後悔しない中古オープンカー選び!オープンカーを中古で購入する際の注意点

「一度はオープンカーを所有したい。でも新車は手が届かないな…」と言うそこの皆さん! 確かに新車は高額ですが、現在はオープンカーも「中古」で購入できる時代となりました。そこで本日、後悔しない中古のオープンカーを選ぶ際の注意点を紹介していきます。皆さんにとって少しでも参考になれば幸いです。

オープンカーの車種を決めましょう

(1)どのオープンカーにするか決めましょう

オープンカーは現在、国産・外車ともに販売を行っております。国産であれば例えば「ロードスター」「コペン」「MR-S」外車であれば「Z4」「TTロードスター」「SLKクラス」など幅広く揃っています。それぞれ違った個性を持っていますし価格帯も大きく異なります。まずは情報を集め、自分が求める性能や好きなデザインの車を見つけてみましょう。

(2)オープンカーを購入する上でいくつかの覚悟を決める

「オープンカーはかっこいいな…すぐにでも購入したい」と思っていただけるのは非常にすばらしいことです。ですが、何度もオープンカーを乗り継いできた方であれば特に問題はありませんが初めてオープンカーに乗られるのであれば、いくつかの覚悟を決めておくようにしましょう。

1つ目の覚悟は「幌」の問題です。
車種によって幌は「ビニール」「クロス」素材、または電動による「ハードトップ」になります。ビニール・クロス幌は軽さ・見た目の良さ・手軽に開閉できるメリットがあるものの静寂性は他の車より劣りますし防犯と言う面では非常に弱い立ち居地になります。中には心無い人にいたずらされる可能性もあります。もし幌の交換になりますと最低でも10万円以上は掛かることをよく覚えておきましょう。もちろんハードトップも電装系が壊れてしまうと開閉ができなくなります。その交換にもお金が掛かりますよ! 

2つめの覚悟は利便性がないことです。
今の時代「軽自動車」が幅を利かせる時代になりました。それはなぜでしょうか? 私見ですが「人を乗せられる」「必要最低限のパワーがある」「収納スペースがある」など、利便性の高さが評価を得ているからだと思われます。しかしオープンカーは運転手含めて「2人」だけ、収納スペースは車種によって絶望的になります。その分、オープンにしたときの開放性とパワーのある走りで私達を楽しませてくれます。そのため購入してから「便利じゃないな…」と思わないようにしましょう。

最低限でも上記で紹介した2つの覚悟だけはしておくようにしましょう。

オープンカーの中古車情報を収集しましょう

(1)同じ車種の中古オープンカーでなぜ低価格?なぜ高価格?

インターネット上でオープンカーの中古車価格を調べていると、疑問が出てくると思います。それは「低価格」「高価格」両極端に分かれていることです。ではなぜこのように分かれているのでしょうか? 

低価格帯では主に2つの理由で低価格になっています。

1つ目は「年数・距離数」によるものです。
車に限らず新しいものは発売当時は高額なものです。しかし年数が経過すると再び新商品が出てきますので徐々に価値がなくなり最終的に0に近い価格にまで落ちることもあります。車でも同じく、年数が経過すればするほど価格が下がっていきます。基準は「5年」「10年」と言われています。距離数も同様で「5万km」「10万km」で価格帯が異なってくるのです。

2つ目は「車へのダメージ」です。
有名なところで言えば「修復歴」です。事故をして「修復歴」となる箇所まで損傷が進んだ車種は値段が大幅に下がります。そのほかに「外装のダメージ」「内装のダメージ」「各パーツのダメージ」などで値段は下がり、例え年式が新しくても価格帯は下がる傾向にあります。

反対に高価格帯は「年式が新しく綺麗な状態を保っている」「ほとんど走っていない車」「限定車種」「有名メーカーのパーツが組み込まれている」などと言ったように値段が高い理由があります。

(2)店舗形態を確認する

価格帯も調べ、中古車の状態などを写真で確認を済ませたそこの皆さん! 写真を確認している中古車屋をよく見てみましょう。「○○モーター」「関東△△店(ディーラー)」などのように書かれていないでしょうか? ここが最後に確認することです!

