【ホンダ フィットシャトル】汎用性抜群のステーションワゴン

フィット シャトルは日本を代表する大ヒット小型車ホンダ フィットをベースにして作られたステーションワゴンです。取り回しのしやすい小さな5ナンバーのボディに、ワゴンスタイルの新型コンパクトカー。ダブルヒンジ構造による3通りに変形するリバーシブルフロアボードは汎用性抜群で使い勝手にも優れています。そんなフィット シャトルの魅力に迫ります。

ホンダ フィットシャトルとは?

2代目フィットをベースに開発されたステーションワゴンタイプの自動車です。ホンダ車の中でもエントリークラスに位置づけられる車で、価格は安めに設定されています。フィットと同様に燃料タンクが前席下に設置されている、センタータンクレイアウトを採用しています。

ワゴンとしての機能を付け加えるために、リアオーバーハングは大幅に延長されていますが、ホイールベースはフィットと同様の2,500mmとなっています。外見のバランスを考えてパーツ類も海外仕様のフィットから共有されており、これによりコストダウンも実現されています。

ラゲッジ容量はガソリンエンジン車では床上496リッター、床下94リッターの計590リッターを有しています。そしてボディ素材に軽量で強度の強い高張力鋼板や多角形断面形状部材を採用することにより、大きなラゲッジスペースを確保しながらも剛性の強いボディを実現させています。

搭載されているガソリンエンジンの仕様は、水冷直列4気筒の1.5L(L15A型)のみとなります。駆動方式はFFと4WDの2種類が選択できます。このエンジンは最高出力120馬力、最高トルク14.8kgm/4800rpmを発揮します。

組み合わされるトランスミッションはFF仕様車と4WD仕様車で異なり、前者にはトルクコンバーター付き無段変速機(CVT)が、後者には5速ATが設定されています。

フィット シャトル ハイブリッド

フィット シャトルにはハイブリッドも設定されております。パワートレーンにはHonda IMAシステムを搭載、システムを構築するエンジンには1.4L水冷直列4気筒SOHC i-VTEC i-DSIエンジン(LDA型)が採用されました。このi-VTECは可変シリンダーシステムとしてのみ機能しています。組み合わされるトランスミッションはCVTのみとなっています。

ハイブリッド仕様車は床下にバッテリーを搭載しているため床上496リッター、床下21リッターの計517リッターとガソリンエンジン車に比べて少しラゲッジ容量が少なくなっています。

またホンダは2008年以降地球環境を意識した車両を製造してきています。こうした取り組みのなかで誕生した車をホンダは「ホンダ・グリーン・マシーン」と称しています。そしてこのフィット シャトル ハイブリッドは「グリーン・マシーン5号」であると発表されています。

フィット シャトルの新車価格は?

フィット シャトルは15Cと15Xというグレードで構成されています。ベーシックグレードは15Cとなり、マニュアルエアコンにオーディオレスという必要最低限の装備しかされていないので商業車としての利用などに便利です。

15Xが一般ユーザー向けとなり、マニュアル感覚のシフト操作が楽しめるパドルシフトやフルオートエアコンが装備されているモデルとなります。

どちらのグレードにも4WDとFF仕様が設定されています。それぞれの新車価格は以下の通りとなります。

・15C FF仕様車 1,686,857円
・15C 4WD仕様車 1,888,046円
・15X FF仕様車 1,800,000円
・15X 4WD 2,001,189円

フィット シャトル ハイブリッドの新車価格

ハイブリッド仕様車も、ハイブリッド、ハイブリッドC、ハイブリッド・スマートセレクションの3つのグレードで構成されています。ガソリンエンジン車と同じくCがベーシックグレードとなり、上位グレードになるにつれ装備が充実します。

ハイブリッド仕様車の駆動方式はFFで統一されています。

・ハイブリッドC 1,892,571円
・ハイブリッド 1,949,142円
・ハイブリッド・スマートセレクション 2,046,858円

フィット シャトルの燃費は?

ガソリンエンジン車はブレーキ時の回生エネルギーを利用した回生充電機能が優秀なことや、補機ベルトの張力を調整することによってエンジンにかかる負担を軽減させることに成功しています。

ほかにもボディ底面に空力パーツを採用することによって、このクラスのガソリンエンジン車としては優秀な燃費性能を誇ります。FF仕様車ではリッターあたり18.8km、4WD仕様車でも14.6kmを記録しています。

ハイブリッド仕様車でも、モーター走行時には電力消費を極力抑えるために、燃料ポンプや点火システムなどを停止し、モーター走行時間を長くする設定を施すなど燃費向上の施策が行われており、リッターあたり26.2kmという優秀な数値を記録しています。

フィット シャトルの新型登場!?

