【日産 ミストラル】欧州の雰囲気を醸し出すSUVの魅力に迫ります

日産から1994年より日本での販売スタートとなった今のクロスオーバーSUVの前身とも言えるミストラル。乗り心地と走破性の両立を求める傾向のある、ヨーロッパテイストを多く取り込むことで日本のセンスだけでは表現できなかった乗り心地や雰囲気をうまくまとめた隠れた名車の魅力に迫ります。

乗り心地と走破性!ミストラルの秘密を大解剖!

ミストラルはもともとスペインに拠点のある日産の関連会社が、ヨーロッパ向けに販売されていたテラノシリーズを日本市場向けに輸入された自動車になります。また大手自動車メーカーのフォードへはOEMとして「マベリック」の名前で流通していました。日本国名ではあまり多くの販売台数は多くなかったものの、一部のファンからは日本のSUVの中では少し雰囲気が違い、欧州の価値観が見え隠れする車として注目を集めた自動車でした。

カタログスペックについて

エンジンは直列4気筒で「2.4L」「2.7L」「3.0L」の三種類の排気量がラインアップされ、パートタイム式の4WDトランスミッションが路面にパワーを伝えます。主力の排気量でもある2.7Lのエンジンからは130馬力と4WDとしては少々非力ではあるものの、多くのシーンでその弱点を気づくことは無いほどの完成度の高さがありました。ヨーロッパでは主にマニュアル車が主流ではありましたが、日本市場向としてAT車がカタログへラインアップされました。

内外装のデザイン

今までの日本車のデザインではあまり見かけない、シートの模様や全体的に丸みを持たせたインパネ周りが印象的な運転席は今見てもあまり古さを感じさせません。

ミストラルは2ドアと4ドアの2タイプがカタログにラインアップされており、利用用途や好みによって選択することが可能な状況となっておりました。内装に関しては、やはりどこか欧州の雰囲気が見え隠れしており、日本車とは異なった独特なデザインが魅力の一つとなっております。また、4ドアタイプの3列目のシートは格納が可能で使い勝手が良い点でも現行車種に負けないほどの魅力が詰まっています。

ちょっとした豆知識

ミストラルのトランク部のドアはやはり欧州仕様となっており、向かって左側にヒンジがついているため右側に手をかけて開く構造になっています。そのため、大きな荷物などを積み込む際は運転席側に立ってドアを開く必要があるため、左側走行の日本では路上で積み込みをする際などは注意が必要になります。

当時のCMを見てみよう!

ピチカートファイブを大きく押し出し非常に印象に残るCMとなっています。今見ても全く古さを感じさせない雰囲気は素晴らしいの一言に尽きます。

[iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/WduQqb73Vsc" frameborder="0" allowfullscreen][/iframe]

Nissan Mistral ad -feat. Pizzicato five

ヨーロッパの雰囲気を出したCM。悪路走行から街乗りまで幅広く対応できる自動車であることがわかる構成となっており、何度見ても飽きないCMとなっています。

[iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/vSwObJf5RVY" frameborder="0" allowfullscreen][/iframe]

4ドア発売当時のCM

ミストラルに乗ろう

ミストラルの中古流通状況は?

日本での販売自他は実質5~6年だったこともあり、市場に流通した台数としては決して多くなかったために中古車もあまり多いとは言えないのが現状です。しかしながら、ネット検索などでは少ないながらも取り扱いしている販売店などを確認する事が出来るので、絶対に手に入らないというわけではありません。2016年現在の中古販売の価格帯としては、「50~60万円」ほどとなっており非常にお買い得な価格帯で推移しています。

ミストラルの中古検索はこちら

燃費や故障、維持費などは?

大型SUVのジャンルになりますので、特に気になるのはやはり維持費です。その維持費の中でも特に大きな影響を及ぼすのは燃費であるとお考えの方は少なくないはずです。ミストラルのユーザーが実際に計測した「実測値」として公開しているサイト中では平均燃費はなんと10km/Lオーバーを超えるとの報告を出している方も複数おり、4ドアのSUVの中では燃費が良い車種となっています。

また故障に関しては、目立ってここが弱いという指摘はないものの「エンジンの振動や音が気になる」という口コミが多く見受けられます。もちろん故障などではないかもしれませんが、いつもと違う音やその他の故障による異音などがエンジン音などで掻き消えてしまう場合もないとは言い切れません。そのため定期的な点検はもちろん、日ごろからボンネットを開けて小さな不具合などの気づける習慣をつけてみることもよいのかもしれません。

ミストラル以外の日産SUVとは?

「日産 エクストレイル」

ミストラルが日本市場に登場する前から、日本市場で販売されていた日産のSUVといえばやはり「テラノ」が挙げられると思います。テラノは日産が国内市場に向けて販売した本格的なSUVとなっており、ミストラルと比べても悪路走行などを得意としており、よりSUVを味わうことが出来る点がファンの心をつかんで離さない車です。現在では、日本市場に向けた生産は終了しており新車での購入ができない状態ではありますが、現行SUVの車種として「エクストレイル」が注目を集めており日産のSUV車種から目が離せません! 他社メーカーに関してもいわゆる「クロスオーバーSUV」と呼ばれる車種がミストラルのライバル車種にあたる傾向が強いように感じます。

日本ではなかなかお目にかかれない欧州の雰囲気が魅力

本来、日本市場向けとして発売されていなかったミストラルですが、現在ではヨーロッパ指向の強い車種やヨーロッパメーカーなども日本市場に増えてきており、販売台数も好調な状況になっています。ミストラルは発売当時はどうしても日本人の好みには完全にマッチしなかった車種ではあったかもしれませんが、現在では、車に対する意識も変わってきておりミストラルのような乗り心地と走破性のバランスを求める「クロスオーバーSUV」のような欧州スタイルは受け入れられてきています。コンセプトが非常に珍しい車種ですので、何かの機会に乗る事が出来ればその雰囲気を味わうことが出来るかもしれません。