スズキ レッツはどんなスクーター?ホンダやヤマハとの違いを徹底比較!

スズキのレッツといえば初代レッツをはじめレッツ2やレッツ4にレッツ5と色々ありますがその違いがどういったものなのか、ライバルのビーノやトゥデイとの比較に評価も交えて紹介します。

スズキ レッツとは?

スズキの屋台骨を支える大ヒットスクーター

スズキのレッツは1996年の販売開始からモデルチェンジや仕様の異なる派生モデルを販売しながら、リーズナブルな日常の足として多くの人に指示されてきたスクーターです。特に売れ行きが好調だったのが100,000円以下で購入できたレッツ2やレッツ4といったモデルで、どちらもお手頃価格で購入できるスクーターとして大ヒットモデルとなりました。安いモデルだけでなく、収納スペースを増やしたレッツ5などのバリエーションも販売されました。スズキが販売する日常の足として、2016年も販売され続ける人気スクーターです。

スズキ レッツの種類と価格をご紹介

スズキ レッツ(1996年~1998年):フロントカウルの収納が自慢

スズキのスクーター「セピア」の後継という位置づけで1996年に販売が開始されたスクーターが初代「スズキ レッツ」です。セピアよりも大きくなった燃料タンクにより航続距離が伸びています。フロントカウル内に収納スペースを持っているのが最大の特徴で、買い物の荷物ぐらいならフロントカウル内に収納できる構造になっていました。この収納スペースのおかげでルックスを崩すことなく荷物をのせることができ、スタイルと実用性を兼ね備えたスクーターとなっていました。

希望小売価格は144,000円(消費税込み)となっており、レッツの廉価版であるレッツ2の大ヒットを受け1998年モデルを最後に生産を終了することになります。しかし、2015年の新モデルから後継車のナンバリングが外れることとなり、2015年から再び「レッツ」という名称で新型車が販売されています。

スズキ レッツ2(1996年~2007年):スズキ製スクーターのベストセラー

レッツと同じく1996年に発売された、フロントカウルの収納などを持たないスタンダードなスクーターが「レッツ2」です。バブル後の不景気による需要の冷え込みを考慮して99,800円(消費税込み)という低価格路線で販売されたのですがこれが大ヒット、同時期に販売されたレッツを遙かにしのぐ販売を記録することになります。

1999年に排ガス規制の対応を行うためレッツ2はそれまでの低価格路線から一転して139,000円(消費税込み)という初代 レッツと変わらない販売価格になりました、これがユーザーには受け入れられずレッツ2の販売は低迷していくことになります。

2003年レッツ2はマイナーチェンジで装備の簡素化を行い、低価格路線へ再び舵を切ります。燃料計を廃止しランプだけにするなどの大幅な装備変更で希望小売価格は105,000円(消費税込み)となり、レッツ2の販売は回復していきました。

2007年、再び引き上げられた排ガス規制への対応が難しく、レッツ2は販売を終了します。

スズキ レッツ4(2004年~2015年):レッツ2の正当後継モデル

将来引き上げられていくであろう環境性能への対応を見越して2004年に販売された、スズキの廉価スクーターが「レッツ4」です。レッツ2の後継車種という位置づけになりますが、販売時期は重なっています。「初代 レッツ」「レッツ2」と続いていた2ストロークエンジンではなく、新たに開発した4ストロークエンジンを搭載し、希望小売価格は99,800円(消費税込み)と「レッツ2」よりも安い価格で販売が開始されました。

良好な省燃費性能と低価格でレッツ4はレッツ2同様大ヒットとなり、2007年に引き上げられた排ガス規制にはマフラーに触媒を装備することで対応しています。2015年に新型レッツが販売を開始するまでの10年間販売され続けました。

ちなみにこのレッツ4はスズキと合併事業を行っている中国の企業から現地でも販売されています。

レッツ4はスズキが販売していた低価格路線のスクーターです。ホンダのトゥディなどライバルとの比較やバッテリーの交換方法なども交えて、どんなスクーターだったのかお伝えします。

スズキ レッツ5(2008年~2015年):ちょっと豪華なレッツ4の上位機種

ちょっとした小物に便利なハンドルポケットを小型スクーターとしてはじめて採用し、曲線を取り入れたオシャレな外観を持たせたスクーターが「レッツ5」です。オシャレなスタイリングと盗難防止アラームなど充実した装備をそろえ、希望小売価格は135,450円(消費税込み)となりました。その立ち位置は「初代レッツ」を思い起こさせます。

初代レッツと同様廉価版であるレッツ4に販売が集中したため、レッツ5の販売は低迷し、2011年に1度販売が終了していまいます。その後豪華装備を備えたGグレードなどを加えて2013年に販売が再開されますが、2015年に新型 レッツが販売を開始するタイミングで販売を終了しています。

スズキ レッツ(2015年~):原点回帰となった現行モデル

出典:http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/uz50l5/top

2015年にレッツ4とレッツ5の販売が終了し、スズキの50cc以下のスクーターとしてはこのナンバリングをはずした「レッツ」のみとなりました。エンジンパワーを4.1PSにまで下げる代わりに燃費性能を向上させ、曲線を多用したエクステリアとインナーラックなど便利な収納スペースを備えることでレッツ4よりもレッツ5に近いスクーターに仕上がっています。希望小売価格も143,640円(消費税込み)となり、価格的にもレッツ5の後継車種という位置づけのスクーターになっています。