現在、店舗形態では「ディーラー」「中古車専門店」「地域密着型店舗」に別れます。それぞれ長所・短所がありますのでそれぞれ紹介していきます。

1つ目はディーラーからです。
ディーラーと言うのは「ネッツトヨタ」「ホンダカーズ」「日産プリンス」などの新車も販売するディーラーで直接自分達の車を中古車として販売、または下取りした他メーカーの車を販売していることを指します。メリットとして「デモカーアップ・未使用車を見つけられる」「メーカーとしての信頼性が高い」「保証が手厚い」「修理を最寄のディーラーで受けられる」デメリットとして「価格が高め」になります。

2つ目は中古車専門店です。
これは「ビックモーター」「ネクスステージ」と言った店舗を指しますね。こちらのメリットは「中古車の数が豊富」「特典が豊富(例えばナビサービス・商品券など)」デメリットは「ディーラーなみの保証は難しい」「店舗によって対応がまばら」「専門店ならではの特殊なルール(諸経費が異様に高い・オプションを勝手に付けられているなど)がある」になります。

3つ目は地域密着型店舗になります。
これはいわゆる街の車屋さんと言う立ち居地になります。メリットは「こちらの融通をきいてくれる」「信頼関係を築けばアフターフォローが安心」「故障があってもすぐに通える」デメリットは「中古車が少ない」「入りにくい雰囲気」「整備はマニュアルではなく自分の主観で行っている」と言うデメリットがあります。

上記を踏まえて考えますと、もし初めてオープンカーを中古で購入するのであればディーラーで購入する方が安心して乗れるかと思います。

オープンカーの中古車を見に行く前に

(1)目当ての車の見積もりをお願いする

「目当ての車も決めたし早速見に行くぞ!」と言う気持ちも分かりますが、まずは慌てず目当ての車の「見積もり」をお願いするようにしましょう。と言うのも車両金額以外の諸経費がどれぐらいかかるのかを確認するためです。

もし見積もりを確認せず、先ほどの状態で中古車店に足を運ぶと「その車が欲しい!」と言う興奮状態に陥り金額を提示されても「おかしい…」と感じずに購入する可能性があります。店舗形態のところでも触れましたが店舗によっては営業マンが少しでも利益を確保しようと「諸経費」を増したり必要のない「オプション」を付属してきます。事前に見積もりをとっていれば冷静な状態で価格を確認でき、もし疑問に思った箇所があれば実際に見に行ったときに、商談の席で営業マンに質問すれば良いのです。

まずは頭を冷やして目当ての車の見積もりをお願いするようにしましょう。

(2)見に行く前に電話で予約をしましょう

いくらオープンカーの中古車を見に行くと言っても、何も連絡せずに突然訪れるのはご法度です。理由として「車が奥に入っていて動かせない状態」「他の方の予約が入っている」「基本的な整備が終わっていない」と言った可能性が考えられるからです。

もし見に行く日が決まったのであれば必ず店舗へ電話をしましょう。その際、先ほどの項目で紹介した「見積もり」のところに掲載されている「営業マン」にできるかぎりかけましょう。その方がもしかしたら、オープンカーの担当営業マンかもしれませんので、詳しい情報を仕入れることができます。もし訪問する日に担当営業マンが不在であれば、引継ぎで違う営業マンが担当者より内情を確認していますので安心して車を見にいけます。

見に行きたい! と言う気持ちはよく分かりますが、訪問する前に必ず電話で訪問予約をしましょう。

オープンカーの中古車を実際に見るときに確認すること3選

(1)修復歴の確認と「修理箇所」の確認

どの中古車でも確認するのが「修復歴」です。「修復歴あり」と言うのは「自動車公正取引協議会」が定めた9箇所の部品を交換、または修復した車を修復歴ありとします。その9箇所は下記のようになります。

・ルーフパネル
・トランクフロアパネル
・ピラー
・ルームフロアパネル
・フロントクロスメンバー
・ラジエーターコアサポート
・フロントインサイドパネル
・フレーム
・ダッシュパネル

しかし修復歴より厄介なのが「修復歴にならない修理」です。先ほど説明したように紹介した9箇所が交換・修復されていなければ「修復歴なし」として販売できます。例えば正面から車をぶつけた車があるとします。しかしこの車は、正面からぶつけても自動車公正取引協議会で定めた9箇所の交換・修復を必要としない修理ですんでしまいました。そうなると「修復歴なし」で販売しても別段問題はありません。

特にオープンカーの場合、修復歴ありは幌が閉まらない、走行性能が著しく落ちると言った事態がありますので除外は当然です。そして修復歴にならない修理ですんだ車もパスしないと楽しみが激減します。少しでも「おかしいな…」と思いましたら修復歴なしでも事故があったかどうか確認しましょう。

