ホンダ スーパーカブの排気量別やタイプの違いを解説

スーパーカブと一口にいっても排気量が違ったり、リトルカブ? カブプロ? などさまざまあります。そこで今回は、特に人気のあるスーパーカブの種類をピックアップしてご紹介! 知っているようで知らなかった人も、スーパーカブについてちょっと詳しくなるかも?

ホンダ スーパーカブとは?

スーパーカブと一口にいっても派生車種が多く、その違いもあまり理解されていないことがあります。そこで、特に流通量の多い車種の特徴をわかりやすくご紹介しましょう。

ホンダ スーパーカブ50とは?

原付免許で乗れる唯一のスーパーカブです。1966~2006年までがキャブレター方式、2007年以降がFIとなっております。キャブレターは冬場などエンジンの始動にコツが必要となりますが、FIは一年を通してエンジンのかかりが安定しているのが特徴です。

さらに数多くあるスーパーカブシリーズの中でもっともカスタムベースとされることが多く、アフターパーツも豊富に取り揃えられております。バイクの入門にも最適で、運転技術から整備、カスタムなどの基本を勉強するにもおすすめです。他モデルに比べ相対的にエンジンパワーが少なく、非力と酷評されることがありますが、そのお陰で圧倒的な寿命を誇っております(パワーが少ない=エンジンパーツへの負担が少なく故障が少ない)。

かんたんなメンテナンスだけで20万km、30万kmの走行距離も走ってしまうのが特徴です。スーパーカブシリーズ中もっともパワーがありませんが、理論的にはもっとも寿命が長い計算になります。例え1960年代のスーパーカブ50でも現役で走っているので侮れません。

ホンダ リトルカブとは?

排気量は50ccのみの設定です。スーパーカブ50をベースにホイールサイズを17インチから14インチへサイズダウンし、シート高を下げ足つきを追求し、おしゃれなデザインへと変更されました。女性をターゲットにしたような宣伝が多いのですが、おしゃれ好きな男性にも人気があります。パーツなどスーパーカブ50と共有できるので、カスタムされることも多いです。

ホンダスーパーカブ90とは?

1968~2008年まで原付二種クラスのスーパーカブとしてラインアップされていました。キャブレターを採用しており、排ガス規制に対応できなくなったため2008年に現役を引退しました。後継車はFIのスーパーカブ110ですが、クオリティの高さから中古車市場でも値崩れすることがなく、いまだに人気のモデルです。

ホンダ スーパーカブ110とは?

厳しくなった排ガス規制に対応するために、スーパーカブ90の後継車として新設計のエンジンとFI(フューエルインジェクションシステム)によって生まれ変わったスーパーカブ110。エンジンの始動性の良さやスムーズなエンジンフィーリングや燃費の向上などが実現しました。スーパーカブ110には、日本国内生産の前期型、タイ生産の後期型があります。

見分け方は、ヘッドライトやウインカーなどが丸いタイプが前期型となっており、その生産台数の少なさとと旧車風のレトロな外観が人気で、すでに中古車市場ではプレミア価格で取引されているほどです。

ホンダスーパーカブ110プロとは?

スーパーカブ110プロは、新聞配達などに採用されている、積載を前提に作られた仕様です。大型のリアキャリア、フロントバスケット、そしてフロントバスケットの全方に装着されたヘッドライト、14インチにインチダウンされたホイール(スーパーカブ110は17インチ)が特徴です。サスペンションも重量物が載っていてもスムーズに走れるように強化されています。主に配達など営業車として設計されておりますが、荷物を多く積む必要のあるキャンプツーリングを好むユーザーにも人気です。

ホンダ スーパーカブと比べられる他メーカーのバイク

スーパーカブの大ヒットを受け、他メーカーも同じようなバイクを発表し対抗しておりました。街中でもよく目を凝らして見てください。「ヤマハ」や「スズキ」とロゴの入ったそれはスーパーカブのようですが実は違います。

ヤマハ メイト

ヤマハ メイトシリーズは50cc、80cc、90ccなど多くのラインアップがあります。販売開始は1965~2007年と長きに渡っていました。メイトシリーズの特徴は、スーパーカブ同様4サイクルエンジン(タウンメイト)はもちろん、運動性能の高い2サイクルエンジン(メイト)や、シャフトドライブを採用したモデルがあるなど、ヤマハらしさが垣間見える展開が特徴です。

4サイクルエンジンのタウンメイトもスーパーカブと同じように長寿命、低燃費なエンジンとなっています。また、2サイクルエンジンのメイトは、運動性能や排気音などにマニアックな人気があるモデルです。カスタムパーツなどはあまり存在しておりませんが。どちらも根強いファンに支えられております。

車両価格:2万2,000円(消費税込)

スズキ バーディー

1973年から販売されているスズキ バーディーです。発売当初は2サイクルエンジンのみでしたが、1983年から4サイクルエンジンが追加されました。2004年に2サイクルエンジンモデルは廃止され、現在は4サイクルエンジンのみのラインアップとなっております。

