ホンダが満を持して販売したシャトルは久々に楽しい車!

ホンダ・シャトルは2015年5月に販売され、今ではホンダでも人気車種となっています。そんなシャトルの良いところも悪いところもどーんと紹介していきます。

シャトルとはどんなクルマ?

出典:http://www.honda.co.jp/SHUTTLE/webcatalog/styling/design/

ホンダシャトル。シャトルは、2015年5月15日に本田技研工業(以下、ホンダ)が満を持して開発・販売を開始した、コンパクトステーションワゴン。一見コンパクトミニバンにも見えなくもないこの「シャトル」は、非常に完成度が高いと評判と評価良いクルマです。この「シャトル」、以前は「フィットシャトル」というクルマでした。ホンダで最も売れている小型自動車「フィット」を伸ばしたともいえるフィットシャトルを、フィットから独立させ、「シャトル」と「フィットシャトル」はそもそも大きく違う物という意気込みで作られたクルマなのです。

フィットシャトルと大きくみて同じ所は、5ナンバーサイズの5人乗りコンパクトミニバンということ。しかし、物作りの考え方からしてこのシャトルはこれまでのクルマとは決定的に違う点がいくつもあるのです。そんな不思議と斬新さに満ちあふれた「シャトル」を様々な角度からご紹介していきます。

フィットシャトル・シビックシャトルとの違い・特徴はなに?

先ほど「フィットシャトル」というクルマから生まれ変わったのが「シャトル」ということをお伝えしました。しかし、その「フィットシャトル」にもはるか昔に先輩がいたのです。それこそがコンパクトステーションワゴンの原点ともいえる「シビックシャトル」というクルマです。このシビックシャトルは1980年代に製造・販売され、5人乗りステーションワゴンでハッチバック機構を搭載し、荷室も居住性も兼ねそろえるというかつてない大胆なクルマで、登場して以来、非常に注目を集めたクルマでした。そんな先代「フィットシャトル」と、礎となった「シビックシャトル」の特徴や、「シャトル」との違いなどをご紹介します。

シャトルの元となった、先代フィットシャトル

出典:http://www.honda.co.jp/auto-archive/fitshuttle/2015/webcatalog/styling/

2011年6月から2015年3月までの3年半の間、製造・販売されていたクルマです。その名のとおり、フィットの派生車種で、フィットをステーションワゴン化したモデル。当時は「フィットを伸ばしたクルマ」と揶揄されていました。そんな「フィットシャトル」と「シャトル」の違いはどのようなところにあるのでしょうか。エキステリアやインテリアなどを比較してみましょう。

サイズ

まずそれぞれのサイズはこのようになっています。

車長×幅×高さ
シャトル: 4,400×1,695×1,545(mm)
フィットシャトル: 4,410×1,695×1,540(mm)

このように、車長は1cmほど、高さは5mm小さくなっています。ここまでの違いだと、本当に微々たる差となっています。

エクステリア

もっとも特徴的なのは、フロントフェイスです。フィットシャトルは、フィットの面影そのままといっても過言ではないくらいの、フィット感が出ていましたが、シャトルは、元がフィットシャトルだとはみじんも感じないくらい変わっています。そしてドアノブに関しても、フィットシャトルはフラップタイプとなっています。これは、幅を考えたときに、ハンドルのでっぱりの分、サイズを抑えることができます。その反面、グリップタイプはドアからドアノブが出っ張ってしまうのですが、見た目やデザインという観点からみると、こちらの方が優れています。

また、シャトルにあってフィットシャトルにないものとして、ドアノブを軽く触れることで鍵が開くというシステムです。これは最近のホンダが販売するハイブリッド車には搭載されている機構で、軽くドアノブをグリップするだけで鍵が開きます。グリップタイプだからこそなせることですね。

