【日産 オースター】日産の歴史に名を刻む懐かしの名車とは?

1977年より製造販売がスタートした日産 オースター。当初スポーツ指向だった販売路線から、様々な方面へと活躍の場を広げてゆく歴史と人気を誇る自動車で、日産を語るうえでも欠かせない一台となっています。

オースターの販売の歴史を遡る

1977年、日産より「バイオレットオースター」という名前でデビューしたスポーツ指向の強い自動車がオースターの始まりです。当初は4ドアセダン・3ドアハッチバック・5ドアバンタイプ3種類がラインナップされていました。翌年のマイナーチェンジにより、名前を「オースター」としエンジン形式も変更されました。その後1981年のフルモデルチェンジにより名前は「オースターJX」へ変更。カタログ値としては、駆動方式もFF車となり排気量も1.6Lと1.8Lの新開発エンジンが搭載され大幅な変更がなされました。1985年最後のフルモデルチェンジにより3代目となったオースターはプラットフォームを当時絶大な人気と注目を浴びたブルーバードと共用していました。トランスミッションも現行の車種でも見られる4速ATと5速MTのラインナップとなり現代の自動車のスタイルへと変化しました。英国日産自動車でも「ブルーバード」として販売され好調な売れ行きを記録し、1990年後継車種のプリメーラに受け継ぐ形で製造販売を終了しました。

車名の由来とは

1977年の販売当時与えられていた「バイオレットオースター」のバイオレットはスミレ、オースターは南の風という意味を持ちます。販売当時に流れていたCMなどを見返してみると、キャッチコピーとして「南の風、晴れ。オースター」というフレーズが使われておりました。

当時の注目を集めた技術

出典:http://www.carsensor.net/contents/editor/category_849/_26371.html

オースターの3代目の最上位クラスの1.8Xtt TWINCAM TURBOには「スーパーソニックサスペンション」と呼ばれる超音波ソナーを利用して路面の凹凸状況を把握し最適なショック減衰力を調整するサスペンションがオプションとして採用されています。当時の注目度も高く、日産 レパードなどにも採用された技術になっています。

オースターを語るうえで欠かせない姉妹車の存在

「スタンザ」

1970年代と言えば日本は高度経済成長を遂げて、世界的にも大きな経済大国になってゆく階段を登っている時でした。日産も同じくバブルの波になる形で様々な車種が発表されていましたが、その中で登場したオースターではありますが、姉妹車がやはり存在しています。例えば、オースターに比べ内装を少々豪華にデザインされている小さな高級車というキャッチコピーで登場した「スタンザ」やサニーとブルーバードの中間の車種として登場した「バイオレット」などを挙げることができます。バイオレットはそののち1990年のパルサーのフルモデルチェンジの際に当時姉妹車として位置づけられていたラングレーと共にパルサーへと統一されてゆきました。

当時の貴重なCMをご紹介

今ではなかなか見ることが出来ないような、斬新な構成のCMでオースターは紹介されいました。1種類の自動車だけでこのようなバリエーションに富んだCMを作れたのもやはりバブル期に突入した日本の象徴している一つなのかもしれません。

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「南の風、晴れ。オースター」というキャッチコピーでスタートしたオースターの当時のCMです。初期の頃の赤くスポーツ指向であることが見て取れます。

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3代目発売当時のCM。「時を震わす、ロマンシング・オースター」のキャッチコピーで販売。1990年の製造終了後、プリメーラに引き継がれるてゆきます。

現在でも中古車は購入できるのか?

2016年現在、中古車販売市場においてはオースターは燃費や排ガス規制などの環境に関した規則の関連もあってか非常に希少な車種となっており、通常の中古車販売支援サイトでは検索は困難な状態になっています。もし中古で購入を希望される場合は粘り強く販売されることを待つか、個人間での取引などに目を向ける必要がありそうです。

「オースター」中古車検索はこちら

オースターの後継車とは?

出典:http://www.carsensor.net/usedcar/bNI/s074/nenpi/

日産としては、オースターの正式な後継車種として挙げてる自動車ありませんが、1990年の生産終了時点で、同時期に販売がスタートした「プリメーラ」が後継車種にあたる状態となっています。プリメーラは、日産の中でも特に販売台数が多くヒットした自動車とも言える車種で、1990年の販売スタートから2005年の国内販売終了まで実に様々なラインナップが登場し、数々のモータースポーツにも使われた日産が誇る名車の一つとなってゆきました。現在プリメーラは新車での販売は終了しておりますが、当時の販売台数は非常に多いため、中古車で簡単に入手できるようになっております。

プリメーラの中古車情報

多くのファンを魅了しつつ名を刻んだ名車

その時の人気度合いや流行りなどを受け、少しづつ進化し続けた「日産 オースター」を今ではなかなか街中で見かけることは無くなってきてしまっているのは非常に残念ではあります。自動車ブームの世代の中ではオースターを愛車として利用していた人もいるのではないでしょうか。内装や外装などは今と比べるとどうしても古さが目立つ車種とはなってしまいましたが、オースターが日産に与えた影響は大きく、その後の歴史を重ねるうえで大きな役割を果たしたと言える名車だったのかもしれません。惜しまれつつも、生産終了してしまったオースターを見かける事があれば少しの間当時の雰囲気に浸って回想してみることも良いのではないでしょうか。