車両価格:5万8,000円(消費税込)

これらのバイクを購入するという選択肢もあります

スーパーカブと見た目が同じだけではなく、性能も同じように低燃費で長寿命です。もしも中古車での購入を検討しているのであれば、あえてスーパーカブではなく、メイトやバーディーを選ぶことで、車体の購入価格が抑えられると思います。どうしてもレッグガードの付いたノークラッチのバイク=スーパーカブと考える方が多いのでしょう、やはり人気がスーパーカブに集中しておりますが、メイトやバーディーも性能的になにも落ち度はありません。

スーパーカブの陰に隠れるような存在になってしまった両モデルですが、その分お買い得であることに間違いはないでしょう。ただし、カスタムパーツの流通量はほぼ皆無なので、改造などを前提とするならやはりスーパーカブがおすすめです。

ホンダ スーパーカブの中古車情報

スーパーカブの中古車選びのコツは、気に入ったスーパーカブならなんでもOKくらいにフランクな感覚でいいでしょう。一般的には年式が古い、走行距離が多いなどの理由のバイクは値段が安くなりますが、スーパーカブシリーズにはその概念はありません。古くても味がある、というのがスーパーカブの魅力です。例えサビが出ていても、味があって良いじゃないか、ヴィンテージ感があって良いじゃないかと気に入ればOKです。

走行距離に関しては、キャブレター車は走行距離計が4桁までしか表示されてないことや、20万km以上でもメンテナンスさえすれば問題なく走ることなどの理由から、あまり気にする必要がないでしょう。どんなスーパーカブでも気に入れば購入をおすすめします。

スーパーカブ50の中古車相場は1~30万円

車両価格:5万3,000円(消費税込)

とにかく流通量の多いスーパーカブ50。低価格帯では1万円台から販売されております。値段と車体はお店によってバラバラです。6万円台ではFI車も選択肢となります。18万円まではカスタム車やノーマル車、新旧さまざまなラインアップとなっておりますが、19万円を越えると、新車並のきれいなFI車または、手の入ったカスタム車ばかりです。

中古車選びに慣れてない初心者にとってはきれいな車体で安いスーパーカブもあれば、その逆でサビや傷みが目立つのに高いものもあることに困惑すると思いますが、お店の売り方や仕入れ価格などの影響でこのような差があるのでしょう。現車を確認して納得すれば購入していいと思います。

リトルカブの中古車相場は3~25万円

車両価格:16万2,000円(消費税込)

リトルカブもスーパーカブ50と同じように、お店によって程度と値段がバラバラです。特に8万円までのリトルカブは傷みの激しいものから、きれいな車体までさまざまとなっております。おしゃれ感覚で選ぶ人が多いせいか、基本的にはきれいです。12万円あたりからはタイヤ前後新品や、チェーン張替えなど手厚いサービスの受けらるお店もあります。

16万円を越えると低走行なリトルカブが占めているので、新車購入を考えている人も、程度の良い中古車にすることで、購入価格を抑えることができるので、このあたりの車体も参考にしてください。きれいなフルカスタム車なども手に入るでしょう。

スーパーカブ90の中古車相場は9万円~26万円

車両価格:17万5,000円(消費税込)

比較的流通の少ないスーパーカブ90ですが、ノーマルからカスタム車まで選択肢があります。17万円以上のスーパーカブ90は低走行車となっているので、少しでも程度の良いものを探している人はこのあたりがおすすめです。

スーパーカブ110の中古車相場は10~36万円

車両価格:35万9,000円(消費税込)

スーパーカブ110は走行距離計が5桁表示です。そのためか低価格帯には60,000kmや70,000kmといった走行距離の多いものも混在しております。15万円を越えると走行距離20,000km以内の車両がメインです。20万円を越えると走行距離5,000km未満の低走行車が目立ち、25万円を越えると日本国内生産の丸いヘッドライトの前期型が占めています。このようにスーパーカブ110の前期型はすでにプレミア価格が付いている状態といえるでしょう。

スーパーカブ110プロの中古車相場は14~29万円

車両価格:20万6,500円(消費税込)

中古車流通量が比較的少ないスーパーカブ110プロ。15万円までは走行距離30,000km付近、29万円までは走行距離15,000km以内となっております。営業車としての需要が高いせいか、比較的割高の印象です。

スーパーカブのまとめ

派生車種の多いスーパーカブシリーズですが、使い方はさまざまで、通勤通学はもちろん、少々のオフロード走行も可能ですし、軽い車体を生かして鋭いコーナリングもでき、ゆっくり走る楽しみもあり、とにかく魅力がたっぷり詰まっています。若い人から高齢者まで幅広く扱えるので、誰にでもマッチするはずです。バイク選びに迷ったらスーパーカブがおすすめ!