インテリア

シートに関しては、フィットを踏襲していることが多く見えます。大きな違いといえば、シートの一部にツイード地の記事を使っていて、非常に手触りがよくなっているということです。欠点としては、フィットシャトルもシャトルも同じく、ヘッドレストが真ん中に行くにしたがって盛り上がっているということです。ふくらみがあることで頭を置いたときに安定はしますが、長時間置くことには適していません。このヘッドレストも現在のホンダ車では共通の部品となっています。

ちなみに、この「フィットシャトル」が登場したあと、トヨタ自動車(以下、トヨタ)から、「プリウスα」が登場したことを考えると、フィットシャトルの存在価値というのはかなり大きな物になるといえそうです。フィットシャトルは「フィットを伸ばした感じ」に対して、プリウスαは「プリウスを伸ばしたもの」といったような評判でした。どちらもベースとなっているクルマをそのまま利用していることから、この様な評判になっています。シャトルはエクステリア、特にフロントフェイスを変更しその面影をなくしましたが、プリウスαは今でもプリウスの面影を色濃く残しています。

シャトルの名を初めてまとった、シビックシャトル

シャトルという冠を初めてつけたのがこの「シビックシャトル」ということをご存知の方は多いのではないでしょうか。このシビックシャトル。1983年に登場し、そのとき人気車種だった「シビック」(今でもシビックは根強い人気を誇っています)を、まさに「伸ばした」ともいえるデザインが世間を驚かせました。しかし、この「シビックシャトル」は、現代においてホンダのステーションワゴンやミニバンの礎になっているのです。

サイズ

では、このシビックシャトルと、シャトルのサイズを比較してみましょう。
それぞれのサイズはこのようになっています。

車長×幅×高さ
シャトル:4,400×1,695×1,545(mm)
シビックシャトル:3,990×1,645×1,490(mm)

このように、シビックシャトルに比べて2回りほど大きくなっています。しかし、ホンダの低床技術や、デザインによって、さほど大きく感じないようなクルマに仕上がっています。

エクステリア

シビックシャトルとシャトルのエクステリアの違いは、角か丸かです。シビックシャトルが発売された80年代の車は、角ばっているのが当然という世界でした。シビックシャトルも例外なく角ばっていますが、現在は丸みを帯びているクルマが非常に多くあります。シャトルは現代の流れに乗って、丸みを帯びています。見た目からして相当の違いがあります。

インテリア

シビックシャトルのインテリアは非常にシンプル。そして、インテリア(インパネやエアコン回りやオーディオ)もエクステリア同様角ばってます。特にシルバーメッキなどを使っていないため、黒一色のカバーでまとまっています。対してシャトルは、丸型や流線型のインテリアが目立ちます。そして、シルバーメッキや木目調のパネルなどを使ったことによって、非常にメリハリのあるインテリアになっています。

ちなみに、シビックシャトルは、当時存在していた、他社の同クラスライバル車と比べ、5ドアハッチバック車より全高約10cmほど高く、ワゴン車より全長が約20cmほども短いそのボディスタイルとなっていました。この大きさはかなり独特で、物珍しさがありました。この後、各社からこぞって発売される「ショートワゴン」や「セミトールワゴン」といったクルマの先駆け的な存在となったのです。

シャトルのエクステリアはどんなところがポイント?

スタイリング:ぱっと見カッコイイと思える形

Photo by 筆者

コンパクトステーションワゴンというだけあって、ステーションワゴンとは思えないほどまとまっサイズになっています。なんといっても、ドルフィンアンテナを入れても、立体駐車場に入れるサイズ感はさすがです。

しかしその反面、丸みを帯びているせいか、ずんぐりむっくりしている感は否めません。そんなスタイリングをカバーしているのが、左右それぞれ前方から掘るようにデザインされている、流線型のデザインがボディをシャープに見せてくれます。

先代のフィットシャトルと比べると、見映えもかなり良くなったとの評判が高いです。先代フィットシャトルが登場したとき、「これでリゾートに乗りつけてほしい」 とホンダの関係者が言っていていたそうですが、「なかなかリゾートに乗りつけるデザインではない」との声が多かったそうです。しかし、今回のシャトルは、非常に端整な顔つきと丸みを感じさせないスマートなボディにより、格段に洗練されたクルマとなっています。

