【日産 新型セレナ】8月24日デリバリー開始!価格は232万円~319万円

8月24日から日産から「新型セレナ」が発売となりました。何かと自動運転技術としての「プロパイロット」だけが注目されているような状況ですが、ファミリー層向けには頼もしく優しい設計となっているように思います。今後、試乗記を含め取り上げていくこともあると思いますが、今回は軽く? 全体的なご紹介をしておきます。(飯嶋洋治/RJC会員)

日産 新型セレナとは?

photo by nissan

ミニバンとして人気を確固としている日産セレナが8月24日にフルモデルチェンジしました。初代のデビューは1991年。ファミリー層を中心に支持を広げてきたわけですが、今回は自動運転(運転支援)システムである「プロパイロット」が搭載されるバージョンがあるということで、一層の注目を浴びています。ただ、発表会冒頭に登壇した常務執行役員の星野朝子氏によると「プロパイロットが注目されているが、それだけではなくクルマとしての魅力のあるものとしている」とし、日産の掲げているロードマップのうち「ゼロエミッション」と並ぶ「ゼロフェータリティ(死亡事故ゼロ)」を果たすものとして自動化があり、「セレナが自動運転の第一歩である」という主旨を語っていました。

日産 新型セレナのエクステリアは?

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ミニバンとして突出してかっこいいとかファッショナブルというところはありませんが、「セレナらしさ」を引き継いだ洗練されたデザインとなっています。5代目となるセレナは当然のことながらファミリーをターゲットカスタマーとしてとらえています。興味深いのか現代の家族の範囲が「祖父母」「親戚」「友人」まで広がり、家族のハブが父から母となっているという分析です。

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日産ではそうした家族構成を踏まえて「家族のためのハッピーデザイン」を追求したそうです。象徴となっているのが、新世代の日産デザインを象徴する「Vモーション」採用のフロントグリルや、浮いているように見せることで広いキャビンを演出する「フローティングルーフ」などが挙げられています。2トーンカラーを加えると全13色のカラーバリエーションがあるというのも、家族を見据えた戦略といえるでしょう。

日産 新型セレナのインテリアは?

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まず特徴的なのが、インストルメントパネルに「グライディングウイング」を採用したこと。翼のような広がりを持たせることで、解放感を演出していますが、実用面でもAピラーやメーターデザインのスリム化で視界を広げる工夫がなされています。インテリアも5種類のコーディネーションを選ぶことができ、日産としては「お客様の望むさまざまなシーンに合わせたデザインを選べる」としています。

日産セレナのパッケージング、ユーティリティは?

ミニバンということで、パッケージングについて触れておきます。まず室内ですが長さが3,240mm、幅が1,545mmということで3列目までゆったりと座れることがポイントとなっています。特に気を配っているのが、冷遇されがち? な3列目といえるでしょう。3列目シートにもスライドを設けたことや、2列目シートをシートベルト内蔵型とすることで、3列目からの乗降性を向上させたことなどが上げられます。セカンドシートが左右にもスライドするということも、3列目を意識したものといえるでしょう。

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ユーティリティとしては、両手がふさがっているときに足を床下に差し入れるだけで開閉できる「ハンズフリーオートスライドドア」や上下段を分けることで、狭い場所での開閉性を高めた「デュアルバックドア」を採用するなど凝ったものとなっています。

日産 新型セレナの「プロパイロット」システムとは?

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日産が採用した自動運転システムは「プロパイロット」と名付けられました。これは自動運転というよりは、安全運転支援システムとでも呼んだ方が良いように思いますが、要は高速道路での安全運転をサポートするシステムです。ドライバーが設定した車速(30~100km/h)を上限に、先行する車両との車間距離をキープする制御や、車線から逸脱しないようにステアリング操作のサポートを行うこと、また、前方の車両が完全停車した場合にシステムが自動的にブレーキをかけて停車をする制御を与えられています。

今のところ主導はドライバーで、長距離ドライブのストレスを低減してくれる装置と言えるでしょう。このシステムを標準装備した特別仕様車「プロパイロットエディション」が期間限定で設定されます。価格はハイウェイスタープロパイロットエディションが2,916,000円、ハイウェイスターGプロパイロットエディションが3,187,080円、4WDのハイウェイスタープロパイロットエディションが3,176,000円となっています。

日産セレナの走行性能は?

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セレナX、およびセレナハイウェイスターでは、クラスNo1の17.2km/Lのモード燃費を達成しました。これはハイブリッドシステムやアイドリングストップ機能の恩恵といえるでしょう。その他、静粛性に関してはホイールハウスに吸音ライナーを設けることでの向上を図っています。車体剛性のアップやショックアブソーバーを容量アップしたことにより、高速走行時の安定性と乗り心地の両立を図っているそうです。この辺は試乗して確認してみたいところです。

主要諸元

※データはハイウェイスターG

寸法

全長 4770mm
全幅 1740mm
全高 1865mm
室内寸法 長 3240mm
室内寸法 幅 1545mm
室内寸法 高さ 1400mm
ホイールベース 2860mm
トレッド(前/後) 1480mm/1485mm
最低地上高 160mm

重量・定員

車両重量 1700kg
乗車定員 8名
車両総重量 2140kg

性能

最小回転半径 5.7m
燃料消費率(JC08モード) 16.6km/L

主要燃費向上対策

ハイブリッドシステム、アイドリングストップ装置、
筒内直接噴射、
可変バルブタイミング、
ミラーサイクル、
電動パワーステアリング、充電制御、
自動無段変速機(CVT)

諸装置

駆動方式 前輪駆動
ステアリングギヤ形式 ラック&ピニオン式
サスペンション (前/後) ストラット式/トーションビーム式
主ブレーキ (前/後) ベンチレーテッドディスク式/ディスク式
タイヤ (前・後) 195/65R15

エンジン & モーター主要諸元

エンジン

型式 MR20DD
種類・シリンダー数 DOHC筒内直接燃料噴射直列4気筒
シリンダー 内径 × 行程  84mm × 90.1mm
総排気量1,997cc
圧縮比 12.5
最高出力110kW(150ps) /6,000rpm
最大トルク 200Nm(20.4kgf・m)/4,400rpm
燃料供給装置 ニッサンDi
使用燃料・タンク容量  無鉛レギュラーガソリン・55L

モーター

型式 SM24
種類 交流同期発動機
最高出力  1.9kW(2.6ps)
最大トルク  48Nm(4.9kgf・m)
動力用主電池 種類 鉛酸電池

変 速 比・最 終 減 速 比

トランスミッション エクストロニックCVT(無段変速機)
エンジン MR20DD
変速比 前進 2.631~0.378
後退 1.960
最終減速比 5.097

まとめ

気になる価格ですが、2WDでは最廉価グレードが「B」で2,316,600円からとなります。ハイブリッドエンジンを選ぶとなると最廉価グレードが「X」で2,489,400円となります。現実的に「日用品」としてクルマを考えるとミニバンというのは、非常に賢い選択といえるでしょう。それは販売台数を見てもはっきりわかること。家族のいるお父さんあるいはお母さんが、お子さん、友人、おじいちゃん、おばあちゃんを載せて走るとき、セレナが一番頼もしく思えるシーンとなるのでしょう。