エントリークラスのステーションワゴンとしては性能も優秀で扱いやすく、人気モデルであったフィット シャトルですが、2015年3月に販売終了しています。

しかし同年5月に後続車、シャトルが販売されます。ホイールベースやフロントマスクのデザインに若干の変更はありますが、5ナンバーサイズのステーションワゴンであることで、実質的にはフィット シャトルのフルモデルチェンジといえるでしょう。

シャトルとして再登場

車名からフィットが外れた理由は、フィットとはまた違った価値観を提供するためとしています。フィットベースの先代モデルと違い、フロントマスクとインストゥルメントパネルにはオリジナルデザインのものが採用されています。しかしフロントフェンダーとドアパネルはフィットと共通のものとなっています。

エンジンは1.5L直噴DOHC i‐VTECエンジンを搭載、排気量は先代と変わりありません。しかし燃費性能は大幅に向上しており、FF仕様車でリッターあたり21.8km、4WD仕様車で19.4km、ハイブリッド車ではFF仕様車で34.0km、4WD仕様車で27.6kmを記録するクラストップレベルのものとなっています。

シャトルのグレード構成と新車価格

シャトルはガソリンエンジンにCVTを組み合わせたGグレードとハイブリッド車は無印、X、Zグレードに分かれています。Gグレード、ハイブリッド無印がベーシックグレードとなり、XグレードではフォグランプETC車載器が装備され、Xグレードではスポーツペダル採用など内装が豪華になっています。

・G FF仕様車 1,695,000円
・G 4WD仕様車 1,889,400円
・ハイブリッド FF仕様車 1,995,000円
・ハイブリッド 4WD仕様車 2,189,400円
・ハイブリッドX FF仕様車 2,195,000円
・ハイブリッドX 4WD仕様車 2,389,400円
・ハイブリッドZ FF仕様車 2,395,000円
・ハイブリッドZ 4WD仕様車 2,557,000円

フィット シャトルの中古車情報

中古車としても人気のモデルで平均価格は新車の半分程度、120万円程度となっており、それほど価格の高低差はありません。個体数が多いため、走行距離が少なく状態がよいものも多く出回っているので、それらを見つけることができればかなりお得な買い物ができるかもしれません。

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フィット シャトル ハイブリッドの中古車情報

一方のフィット シャトル ハイブリッドも中古市場では人気の一台となっています。燃費性能に優れているためか、ガソリンエンジン車よりも多くの個体を発見することができ、平均価格は130万円程度とガソリンエンジン車とそんなに変わりませんが、最低価格では70万円台、最高価格では180万円台と価格にばらつきがある印象です。

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フィット シャトルとフリードを比較

同じ2代目フィットをベースとしている共通点のあるフィット シャトルとフリード。しかし室内空間など相違点は多々あります。比較検証してみてみましょう。

フィット シャトルの特徴

フィット シャトルはベースであるフィットをほとんどそのまま再現し、リア部分を大きく拡張した程度の変更点となります。車体構造もほとんど同じで、操縦感覚はフィットのそれとほとんど変わらないものとなります。

このため、それまでワゴンタイプの車を運転したことのなかったユーザーでも、戸惑うことなく運転できるという強みがあります。

フリードに比べてラゲッジスペースは狭めに設定されており、あくまでもフィットに比べると大きな荷物を収納できるといった程度になっています。

フリードの特徴

対するフリードは、プラットフォームこそ2代目フィットですが、前輪以降のフロアパンは新規開発されたものを使用しています。このためホイールベースも約200mm延長されており、燃料タンクの位置も2列目シートの下あたりになり、背の高い荷物を収納するためのシートアレンジは難しくなっています。

エンジンは水冷直列4気筒1.5LのL15A型と全く共通するものを搭載していますが、ホイールベースの延長など、車体構造に若干の違いがあるため、操縦性能は少し異なってきます。

広い室内空間が自慢で、フィット シャトルが定員5人までだったのに対して、フリードは7人から8人まで乗車可能となっています。フィット シャトルにはない3列シートを選択することもできます。

ラゲッジ容量も5人乗り状態では715リッター、最大で1,257リッター確保することができます。これはフィット シャトルの2倍以上の容量になります。

まとめ

エントリークラスのステップワゴンで幅広い層に支持されているホンダ シャトル。現行モデルのシャトルも先代から引き継いだ扱いやすさ、維持のしやすさは健在です。フィットがベースで、車体が拡張されただけなので、運転もクセがなく初めて所有するワゴンタイプとしても最適の一台といえるでしょう。

また燃費や環境に対して熱心に取り組む、近年のホンダの技術も惜しみなく使われていることから、ホンダ車入門としてもおすすめできる一台です。