また、フェンダーやドアがフィットと共通のものとなっているので、先ほど紹介した流線型のデザインやリアにある、ダミーエアダクトなどはほぼ同じものが取りついています。しかし、フィットやフィットシャトルに荷室だけを広くして付け足したというようなクルマではありません。特にフロントマスクは、シャトルプロジェクトチームが目指していた「一目でシャトルとわかる顔」がしっかりと作りこまれています。

この「顔」については後程ご紹介していきます。こういった要素もあり、パッと見では5ナンバーではなく3ナンバーにも見える迫力があります。

ヘッドライト周り:スモールビームのみが灯いているときが秀逸

ヘッドライトも同じことがいえるのかもしれません。スモールビームとロービームの境には、シュッと延びたシルバーメッキが見事な境を演出してくれます。シャトルユーザーは、スモールビームが光っている顔がとにかくかっこよくて好きという方が多いです。 この「顔」は、先ほど紹介しましたが、プロジェクトチームもかなり重要視していたようで、力の入れ方が伝わってきます。ライトもそうですが、ウインカーもこれまでのホンダから一歩踏み込んだものとなっています。

インテリアはどんなところがポイント?

Photo by 筆者

インパネ:とにかくメーター周りがカッコイイ

フィットが元になっているというだけあって、フィットハイブリッドとメーターがほぼ同じです。しかし、インフォメーションディスプレイがメーターの真ん中ではなく右に移動したことで、非常にメーター周りがすっきりとした印象です。このインフォメーションディスプレイは、走行可能距離や燃費だけにとどまらず、エンジン・モーターの駆動状況や車の重心の位置など、多岐にわたる情報を示してくれます。

メーターはアナログとなっており、タコメーターはありません。後ほどご紹介しますが、Sモードにするとタコメーターが現れます。また、EV走行をしていない時は、マルチインフォメーションディスプレイの表示を切り替えれば、タコメーターが動きます。EV走行時はエンジンが動いていないので、タコメーターを表示させても動きません。

スピードメーターの周りはLEDがあり、青か緑に光ります。青の時はエンジンがメインの駆動の場合で、緑の時はエコ運転を行っている状態を表します。ハイブリッド車である以上、緑のエコ運転を心がけたいものです。

内装:決して豪華ではないが、不足感がないちょうど良いクルマ

内装については、良い感想が多いというのもこのクルマのとくちょうでもあります。基本的にはフィットと似ているということは否定できませんが、フィットとは別物のダッシュボードは、ステッチ入りのソフトパッドが使われていて、そのクオリティはなかなかのものです。最上級の「HYBRID Z」には標準で、それ以外の「HYBRID X]とガソリン仕様の「G」にはオプションで、木目調のパネルが使われています。この木目調パネルは、単にフィルムを張ったのではなく、しっかり表面に凸凹があり、木目を再現しています。

また、広さについてもかなりのものです。後席にもリクライニングがつき、どこに座っても快適に過ごすことができるようになっています。また、大きめの男性(身長180cmくらい)が後席に座っても、頭上にはこぶしひとつ分くらいの余裕があるのです。低床化を徹底的に行っているホンダだからこそできるスペースとなっています。

ステーションワゴンはラゲッジスペースが広いというのが特徴でもあります。シャトルのラゲッジスペースはどうでしょうか。 ラゲッジ開口部のリアドアを開けると、その大きさに驚く方が多いです。横に広いだけではなく、地上からの高さに驚きます。非常に低いところに床があるのです。その高さ、なんと地上から54cm。この高さであれば、荷物は楽に積み下ろしができます。そして開口幅は、110cmとかなりの広さ。

ラゲッジスペース最後部には、ちょっとしたものが入るアンダーボックスも配置されています。このラゲッジスペースは、先代フィットシャトルと比べると、53リットル増の570リットルという大容量。そしてこのシャトルのラゲッジ最大の特徴が、後列を倒すと、フルフラットな空間が生まれるということです。180cmの男性が靴を脱いで寝てもドアが閉まるという巨大な空間です。これならいざという時やアウトドアの車中泊などもできますね。そして、サイドパネル部分までカーペットが敷かれていることで、荷物などで傷がつくことを防止しています。

