正しいエンジンオイルの粘度選び!

エンジンの保護を考えたら粘度は高い方がいい!?

エンジンオイルの粘度って?

エンジンオイルにはSAE粘度といって、米国自動車技術者協会が定めた基準によってオイルの硬さの基準が決まっております。これを粘度といって、オイルの缶やパッケージに記載されている10W-40のような表記が粘度です。

オイル粘度表記の意味は?

例えば『10W-40』といった表記があったとします。最初の数字、10Wは寒いときのオイルの硬さを表します。WはウインターのWです。そのあとの40はオイルが温かいときの粘度を示します。この左右の数字が高いと単純に粘度が硬いと解釈されます。逆に数字が低いと粘度が低く、より水っぽくなっていく傾向にあります。

むやみに硬いオイルを入れても...

基本的にはメーカー指定の粘度のオイルを使用することがベストだとされております。なぜなら設計の段階からその粘度のオイルを使用すること前提だからです。ですからカタログ値のスペックを再現するのであればメーカー推進のオイルを使用することになります。
指定オイルより硬い物をむやみに使用すると燃費が悪くなったり馬力が出なくなったりします。逆に柔らかい物ですとエンジンの保護が追い付かず傷を入れてしまい、寿命の短縮や故障の原因になってしまうことがあります。

粘度を変えるシチュエーション

説明書にも記載されていると思いますが、夏場、極端に気温が暑いときはエンジンオイルの粘度を上げる必要があります。どの粘度まで上げるかは、説明書にも記載されていると思いますが、わからなければ少し考える必要があります。例えば通常のメーカー指定オイルが10W-30だとした場合、これより若干粘度を上げることが狙いになります。ですから10W-40あたりが妥当かと思います。
逆に寒冷地では粘度を下げる必要があります。寒い状況下ではオイルは硬くなってしまい、エンジンの動作抵抗になります。これによりエンジン温度が低くなり過ぎて、逆にエンジン内を保護しきれない可能性があります。この場合、1ランクほど下げるだけで良いので、0W-30あたりが理想かと思われます。と、このようにオイル粘度は調整しましょう。

エンジンオイルの交換を自分でしようと、カー用品店へ行ってもどれを買えばいいのか悩んだことはありませんか?今回はエンジンオイルの勉強をして車にあったエンジンオイルを選んでみましょう!

エンジンにはメーカー指定の粘度があります。

車の説明書やエンジンのオイルフィラーキャップ(オイル注ぎ口)にメーカー指定のオイル粘度が書いてあります。これを基準にオイルを選びましょう!

エンジンオイルの表記の見方

そのほかにもエンジンオイルには表記があります。オイルの種類やグレードなどさまざまな情報がわかります。

エンジンオイルの種類

エンジンオイルにはベースがなにでできているかでオイルの性格が分かれます。かんたんに説明させていただきます。

【鉱物油】
原油を蒸留して精製された昔から使われているエンジンオイルです。価格が安い反面、耐熱性能に劣り酸化も早く劣化しやすい性質があります。分子構造にばらつきが大きくエンジンオイルの性能としてはあまり良くない部類に入ります。

【全化学合成油】
原料は鉱物油と同様だがさらに高度で複雑な過程を経て精製されており、原油から不純物を可能な限り排除し高純度のエンジンオイルです。分子構造も安定していて添加物などによりさらに高性能なオイルになっているものもあります。エンジンの冷却性や保護性、オイルの耐久性も長い傾向にあります。

【部分合成油】
鉱物油と化学合成油が混ざった物です。適度な性能とコストの良さが売りです。ちなみに『100%化学合成油』は『100%』や『全合成油』といった表記が認められますが、部分合成油ではそういった表記ができないようです。しかし化学合成油(部分合成油)といった表記をしているメーカーも多く、少し紛らわしいので、お気を付けください。

エンジンオイル規格(API)

エンジンオイルの規格です。オイルの缶やパッケージに『SN』や『SL』といった表記があると思います。これはAPI表記と言って米国石油協会の略で、協会の定めたテストをクリアした製品にのみ与えられるグレードです。このグレードが高いほど性能が良いとなります。ではそのグレードの判別方法紹介します。
まず『SL』とあった場合、初めのSはガソリン車用のオイルと言った意味です。そのあとのアルファベットはZに近いほど高グレードになります。
SAから順にグレードは存在しますが、現在主に使用するグレードのみピックアップします。

(SH)1993年型以降の車に対応。SGの性能に加え、スラッジ防止性、高温洗浄性に優れる。
(SJ)1996年型以降の車に適応。SHの性能を向上。さらに蒸発性、せん断安定性に優れる。
(SL)2001年度制定。SJに比べ、省燃費性の向上(CO2の削減)・排出ガスの浄化(CO、HC、NOxの排出削減)・オイル劣化防止性能の向上(廃油の削減・自然保護)があげられる。
(SM)2004年制定。SLに比べ、浄化性能・耐久性能・耐熱性・耐磨耗性に優れている。
(SN)2010年制定。SMに比べて、省燃費性能の持続性のさらなる向上や触媒保護性能を強化。

となっております。注意点としては、指定されているグレード以下の物は使用しないようにしましょう。

エコかも?オイルを換えて燃費を向上!