豪華装備を採用したGグレードの他、ガソリンエンジンの代わりに電気モーターを採用したe-レッツもラインアップに加えられ、希望小売価格321,840円(消費税込み)で販売されています。

スズキ レッツGは歴代モデルに設定されてきた豪華モデル

初代レッツをのぞく歴代レッツには、装備を豪華にしたGグレードが存在してきました。現行レッツにもこのGグレードは設定され、ミラー・グリップエンド・リアグリップにメッキを採用するとともに、ホイールを標準の黒からシルバーに変更し高級感のある外観に仕上げています。希望小売価格は154,440円(消費税込み)と標準グレードより10,000円弱高い価格設定になっています。

スズキ レッツのライバルスクーター

スズキ レッツのような燃費がよく使い勝手のよいスクーターはバイクメーカー各社から販売されています。ここではそんなレッツのライバルともいうべきスクーターを比較しながらみてみましょう。

ホンダ トゥデイ(2002年~2016年):レッツと争った低価格モデル

出典:http://www.honda.co.jp/TODAY/photo/03/index.html

ホンダ トゥデイといえばかつて販売されていたホンダの軽自動車が連想されますが、同名のスクーターか2002年から2016年にかけて販売されていました。中国で生産を行い日本に逆輸入するかたちで販売されたトゥデイは99,540円(消費税込み)という低価格を実現しており、レッツ2やレッツ4といった廉価モデルの強力なライバルとなりました。

最大3.8PSを発揮する空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載し、65.0km/Lの燃費性能を実現しています。外観も角を切り取るように曲線を利用し、モダンに仕上げられていました。2006年にはレッツ2と同様排ガス規制に合わせて価格が105,000円(消費税込み)に引き上げられ、後にレッツ2が同じ価格でマイナーチェンジモデルを販売していたことから、トゥデイをスズキが強く意識していたことがうかがえます。

2007年に2代目へとフルモデルチェンジしたトゥデイは希望小売価格を134,400円(消費税込み)とし、低価格路線からの脱却を図ります。エンジンは燃料噴射装置を採用して4.1PSにパワーアップしながらも73.0km/Lの燃費性能を実現し、初代に引き続き曲線を多用したデザインは質感を向上させオシャレになりました。立ち位置としてはレッツ5や2代目レッツと同じ品質重視のスクーターとなっています。

ヤマハ ビーノ(1997年~):かっこいい女性に似合うスクーター

出典:http://www.yamaha-motor.co.jp/mc/scooter/vino/color.html

雑貨屋の小物のようなかわいいスタイリングで人気に火が付き20年近く販売され続けるヤマハ製スクーターの人気モデルがビーノです。50ccエンジンを搭載したビーノ50だけでなく、90ccのエンジンを積んだビーノ90、125ccのエンジンを積んだビーノ125といった排気量別のモデルもアインアップされていました。希望小売価格は初代モデルで172,000円(消費税込み)となっており、装備を充実させていた初代レッツやレッツ5のGモデルよりもなお高額だったにもかかわらず好調な販売を続けています。

レッツやトゥディに比べるとワンランクからツーランク質感が高いプレミアム感のあるスクーターで、燃費性能や価格よりもファッション性を重視するユーザーにうまく良さを伝えることができたモデルです。

スズキ レッツの評判は?

スズキ レッツG(2015年モデル)は軽量化が利いている

出典:http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/uz50l5/style_price

まず驚いたのが、その軽さ。調べると、燃料やオイルを含めた装備重量で69kgしかないのである。同じスズキの、従来モデルであるレッツ5Gが73kg、アドレスV50が72kgなのに比べても、かなり軽く仕上げられているのがわかる。

出典:www.bikebros.co.jp

2015年モデルのスズキ レッツGは、レビューを見ると軽量なボディからくる軽快な運転感覚が高く評価されています。50cc以下のスクーターは基本的に長距離の走行よりも街中での機動性が重視される商品ですが、2015年モデルのレッツGではボディの軽量化で街乗りでの機動性を前モデルよりも向上させることに成功しているようです。

軽量なぶん長距離を走るにはフロントの接地感が心許ないという意見もあり、スズキ レッツGは街中で快適に使えるスクーターとした割り切った進化をしているようです。道具として長所を伸ばすような進化をしているようで、好感が持てます。

まとめ:レッツはバランスの良い日常の足

いかがでしたでしょうか? 歴代のレッツやライバルといわれるスクーターと比較して見えてきたレッツの姿は、経済性にも利便性にも優れる日常の足というレッツの姿です。レッツは大別すると経済性を重視したレッツ2やレッツ4と、収納スペースなどを設けることで若干高額ながらも利便性を重視した初代レッツから続く系統があるとわかります。実際の販売面では経済性を重視したモデルが台数を伸ばし、利便性を追求したモデルの販売は伸び悩みました。

排ガス規制への対応で好調だった低価格路線での販売が難しくなり、現在の2代目レッツでは初代レッツと同じ装備と価格のバランスを重視した日常の足として販売がされています。

ビーノようなファッションモデルでも低価格路線モデルでもない、コストパフォーマンスに優れた日常の足というのが、現在のレッツの在り方のようです。

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