また、リアシートの背もたれの裏につけられている「マルチユースバスケット」が大変便利と好評です。この、マルチユースバスケットは、後席背もたれに折りたたまれていて、手前に引き出して組み立てることで”小物入れ”のような小さな棚が出てきます。ここには、帽子や花のような、つぶれては困るものを置くためのスペースです。これがかなり重宝します。帽子や花以外でも、パンや書類などのつぶれては大変困ってしまうものも置けると好評です。

こういったくつろぎや便利さなどをうまく引出し、ものにしていくというのは流石としか言いようがありません。

試乗インプレッション:購入後3か月で3,500km走ってみてわかったこと

さて、実際に乗ってみてわかることが多々あります。購入後3か月で3,500km走りました。そこから分かったことは、
◆非常に燃費が良い
◆足回りが柔らかい
◆静粛性に優れている
◆収納がすごい!
◆Sモードの加速がすごい!
ということです。それぞれご紹介していきます。

燃費は運転次第ではかなり伸びる!

シャトルはハイブリッド仕様がメインとなっているだけあって、燃費もかなりのものです。普通車1,500ccではトップクラスです。詳細は、この後「気になる燃費は?」で詳しくご紹介します。

自動で調整してくれる”足回り”

燃費についてはこの後ご紹介していきます。足回りですが、先代のフィットシャトルや現行のフィットに比べるとかなり柔らかいです。その理由が「振幅感応型ダンパー」といわれるものです。この「振幅感応型ダンパー」は、その名のとおり、揺れを感知するとダンパーを動かすというものです。通常のステアリングは「跳ねる」という動きしかありませんが、この振幅感応型ダンパーは、揺れの幅を計算して適度にステアリングを動かすという画期的なものなのです。これのおかげで、凸凹道や段差など、通常では車が跳ねてしまうところでも、格段の違いを感じずに走ることができます。特に段差を超える際、ステアリングが固いと飛んでしまい、柔らかいとゆるく跳ねてしまったりと、好みが分かれるものです。ステアリングが気に入らず交換する人も多いですが、この振幅感応型ダンパーは、そのそれぞれのステアリングのいいとこをしっかり取っているのです。適度な揺れと衝撃吸収が快適な車ライフを演出してくれます。

ガソリン車から乗り換えると驚くほど静かな”静粛性”

そして、静粛性。これに関してはいうことがないくらい静かです。とはいってもこのクラスの車での話です。同クラスで比較対象となる、トヨタカローラフィールダーと比べると、その静粛性能には驚きます。吸音タイプのアンダーカバーや、ボディやテールゲート内部への制振材の配置など、様々なところに振動を吸収する工夫がなされています。こういった工夫以上に、ボディ剛性の向上が一役買っているのではないでしょうか。

特に開口部の大きな車体後部については、相当力が入っているとのことです。スタートボタンを押して走り始めたときの静かさは感動ものです。特にガソリン車から乗り換えるという方ならなおさらかもしれません。1速はEV運転を行い、2速からエンジンが動きます。しかし、あまりの静かさにエンジンが動いているのかどうかも分からない、という状態になる方も少なくありません。

驚くほどいろいろある”収納”

Photo by 筆者

収納に関しては先ほどインテリアでお伝えしましたが、ラゲッジスペースがフルフラットになるというのはかなりのインパクトです。フルフラットにする方法も簡単で、後部座席についているレバーを引いてポンと押すだけ。軽い力で倒れます。そのため女性でも簡単にフルフラットの状態を作ることができます。そして、ラゲッジスペース底面が低いので、重い荷物も楽々です。「G」と「HYBRID X」にはありませんが、「HYBRID Z」には、カーペット地ではなく、汚れも気にならないように強化プラスチックでできています。汚れはさっと拭き取ればOKということで、すごぶる便利です。