エンジンオイルは基本的には柔らかいオイルを使用すれば馬力が上がり燃費が良くなる傾向があります。ですのでエコカーレースのような燃費を競うレースでは非常に柔らかい粘度の物を利用しております。ここではメーカー指定オイルより粘度を柔らかくして燃費とパワーを手に入れようと言うのが狙いです。

粘度を下げよう!

粘度は下げますが、エンジンの保護性は確保しておきたい! と言うことで考えていきましょう。メーカー指定オイルが10W-30だとします。ここで、特に何も考えずに0W-30は使用可能な範囲かと思います。その代わり、メーカー指定が鉱物油だと思いますので、半合成油をチョイスしておきたいです。恐らくこれだけでも効果はあると思いますが、エコを狙うのであればここは思い切って0W-20を使用したいところです。
しかし注意したいのは、真夏の高温下ではトラブルの可能性がありますのでおすすめしません。あくまでも夏を避けた季節でおすすめは真冬でしょう。エンジンの温度も素早く適温になると思うので燃費も良くなります。エンジンは適温時がガソリンの使用量が抑えられるからです。
そのほかエンジン温度も上がりやすいので暖房の効きも良いと思います。その代わりエンジンオイルのベースは部分合成油か、全合成油を使用したいところです。
これは粘度を下げたために、粘度でのエンジンの保護性能が落ちたため、オイル自身の質でエンジン保護を行うのが狙いです。乱暴な運転をしない限りは安心して使用できると思います。最近のオイルは性能が良いのでこのようなことも可能になりました。

10W-30の鉱物油

通常こちらのオイルを使用(メーカー指定オイル)しているとします。鉱物油の10W-30です。

トヨタ キャッスルSN 10W30 1L [HTRC3]

¥788

4輪車ガソリンエンジン車用。●API:SN、ILSAC:GF-5。●SAE(粘度):10W30.●油種:鉱物油。【注意事項】●2輪車には使用できません。

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5W-30という選択肢もあります

5W-30ですと、さほど気にせず使用できると思います。特にベースオイルも鉱物油のままでも構わないと思います。その代わり、燃費の向上はあまり期待できませんが、卓上の計算としては良くなる傾向になります。

NISSAN 新製品ボトルタイプ 日産純正エンジンオイル SN5W-30 ストロングセーブX  鉱物油 1Lボトル KLAN5-05301 専用箱発送

¥790

日産純正エンジンオイル 新製品1Lボトルタイプ  鉱物油
最高グレード SN5W-30ストロングセーブX
日産部品販売商品コード : KLAN5-05301
API規格:SN(ILSAC規格 GF5)を取得
鉱物油の中でも最も品質・性能の高い高度鉱物油ベース

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TAKUMIモーターオイル STANDARD 5W-30/ 乗用車・省燃費車  部分合成油(HIVI BLEND)1L 【送料無料】

¥950

SAE粘度:5W-30 API:SL・GF-3  容量:1L
部分合成油(HIVI+MINERAL)
ガソリンエンジン車に適合 (For Gasoline Engine)

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こちらは部分合成油です。少し不安な方はこのようなオイルを使用し様子を見てみましょう!

0W-30にした場合のおすすめオイル

こちらは0W-30の全合成油です。高い保護性が魅力です。

Mobil1(モービル1) 0W30 SN・GF-5 1L エンジンオイル[HTRC3]

¥1,407

用途:ガソリン・ディーゼルエンジン車用4サイクルエンジンオイル●内容量:1L●粘度:SAE 0W-30●規格及び承認:API SN ILSAC GF-5 ACEA A1/B1, A5/B5 Ford WSS-M2C946-A/WSS-M2C929-A API CF(相当) GM 6094M/4718M(相当)●ベースオイル:化学合成油

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0W-20にした場合のおすすめオイル

トヨタ キャッスルSN 0W20 1L [HTRC3]

¥855

4輪車ガソリンエンジン車用。●API:SN、ILSAC:GF-5。●SAE(粘度):0W20.●油種:鉱物油。【注意事項】●2輪車には使用できません。

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こちらは鉱物油です。鉱物油を使用する場合は交換サイクルはしっかり守りましょう!

