、長年放置されたレストアベースから、レストア済みのCB50などが確認でき、落札相場は1~25万円と幅はありますが、このような状況です。

バイク屋さんよりもお値段据え置きですが、個人売買ならではのトラブルなども考えられるので、一長一短といえるでしょう。

ホンダ CB50の最高速度はどれくらい?

CB50の最高速度はだいたい80~90km/hくらい

今の原付では考えられませんが、CB50の最高速度はなんと60km/hを軽く越える80~90km/hとなっています。これは今のように規制が厳しくなかったことの裏付けでもあるでしょう。さらにこの当時は2サイクルエンジンが主流だったため、4サイクルでもそれなりにパワーを出しておかないと売れなかったなどの理由も予想されます。

ちなみに同じ系統のエンジンを搭載したエイプ50の最高速度は60~70km/hくらいです。まるで排気量が違うのでは? と疑ってしまうほどCB50はパワーが出ていたことがわかります。これはどのような違いがあるのかというと、同じ系統のエンジンでも、カムなどのセッティングが違っていたようです。

エイプ50のエンジンも速くできる可能性が!?

余談ですが、エイプ50のエンジンを遅いと感じている人も多いようです。それを解消するためにボアアップキットを組むことが定番化しておりますが、CB50のようなエンジンセッティングにすれば6PSも夢ではないでしょう。ボアアップせずに50ccのままにハイカム、ビッグキャブ、マフラーなどをカスタムすればエイプ50で90km/hオーバーも狙えるはず!?

ホンダ CB50の維持にはコツがいる

パーツリストをゲットしよう

[ホンダ] CB50J/CB50S正規パーツリスト6版 CB50/AC02 1114906

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CB50をメンテナンスやレストアするにもまず必要なのはパーツリストです。これがなければ困難を極めるはず。このパーツリストはCB50の展開図が載っているので、分解時など参考になると思います。また、パーツの品番も載っているので、必要なパーツの注文も可能です。

CB50は古い車体なので廃番、欠品パーツが多いと思いますが、他モデルのパーツを流用するにもこのパーツリストがヒントとなることがあります。兎にも角にも古いCB50を維持する上では欠かせないアイテムとなるでしょう。

カスタムマフラーはワンオフが基本

さすがに製造からしばらく経つCB50の純正マフラーは、老朽化が否めないと思います。サビが進行し、穴が開いている、なんて当たり前といってもいいでしょう。また、マフラー交換はカスタムの基本でもあります。これらの理由から、CB50のマフラー交換を希望する方も多いと思いますが、残念ながらCB50用のマフラーの販売はどのメーカーもしていないようです。

ではどうすればいいか、ということですが、これには2つ方法があります。まず一つはワンオフマフラーです。好みの形のマフラーを製作し、取り付ける方法となります。ショップに依頼するとお値段が心配ですが、単気筒であることと、取り付けステーがシンプルという理由から、意外にも費用はお手頃価格だったりするようです。詳しくは作業依頼予定のショップさんにお問い合わせください。

もう一つは、エイプ50のマフラーを流用する方法です。エンジンヘッドの形状が似ているので、エキゾーストパイプは取り付け可能となっています。あとはフレームの違いがあるので取り付けステーだけ自作するという方法です。これが一般的かもしれません。ステーはホームセンターなどで手に入る、汎用のものを使うことでDIYも可能かと思います。

ポイント点火について知っておこう

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ポイント点火はこの動画を参考にしてください。わかりにくいと思いますが、真ん中のカムによって上にあるスイッチが接触してオンオフを繰り返していることがわかると思います。

現代のバイクと違い、ポイント点火式のCB50。ある日突然エンジンがかからない! なども考えられます。今のバイクしか知らない人は「ポイント点火とはなにか」を知っておくことで、CB50と上手に付き合うことができるはずです。ではポイント点火をかんたんに説明すると、エンジンの回転に合わせて、プラグに「点火!」という指示を機械的に伝えます。

フライホイールの内側に接点があり、直接当たり合うことで点火スイッチをオンにしているということです。最近のバイクは点火のタイミングをプログラミングでおこなうため、スイッチ同士が直接触れ合うことはありません。ポイント点火は接点が直接触れ合うので、消耗してしまい、それが原因で接点が届かなくなることがあります。そうなると当然、点火しませんからエンジンはかかりません。

ポイント点火はこの仕組から、ときどき接点を調整する必要があります。ポイント調整にはちょっとしたコツが必要なので、よく仕組みをわからない人が触ると事態を悪化させてしまうことがあるので、必ずプロの整備士さんに作業をお願いしましょう。

CB50のボアアップキットもある

SP武川 ボアアップキット Sステージキット 80CC APE/CB50 01-05-509

¥23,400

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絶版車となったCB50ですが、今のところ、武川からエイプ50とCB50に共有できるボアアップキットが販売されています。例えエンジンが壊れてもこのキットを利用すれば修復も可能ですし、単純にパワーアップも可能です。このようなボアアップキットはCB50にとってとても貴重な存在なので、今後廃番になる可能性もあるので購入を急ぎましょう。

ちなみにこちらのキットはオイルクーラーの取り付けがかんたんにできるキットなので、発展性も高くおすすめです。

CB50の12V化について

カスタムパーツが豊富にリリースされているモンキーやスーパーカブでは、かんたんに12V化できるキットが販売されています。しかし、CB50はカスタムシーンではマイナーな部類でしょう。そのためそういったパーツもほぼ皆無です。もしもご自身で12V化されるのであれば、電気についての知識が必要となります。6V発電を12Vにコンバートするための装置を自作する、という技術が必要でしょう。

どうやらホンダの古いバイクを得意とするショップさんがそういったパーツの製造、販売をされているのようなので、下記にリンクを貼っておきます。気になる方はお問い合わせください。一般的な4MINIのように気軽にはできないようなので、注意しましょう。6Vの暗い灯火類も味といえば味ですが……。

ホンダ CB50のまとめ

1971年に登場したCB50ですが、これまでエンジンの故障などほとんど報告されていないということも見逃せません。ハイパワーかつトラブル知らず、これはまさに理想のエンジンといえます。ホンダはそんな技術をもう何十年も前に持っていたということも驚きです。後継車のエイプ50もその頑丈さを受け継いでいますが、排気ガス規制などの理由からCB50を上回るエンジンパワーは持ちあわせておりません。

50ccの原付なのにかんたんに80km/h以上出てしまうという伝説的な名車CB50。この機会にぜひ体感してみてください! 修復パーツなどの問題もあるかもしれませんが、基本的には故障知らずです。実働すれば安心して乗り続けられることでしょう。時を越えてホンダの技術を堪能してみてはいかがでしょうか!?