また、ミッションの前側が空洞になっています。ここにはシガーソケットがあり、グレードによっては、USBが設置されています。ここでスマートフォンなどを充電することもできます。

これぞHONDA! という走りができる”Sモード”

Sモードとは、スポーツモードの略で、ホンダの得意分野の一つです。ハイブリッド車だから加速はどうなのかという疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。このシャトルは、他のホンダ車同様にSモードが搭載されています。このSモード、ミッションの下にあり、Sモードのスイッチを押すと、画面の右側のマルチインフォメーションディスプレイの画面が自動的にタコメーターに変わります。 このSモードを使い、アクセルを踏み込むと、ホンダ車独特の加速とエンジン音を楽しむことができます。

このSモード、非常にスポーティな走りを演出してくれます。Sモードは、積極的にエンジンを活用して スポーティーな走りをするための機能です。とくに、E-CON(エコモード)のあとに、Sモードにするとその違いに驚くほどです。E-CONをONにして走っているときは、燃費を気にしてエコな運転を心がけます。 しかし、Sモードでは知ると、グンと体が後ろにもっていかれる感覚に加速も上々です。しかし、あくまでもエンジンとモーターを併用するハイブリッド車。これまで販売されていたホンダのスポーツカーのような加速は得られません。

このSモードは特に高速道路で真価を発揮します。高速道路の入り口や合流など、ある程度の加速が欲しいときにE-CONをONにしていると、正直加速が伸びずに苦労します。そんなときに、SモードをONにして踏み込めば100km/hまで、約8秒で到達します。その後はEV運転に切り替わったらあとはエコな運転を。ちなみに、Sモードでずっと走っていると、エンジンしか動いていませんので、ガソリン車並みの燃費になります。しかもある程度の出力が求められるので、10.0km/hくらいとなってしまいます。

こうしたことから、”一時的に使う”という感覚でいた方がいいかもしれません。街中では信号スタートや坂道などで活躍しそうなSモードですが、高速道路よりは出番が少なそうです。

気になる燃費は?

Photo by 筆者

さて、ハイブリッド車を購入するときに一番気になるのは燃費ではないでしょうか。昨今はハイブリッド車にかかわらず、燃費の問題が世間をにぎわしています。燃費の計測方法が変わり、10・15モードからJOC08になってもなお、カタログ値のままの燃費というわけにはいきません。このシャトルに関しても同じことがいえます。真ん中の「HYBRID X」を例にすると、この「HYBRID X」のカタログ燃費は、JOC08で32.0km/lです。HYBRID Xは40リットルのガソリンが入りますから、カタログ値のとおりなら、1回の給油で1,240kmも走れることになります。遠出をしないで土日しか運転しないという方なら、2か月は持つのではないでしょうか。しかし、さすがにここまでの燃費にはなりません。(走り方や道路状況次第ではなることもあります。)

実際のところ、燃費は7~8割くらいというのが相場です。HYBRID Xなら22.4~25.6km/lということになります。現在いろいろなユーザーのレビューを見てみると、実燃費20~22km/lのようです。筆者は頑張ってエコ運転を心がけているので、23km/l前後です。ちなみに、以前はトヨタイプサムに乗っていて、燃費が6km/l前後だったので、感動すら覚えます。どうしても渋滞や信号待ちのような、アイドリングの状態が続くと、みるみる落ちていってしまうのは致し方ないところです。しかし、高速運転ばかりの時は28.0km/lを超える時もあります。

どうすれば燃費は伸ばせるの?

