ホンダ スーパーカブの燃費にまつわるお話!

低燃費で有名なスーパーカブですが、実燃費はご存知でしょうか? また、走り方をちょっと変えるだけで燃費は改善されます。現在スーパーカブにお乗りの方もなんだか燃費が悪化したと感じていませんか? そんなときの対処法もご紹介しましょう。

ホンダ スーパーカブの実燃費

スーパーカブ50の実燃費:キャブは50~60km/L

スーパーカブ50のキャブレターモデルの燃費は50~60km/Lくらいとなっています。低燃費で有名なスーパーカブですが、発売当初から変わらずトップクラスの燃費の良さですね。冬場はチョークを使用することから燃費が悪化する傾向がありますが、どれだけ燃費が悪くなっても40km/Lを切ることはないでしょう。もし燃費が悪い場合は整備が必要な可能性があります。

スーパーカブ50の実燃費:PMG-FIは50~70km/L

現在新車で購入できるインジェクションモデルのPMG-FI。コンピュター制御による最適な燃料管理をしてくれるので、キャブレターモデルよりも燃費が良いことがわかります。条件が揃えばこれよりも燃費を伸ばすことも可能です。ストップアンドゴーの続くような条件下ではだいたい70km/Lくらい伸びれば良い方でしょう。一定の速度で走るような条件下ではカタログ燃費並の100km/Lも夢ではありません!

カスタムパーツの多いスーパーカブ50。ボアアップキットなど多数リリースされていますが、燃費や最高速などはどうなるのかについてピックアップしました。また、ツーリングを快適にするカスタムにも触れています。スーパーカブ50が好きな人はぜひご覧ください!

キャブとFIの燃費の違いはなぜ?

キャブレターは機械的に燃料の量をコントロールしています。かんたんに説明すると、1パターンしか燃料噴射量設定できません。対してインジェクションはコンピューターが気温や排気ガスの濃度などのデータを収集しながら適切な燃料噴射量をコントロールしています。とても芸達者な才能を持っているので、例えば長い下り坂でエンジンブレーキをかけているような状況では燃料の噴射をせず、惰性だけで走ったりもできるのです。

キャブレターはそんな状況でもガソリンを噴射せざるを得ないので、燃料が無駄だとわかっていても噴射し続けます。また、気温の高い夏と気温の低い冬では燃料の噴射量を変えないといけないこともあり、季節の変わり目に調整しなければいけないことも。このようにインジェクションはより効率のいいシステムとなっていますが、キャブレターには機械式ならではの「味」があります。それは操作感だったり、エンジン音だったり、メカメカしさも魅力です。

スーパーカブ110の実燃費は50~70km/L

スーパーカブ110もPMG-FIを採用しています。なんと燃費はスーパーカブ50とほぼ同等です。一般的には排気量の小さいエンジンの方が燃費が良いのですが、スーパーカブ50が交通の流れに乗ろうとするとフルスロットルの時間が長く、燃料をたくさん消費するような運転になりやすいといえます。逆にスーパーカブ110は排気量が大きい分、それほどスロットルを空けなくても加速するので、燃料を抑えながら走行でき、結果としてそれほど大差がないとなるのでしょう。

ホンダ スーパーカブの燃費が悪い?

スーパーカブの燃費はなぜ悪くなる?

燃費が良いと評判のスーパーカブですが、いざ測ってみるとインターネットなどの情報ほど燃費が伸びない車両もあるようです。昔はちゃんと燃費もよく走ってたのになんだかおかしいな? もうだめなのかな? 壊れるのかな? と残念な気持ちの方もおられるでしょう。なかには泣く泣く手放したり、乗り換えを考える人も……しかしちょっと待ってください! スーパーカブはとにかく丈夫なバイクです。メンテナンスをすればまだまだ乗れるはず。

エンジンオイル交換以外にも定期メンテナンをしましょう。特にスーパーカブを中古車で購入した人は念のため確認しておくことをおすすめします。

スーパーカブの燃費が悪いときはエアクリーナーを見てみよう

[ホンダ] スーパーカブ50純正エアフィルター 17211-GB4-680

¥889

販売サイトへ

エアクリーナーは空気を吸うところです。マフラーは排気ガスが出ていますが、これの入り口と考えてください。エアクリーナーにはゴミをエンジン内に侵入させないためのフィルターです。これが汚れているとうまく空気が吸えません。汚れていると加速も悪くなるので、フルスロットルを多用することになり、燃費の悪化に繋がります。

もしもエアクリーナーが汚れていたら新品に交換しましょう。すると蘇ったように加速が良くなり燃費も元に戻るはずです。エアクリーナーは少しずつ汚れるので、調子も少しずつ悪くなります。そのため知らず知らずのうちに調子が悪くなったことに気がつかない可能性あるので、まずはエアクリーナーの確認をしてください。

[iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/9zg2qNBxjS4" frameborder="0" allowfullscreen][/iframe]

エアクリーナーの確認や交換はこの動画を参考にしてください。

スーパーカブの燃費が悪いときはまずキャブレターを疑おう

汎用 キャブレター モンキー ゴリラ バギー バイク

¥3,020

販売サイトへ

この項目はキャブレター車に限定した話です。インジェクション車の方は次にお進みください。まずキャブレターにはチョークが付いていると思います。チョークとは燃料の噴射量を多くする装置です。エンジンのかかりが悪い、気温の低い冬場などに使用する装置ですが、劣化などが原因でこれが作動したままになってしまうことがあります。