Mobil1(モービル1) 0W20 SN・GF-5 4L エンジンオイル[HTRC3]

¥4,500

用途:ガソリン・ディーゼルエンジン車用4サイクルエンジンオイル●内容量:4L●粘度:SAE 0W-20●規格及び承認:API SN ILSAC GF-5 ACEA A1/B1 Ford WSS-M2C945-A/WSS-M2C930-A API CF(相当) GM 6094M(相当)●ベースオイル:化学合成油

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Mobil(モービル) Super3000 スーパー3000 0W20 1L エンジンオイル[HTRC3]

¥1,380

用途:ガソリンエンジン車用4サイクルエンジンオイル●内容量:4L●粘度:SAE 0W-20●規格及び承認:API SN、ILSAC GF-5 ●ベースオイル:シンセティックテクノロジー

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古い車におすすめのオイル!

古い車とこれからもお付き合いするのであれば、極力エンジンへの負担を減らしてあげたいことろです。そこで高性能なオイルがおすすめです。

なるべくコストを抑えたい!そんなあなたに!ノンターボ編

Castrol(カストロール) EDGE エッジ 5W-30 SN・GF-5[4L] TITANIUM チタンFST 4輪用エンジンオイル [HTRC3]

¥4,100

規格 API: SN CF Performance ILSAC: GF-5 ACEA: A5/B5 ●粘度 SAE: 5W-30 ●タイプ: 全合成油 ●用途: 4輪車用ガソリン・ディーゼルエンジン両用●内容量:4L

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カストロールエッジは全合成油ながら低コストであることが魅力的です。高価な全合成油の中では底値ではないでしょうか? オイル自体のグレードも高いので安心して使用できます。

RESPO(レスポ) Sタイプ 10W40 1L [HTRC3]

¥1,200

生産国:日本
材質・素材:化学合成油
10w40
4輪車用ガソリンエンジン専用
耐熱劣化性・高油膜保持性能を備え、外国車・国産車を問わず幅広い車種に対応します。

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レプソル(REPSOL)マルチバルブ(Multivalvulas)10W-40 1Lボトル100%合成油(007003)emp

¥1,580

●せん断性能に優れた
合成オイルベースのマルチグレード
●低温での粘性が低いため、
あらゆる温度下でスタートと潤滑を容易
●揮発性が低いため、
長距離でのオイル消費を減少
●鉱物オイルよりも内部での
摩擦が少ないため、燃料消費を減少
●耐温度性。鉱物オイルよりも
長くdetiorationに耐える
●泡立ちを最小限に抑えて、
鉱物オイルより急速なdeaeration を防ぐ
●初期流動性が高いため、
油圧バルブタペットシステムを
正確に作動させる
●オイルチェンジの期間が長くなる

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なるべくコストを抑えたい!そんなあなたに!ターボ編

コストを抑えた高性能オイルをご紹介します!

BP(ビーピー) vervis SPORTバービススポーツ 部分合成油 10W-50 Stinger スティンガー 4L [HTRC3]

¥3,742

用途: 4輪車用ガソリンエンジン専用オイル●規格: API:SN●粘度: SAE:10W50●ベースオイル: 部分合成油●内容量: 4L

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スピードマスター CODE707 SM 10W50 4L[HTRC3]

¥4,636

安定性の高い合成油を使用し、ロングライフ性能を実現するとともに、厳しい排出ガス規制に対応するための油中のP(リン)量を0.08%以下、S(硫黄)量を0.5%以下に低減し、排出ガス浄化に配慮し環境性能を向上。
超ワイドレンジ設計でターボ車、大排気量エンジン等に最適。強靭且つ滑らかな油膜が保護性能を強化。

CODE700シリーズは、スピードマスターを愛用しているチューニングショップからのコストパフォーマンスを追及したモデルをとの要望によってリリースしたオイルですが、スピードマスターのコンセプトである「チューニングパーツとしてのオイル」に恥じないように、またハイストリートクラスのユーザーにも満足していただけるような高性能を両立できるように処方したオイルです。ベースオイルは部分合成油を採用しコストを抑えていますが、PAO+HVI油をバランスよく配合し全合成に近い特性を持っています。さらに耐磨耗性、酸化安定性等を強化し、走行会などスポーツ走行での使用に十分対応します。主にノーマルエンジン~ライトチューンにおすすめですが、ドリフト系ユーザーやクリアランスの大きい旧車にも好評のオイルです。

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まとめ

いかがでしたか? 粘度を利用して燃費をコントロールできることがわかりました。季節に応じて粘度をコントロール術が身に付けばカーライフ中級者と言えるかも知れませんよ!? いままで難しいと敬遠していたことも、ちょっとコツを掴めんで自分で考えて変化を持たすことができます。少しずつでも車のことがわかってくれば、車の持つ魅力にもっと気が付くかも! 

愛車を動かしたら、黒いしみを発見してしまった経験を持ってる人もいると思います。その原因は、エンジンオイルでした。必要不可欠のエンジンオイルがなくなると、オーバーヒートを引き起こしエンジンを交換するようになってしまいます。人間に例えると、血液に例えられるエンジンオイルはエンジンに必要不可欠な存在です。