【マツダ AZ-オフロード】本格オフローダーのジムニーと中身が同じでお買い得!?

三菱自動車の燃費データ問題のニュースで「え? 日産の軽自動車って三菱が作っていたの?」と思ってしまったクルマは大して関心はないけど、キャンプやアウトドアが好きな方は必見! OEMでマツダに供給されたスズキの人気オフローダーのジムニーと中身が一緒の「AZ-オフロード」が中古だと30万ほどお得なのです!

軽自動車のOEMとは?

OEM(オーイーエム、Original Equipment Manufacturer)とは生産設備をもったメーカが、生産設備をもたない他社ブランドの製品を製造することですが、軽自動車のOEMにはどんなものなのでしょうか?

テレビや冷蔵庫や洗濯機の家電のように家電量販店では様々なメーカの製品を取り扱っていますが、自動車の新車販売はトヨタならトヨタ、日産なら日産とメーカやブランドごとに販売店(ディーラー)が取り扱っています。

[画像提供:マツダ]

2016年現在、日本で軽自動車の生産できるのメーカは、ホンダ、スズキ、ダイハツ、三菱の4社。

そこで、軽自動車の生産設備をもたないトヨタ、日産、マツダ、スバルは、軽自動車の生産できるスズキ、ダイハツ、三菱のいずれかと提携し、自社のエンブレム(マーク)を外装や内装につけるような若干の変更を加えて生産させることで、自社のラインナップに軽自動車が加わることになります。

つまり、軽自動車が生産できるメーカは他社の販売網を利用できるメリットがあり、軽自動車の生産設備をもたないメーカは取扱車種が増やせるメリットがあるのです。

マツダ AZ-オフロードってどんなクルマ?

さて、マツダ AZオフロードですが、1998年~2014年にスズキからマツダにOEM供給された本格的なオフロード走行ができる人気の軽自動車ジムニーの同型車になります。

マツダ AZオフロード[画像提供:マツダ]

よってスズキ ジムニーと同じく、マツダ AZオフロードも軽量コンパクトな車体で、狭い道でも扱いやすい軽自動車のメリットもありながら、未舗装路や悪路走行を想定して作られた本格的な四輪駆動のクロスカントリー車なのです。

本格的なクロスカントリー車は概ねラダーフレームにサスペンションはリーフリジットを採用し、大径のタイヤを履かせ、路面から車体のフロア(床)の高さに余裕をもたせることで、雪道や泥道、急勾配や段差も難なく乗り越えられる作りになっており、スズキ ジムニーとその同型のマツダ AZオフロードもこの構造を採用しています。

つまりスズキ ジムニーとマツダ AZオフロードは、軽自動車でありながら本格的なオフロード走行もこなし、キャンプなどのアウトドアレジャーのフィールドに車ごと入れる1台なのです!

写真はスズキ ジムニー[画像提供:スズキ]

近年のモデルのホンダ S660が本格的な軽自動車規格のミッドシップスポーツカーであるならば、マツダ AZオフロード(スズキ ジムニー)は本格的な軽自動車規格のオフローダーといえるでしょう。

スズキ ジムニーとの違い

それでは「マツダ AZ-オフロード」と「スズキ ジムニー」はエンジンや駆動系、シャシーやサスペンションなどの構造はまったく同じですが、細かい違いについて見てみましょう。

外装の違い

外装でのジムニーとの違いは、正面のグリルに配されたスズキの「S」のマークが、マツダの「M」に変わっている点と、背面の車名のメッキエンブレムが「AZOFFROAD」になっています。

スズキの「S」のマークが、マツダ・AZオフロードはマツダの「M」に変更[画像提供:マツダ]

メッキエンブレムが「Jimny」から「AZOFFROAD」に変更[画像提供:マツダ]

クルマに詳しい人でも、マツダーのマークを確認しない限りシルエットではスズキ ジムニーとマツダ AZ-オフロード違いが判断できないほど一緒です。

内装の違い

内装の違いは、ハンドルに中央のマークが、マツダ・AZオフロードはマツダの「M」になっている点(※年式よってはエアバックの仕様でマークがない場合あり)。年式が同じであればシートなども同じで質感や使い勝手もまったく同じといっていいでしょう。

ハンドルにはマツダの「M」のマークが入る[画像提供:マツダ]

「AZ-オフロード」と写真に注釈をいれないと、ジムニーかAZ-オフロードか判断できない[画像提供:マツダ]

中古だとジムニーより30万も安い!?

スズキ ジムニーと同型のマツダ AZオフロードですが中古車価格を中古車情報サイトのカーセンサーで調べると、スズキ・ジムニーがの価格帯が9万円~248万円で平均価格が88.6万円に対し、マツダ AZ-オフロードは価格帯18万円~139万円で平均価格56.4万円と、平均価格で比較すると30万円ほど安くなっています(※2016年8月4日現在)。

ただし、スズキ ジムニーは1970年から現在も販売を継続していますが、マツダ AZ-オフロードは1998年から2014年までの販売なので、厳密には平均価格で一概に比較はできません。しかし、年式や走行距離など同じ程度のものを比較しても、マツダ AZ-オフロードのほうが価格が安く中古車として流通しています。

走行性能や内装などのパッケージングも同じものですので、金額面ではスズキ ジムニーよりマツダ AZオフロードのお得といえるでしょう。

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ただしデメリットも…

マツダ AZオフロードは、あまりにもスズキ ジムニーと同じすぎるため、わざわざマツダで買う必要もない車種という見方があったり、スズキ ジムニーのほうが、軽自動車の本格的なオフローダーとして、長年にわたって浸透してるブランド力が買取価格に影響しています。よって、頻繁に乗り換える場合は手放す際の下取りや買取価格が安いのが難点です。

総評:乗り続けるならベストなチョイス

つまるところ頻繁に乗り換えず、乗り続けるののなら、スズキ ジムニーよりマツダ AZオフロードのほうが中古ではお買い得といえます。

一部のクルマ好きやファンから「なにもOEMではなく、作っているメーカのほうがいい」という意見もありますが、むしろクルマ本体よりクルマで移動したあとのレジャーに関心がある方であればまったく気にならないことでしょう。むしろ、スズキ ジムニーとマツダ AZオフロードの差額で、新しくキャンプ用品を購入したり、最近話題のスタンドアップパドルに予算に回した方がいいかもしません。

またスズキ ジムニーは本格的オフローダーということから、コアなファンが多くカスタムされた中古車が散見できます。しかしキャンプなどのアウトドアレジャーでオフローダーがほしいという方や、降雪地で除雪していない生活道路から幹線道路まで出るためにフロアと地面に余裕がある普段使いの四輪駆動車がほしいとい方でしたら、これらのカスタムはほぼ無用な装備です。スズキ・ジムニーよりノーマルな中古車が多いマツダ AZオフロードに絞ったほうがむしろ選びやすいともいえます。