ここで、ハイブリッド車、特にシャトルの燃費を伸ばす走り方をお教えします。
①車間距離をあける(無駄にアクセル踏まないため)
②法定速度までゆっくり加速(40~60km/hまで)
③いったんアクセルをゆるめて、回生状態にする
④すぐにメーター左のパワー(青いバー)が1目盛りくらいになるようにアクセルを踏みつづける
⑤自然にEV走行に切り替わるので距離を稼ぐ。クルーズコントロールを使ってもOK
⑥EV走行できないときはエンジン+充電モード(青+緑)になるようにアクセルを調整する

この6つを行うことで、燃費が伸びていきます。ポイントは、EVモードに切り替わった後です。クルーズコントロールをすかさずONにすると、非常に安定し手燃費を伸ばすことができます。そして、運転も楽になります。このEV+クルーズコントロールですが、いいことばかりではありません。クルーズコントロールをONにして走っているときに上り坂に差し掛かると、速度を維持するために、車が自動的にアクセルを入れます。パワーを使うときはエンジンを駆動させますので、EV運転ではなくなります。

そうすると燃費は落ちていきます。いつも走っている道なら、上り坂に差し掛かる前に、アクセルを多少踏んであげると、EV運転を維持したまま走ることもできます。燃費を維持する秘訣は、なんといっても安定した走りをすることです。急加速や急ブレーキはもってのほか。EV走行に早い段階で持っていくのがポイントです。そして、インフォメーションディスプレイの燃費の画面。ここに表示されている瞬間燃費のバーも最大の60km/lに伸ばした状態をとにかく長く続けることが、燃費を伸ばすポイントです。

ちなみに、高速道路のサービスエリアでガソリンを給油して、そのまま高速道路本線に入って走行をした際の燃費は、なんと31.0km/lという驚異的な数字をたたき出しました。やはり安定して走れる高速道路は燃費が相当延びますね。1回給油したら一度は高速走行をすると安定して燃費が伸びやすいという感覚は受けます。

いずれにせよ、速度もそうですが、ハイブリッド車に乗っているという感覚を忘れずに静かな運転を心がけることが、一番大切なことかもしれないですね。

中古車市場にはもう出ているの?

さて、シャトルはこのサイズの車にしては新車でもお手頃価格で買うことができます。ジェイドやフリード、ステップワゴンにオデッセイなどは軒並み乗り出し価格が300万円を超えてきます。このシャトルは250万円で納まるグレードもあります。しかし、それ以上に安く手に入れたいという方は、やはり中古車市場を見てみるしかないでしょう。
登場から1年半弱。そこまでの台数は出ていないと思いきや、大手中古車サイト2サイトにはかなりの数が出ていました。

カーセンサーによると、2016年9月時点では、平均価格は、213.3万円で、販売価格帯は、139万円~259.8万円となっています。平均価格に少し足せば新車が買えるという状況です。まだ販売開始となってからそこまで年数が経っていないので致し方ないといえる部分でもあります。現在シャトルはかなりの人気のようで、新車販売も好調です。今年は3月の契約だとゴールデンウイーク明けの5月中旬納車が非常に多く、それまではあまり見かけませんでしたが、今年のゴールデンウイーク明けになると、たくさん見るようになりました。それと同時に中古車市場にもでまわるようになっています。

しかし、中古車といえるものではなく、まだ新古車の震いが多くあるのが実情です。走行距離数も少なく、程度の良いものが多いので、気に入った物を探すなら、まさに今がチャンスといったところでしょうか。

goo-net

まとめ

Photo by 筆者

いかがでしたか? 最近街中でもよく見かけるようになってきた、ホンダ・シャトル。5人乗り5ナンバーサイズのコンパクトステーションワゴン型のハイブリッド車が250万円前後で手に入ります。しかも乗り方にもよりますが、実燃費が22.0~25.0km/lとかなりのものです。ファミリーやシニア向けに作られているクルマとあって、荷物をたくさん載せるにはもってこい。特にマルチユースバスケットや、2列目を倒すと、フルフラットな空間ができるなど、とにかく汎用性が高い車となっています。そして、ヘッドライトやメーター周りなどもかなり手を入れてあるので、若い方にもとっつきやすいクルマではないでしょうか。

ちょっと気になった方は、ホンダカーズにいけば試乗ができるので、ぜひ一度乗ってみてください。このクルマの楽しさが実感できると思いますよ。