(2)外装の状態を確認する

全体をざっと見て修復暦の確認もすませましたら、いよいよ細かく外装を見ていきます。外装を確認するポイントを簡単にですが紹介していきます。

・キズや凹みの確認
多少のキズは中古車では仕方ないことですが、中にはインターネット上では見つけられなかった大きなキズ・凹みがあります。隈なくチェックしてみましょう。

・ミラーの確認
フロント・サイド・リアなど全てのミラーを確認します。ヒビが入っていないか? 変色していないか? 今は小さいヒビでも育つ可能性がありますので確認は必須です。

・ボディ間の隙間
均一では無い場合、交換・修復した可能性があります。もし不安であれば営業マンに確認しましょう。

・ボディー下部を確認
雪道を走っていた車ですと凍結防止の薬剤を受けている可能性があり、サビが広範囲に広がっています。多少のサビは仕方ないですが、広範囲でしたら違う物件を探しましょう

・タイヤ、ホイール確認
中古車はタイヤ・ホイールもそのままの状態で来ることが多いです。そのため「ひび割れ」「リムキズ」「パンク」と言った状態になっていることもあります。

・幌の状態
オープンカーで一番重要な箇所です! 糸の解れや幌が破れていないか? 経年劣化で変色していないか? 何度も開閉して問題なく開閉できるか? 雨漏りした後はないか? ハードトップの開閉に問題ないか? と言った部分を確認しましょう。交換となると数十万円は覚悟しなければいけません!

以上のように外装の確認を最低限行いましょう。

(3)内装・エンジンの確認

続いて内装・エンジンの確認です。内装は下記の箇所を中心に確認しましょう。

・電装系の確認
オーディオ・カーナビが作動するか? スイッチ系統は問題ないか? エアコン・暖房・シートヒーターは問題ないか? ウィンカー・ライトは点灯しているか?

・窓ゴムの確認
窓ゴムが劣化しているといくら幌が綺麗でも隙間から雨が侵入してきます。状態が悪いとひび割れや劣化が進んでいます。オープンカーに乗るのであれば必ず確認しましょう。

・内装を確認する
座席で不快な臭いはしないか? ペットを乗せていたか? タバコの灰皿にあとが残っているか? シートの状態は良いか? ハンドル・シフトレバーに違和感を感じないか?

・エンジンを確認する
オイルが飛び散っている箇所はないか? オイルの交換履歴が残っているか? 空ぶかしした際にチェーン鳴きや異音はないか? 黒煙・白煙は出ていないか? 「P」から「D」にした際にショックはこないか? 

・ブレーキを確認する
ブレーキパットの厚みは何cmか? ブレーキオイルは交換されているか? 

・運転席、助手席「下部」を確認
一部のオープンカーでは「水抜き穴」にゴミが詰まり、逆流するケースがあります。特に運転席・助手席そしてトランク内にも侵入することがあります。そのため座席の下部、トランク内が湿っていないか、またはカビが発生していないか確認しましょう。

以上のように内装・エンジンでも多数の確認箇所があります。多少面倒はありますが、必ず行いましょうね! 

古いオープンカーを購入する際の注意点

1つ目の注意点がパーツの問題です。
年式の新しいオープンカーですと、市場にパーツが出回っているため修理の際に費用がかかるだけで特に問題は発生しません。しかし古いオープンカーになると、徐々にメーカー自体がパーツの「生産終了」を発表するようになります。古いスポーツカーを購入するとパーツが無くなる可能性も考慮しておくようにしましょう。または中古部品やリビルド品も考慮しておくようにしましょう。

2つ目の注意点は個体によっては故障が多発することです。2000年代後半~現在のオープンカーであれば無茶な乗り方をしていないものであれば問題ないと思いますが、1990年代~2000年代なかばですと、ところどころで悲鳴をあげてきます。そうなると修理費用や部品代金が発生するのです。

とは言え、古いオープンカーを乗っている方の多くは「修理することが楽しい」「昔のオープンカーのほうがカスタムしやすい」「昔のオープンカーにしかない味があるから故障にかかる費用は気にならない」と言った意見もあります。上記の注意点も楽しめるのであれば古いオープンカーも悪くはありませんね!

最後に

以上がオープンカーの中古車を選ぶ際に覚えておきたいこととなります。中古車は新車と比べて安く購入することができますが、注意点を確認しないと「失敗した…」と言う残念な結果になります。皆さんも上記の事柄を確認してより良いオープンカーの中古車を選ぶようにしましょう。