そうなると当然、ガソリンは無駄に多く噴射しているので燃費が悪くなるのも納得です。この場合は、キャブレターのオーバーホールという作業になりますが、工賃などを含めると15,000円ほど費用が必要でしょう。もちろん工賃はお店によって値段は違いますが。そこでもう一つの手段としてはキャブレターそのものを新品に交換するのもありです。

というのも、キャブレター単体が安く販売されていること、交換だけなら初心者でもかんたんにできること、バイク屋さんに依頼してもオーバーホールとさほど値段も変わらないことからキャブレター交換がおすすめともいえます。

スーパーカブFIの燃費が悪いときはO2センサーを疑おう

インジェクション車では常にデータを取りながら、最適な燃料噴射量をコントロールすると前述しましたが、そのデータを取るためにセンサーを使用しています。なかでもO2センサーというものがあり、これは汚れやすく、熱にも弱いので消耗しやすいパーツです。インジェクション車にお乗りの方で、いまいち燃費が伸びない場合はこのO2センサーの劣化または故障を疑いましょう。

もしもこのセンサーが故障していると、無駄に多くのガソリンを噴射してしまいます。エンストにも繋がるので、頻繁にエンジンが止まってしまうときはここを疑いましょう。基本的にセンサーは中古品などを使わず、バイク屋さんで新品のものに交換します。

ホンダ スーパーカブの乗り方を見直そう

こんな乗り方は燃費を悪くする:アイドリングが長い

特にエンジンがキンキンに冷えている冬場などは、暖機運転をしておかないとエンジンに悪そうなイメージを持つ人も多いです。一昔前なら暖気中に缶コーヒーを飲みながらタバコを吹かして、なんて光景もたくさん見ましたが、そんなことをしていると5分くらいはアイドリングをしていることになります。止まっている状態で燃料を減らしてしまうと、燃費の悪化は明らかです。

キャブレター車ならある程度温まらないと、エンジンが止まってしまったりと不便ですが、インジェクション車に関しては冬場でも暖機運転せずに走っても良いでしょう。昔のバイクなら暖機運転は必要でしたが、最近のエンジンは精巧にできているので、暖機運転不要となっています。

また、信号待ちのアイドリングストップすることで燃費がグンとアップするので、いかにアイドリングで無駄な燃料を使用しているかが数字で確認できることでしょう。スーパーカブ50、スーパーカブ110に有効な方法です。

こんな乗り方は燃費を悪くする:無駄な加速

スーパーカブの燃費は乗り手によって実際の燃費が大きく変わることがわかります。普段ゆっくり走っている人と、アグレッシブな走行をしている人では確実に前者の方が燃費が良いでしょう。例えばすでに赤信号とわかっているのに加速して停止線まで行くのと、エンジンブレーキを使いながら行くのでは、繰り返すことで燃費の伸びが大きく変わります。おそらく燃費が10km/Lほどは差が出るでしょう。それほどスーパーカブのエンジンは燃費にシビアです。

よって、無駄な加速はしないこと、法定速度内で走ることが燃費を良くする走り方となります。特にスロットル半開~全開域は燃料噴射量がとても多いです。なるべくスロットルは開けないように走ることでカタログ燃費並の実燃費となります。

こんな乗り方は燃費を悪くする:タイヤの空気圧管理をしよう

スーパーカブの燃費が伸びないと嘆いている人あるあるの一つといっても良いでしょう。タイヤの空気圧管理を満足にせず、空気圧不足でタイヤが走行抵抗になっていませんか? せめて1ヵ月に1度は点検しておきたいところです。空気圧が低いと押し歩きするときも抵抗を感じると思います。ちょっと減ったくらいで燃費が変わるの? と疑問を感じる人もおられるはずですが、そのちょっとの抵抗が燃費に大きな影響を与えており、数字で確認できる範囲です。

わざと空気圧を下げて実験してください、とは危険なのでいえませんが、手で押して変化を感じるレベルの空気圧不足はスーパーカブにとって大きな走行抵抗であると認識しておきましょう。逆に空気圧を規定よりも多く入れると燃費が向上することもわかっています。スーパーカブで燃費を追求する人のなかでも定番の手段ですが、これも雨の日などスリップしやすくなるのでここではおすすめしませんが。

このようにタイヤ空気圧が与えるスーパーカブへの燃費の影響は大きいようです。そして空気圧は安全のためにも定期点検をしておきましょう。

ホンダスーパーカブの燃費のまとめ

近年バイクの低燃費化を各メーカー競っておりますが、半世紀以上に渡ってスーパーカブは低燃費を極めています。例え10年、20年前と古い車体でも最新モデルと変わらない低燃費です。頑丈で故障しにくいスーパーカブですが、しっかりメンテナンスを施してあげないとその性能も発揮されません。

すでにスーパーカブにお乗りの方はいつも頑張って走ってくれるスーパーカブに、ご褒美としてエアクリーナーなどの点検、整備をしてあげてください。燃費も加速も良くなってくれるはずです。DIYでも可能なくらいにシンプルな構造ですが、不安な方はバイク屋さんで見てもらいましょう。