フィアット ドブロ 実用性抜群のボンネットミニバン 気になる価格や入手方法も

フィアット ドブロというクルマをご存知でしょうか。ちょっと変わった名前ですが、見た目も名前に負けず個性的です。でもなんだか憎めない、可愛らしささえ感じてしまう出で立ちなんです。名前の通り、イタリアの自動車メーカーであるフィアットがリリースしている商用車なのですが、その実力はなかなかのものです。そんなドブロの魅力を覗いてみましょう。

フィアット ドブロってどんなクルマ?

これが現在販売されているフィアットドブロです。小型のボンネットミニバンで、フランスを中心に欧州では“フルゴネット”と呼ばれる形態の商用車およびそれをベースにしたワゴンで、とても人気があるんです。日本ではルノーのカングーがメジャーですよね。カングーも商用車が先に開発されて、それを乗用ワゴンに改変しているんです。

カングーについて詳しく書いた記事があるのでぜひご覧ください。フルゴネットについても触れています。

フィアット ドブロの歴史

フィアットドブロのデビューは2001年でした。フィアットブランドながら、イタリア本国ではなくトルコ、ロシア、ベトナムなどで生産されていました。2006年には“インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー”を受賞しました。広大な室内スペースが受け入れられ、累計販売台数は約100万台という大ヒットを記録しました。

ファニーフェイスの2代目ドブロ

2009年にモデルチェンジして、なかなか愛嬌のあるデザインにリファインされました。こうしてみると、ルノーカングーとよく似ていますよね。サイズ的にもほぼ同じくらいなんです。日本へ導入されていれば、カングーの一人勝ち状態にはならなかったのかもしれませんね。
クラス最大級の室内空間を備えた3列シート/7名乗りの2代目ドブロは、プラットホームを一新してホイールベース2,755mmとクラス最長を確保しました。3列シートに7名がゆったり乗車できる空間を実現しています。荷室容量は7名乗車状態で790リットルもあります。

フィアット フィオリーノは弟分

実はフィットドブロには兄弟がいます。一回り小さな弟、フィオリーノです。フランスのシトロエン・プジョーと共同開発したクルマで、プラットフォームとコンポーネントを共有しています。

フィアット ドブロ トレッキング

2015年3月、ジュネーブモーターショー15で初公開されたドブロ トレッキングは、ドブロに追加された派生モデルです。車高を引き上げて多少のオフロード走行に対応させたSUVモデルです。車高はベース車に対して10mmアップしています。その分最低地上高も上がっていますので、荒れた路面での走破性が工場しました。スキッドプレートを組み込んだ専用バンパー、樹脂製サイドモール、専用の16インチアルミホイール、オールシーズンタイヤなどが専用装備されています。

フィアット ドブロについて

さて、もう少しドブロについて詳しく見てみましょう。最新のフィアット ドブロのサイズは、全長4,406mm、全幅1,832mm、全高1,845mm。ライバルとなるルノーカングーやシトロエンベルランゴより10cm程度長いだけであとはほぼ同じ寸法です。ホイールベースもドブロが最も長いですが、最も短いカングーと比べても5cm程度の違いです。
積載容量はドブロが790L、カングーが650L、ベルランゴが678Lです(定員乗車時)。全長とホイールベースが長い分だけ積載容量でリードしていますが、その他のスペックはほぼ互角といったところでしょう。

スペック

フィアット ドブロ ラウンジのスペック
全長:4,406mm
全幅:1,832mm
全高:1,845mm
ホイールベース:2,755mm
トレッド(前/後):1,510mm/1,530mm
車両重量(乾燥):1,535kg
乗車定員:5名
トランスミッション:5速 デュアロジック
エンジンタイプ:水冷直列4気筒DOHC16V 直噴ターボ
総排気量:1,590cc
圧縮比:16,5
最高出力:90ps/4000rpm
最大トルク:290Nm/1500rpm
燃料タンク容量:60L
ブレーキ形式(前/後):ベンチレーテッドディスク/ドラム
タイヤ/ホイール:195/60R16
最高速度:約158km/h
0-100km/h加速:約15.4秒

搭載されるエンジン

搭載されるエンジンは、1.4L 95hpガソリンと1.6Lマルチジェット・ディーゼルから選べます。

ガソリンエンジン

ガソリンエンジンは、フィアットの主力商品であるプントの搭載されていた1.4L 16バルブ、最高出力95psのエンジンが搭載されます。組み合わされるトランスミッションは、5速マニュアルのみの設定です。

ディーゼルエンジン

1.6Lマルチジェット・ディーゼルは、90hp、95hp、120hpと3種類のチューンが用意されています。90hpマルチジェットのみ2ペダルMTの5速デュアロジックが組み合わされ、それ以外は3ペダルの5速マニュアルトランスミッションのみとなります。

右ハンドルは?

ドブロはイギリス市場にも導入されていますので、右ハンドル仕様もあります。これを日本へも導入してくれれば良いのですが……

日本への導入は?

日本のフィアット正規輸入元であるF.C.A(フィアットクライスラーオートモビルズ)は、ドブロを正規輸入していません。今後も予定はないようです。欧州ではディーゼルエンジンが主流ですが、日本ではまだまだ広く受け入れられていません。ガソリンエンジンとオートマチックトランスミッションの組み合わせがないドブロが日本で売れる算段はできないのでしょう。

価格は?

正規輸入がされてない以上、並行輸入に頼るほかありません。いくつかの業者さんが並行輸入していますので、各社の価格を見てみましょう。

フィアット ドブロを徹底解説。7人乗りのルノー カングープジョー パートナーのライバルを、イギリス・右ハンドル仕様で並行輸入します。

イタリアやフランスなどラテン系の車をメインに輸入車全般を取り扱っているアウトスペック(AUTOSPEC.)。国内ディーラーでは扱わない本国仕様車も多数取り扱っております。フィアット ドブロ FIAT DOBRO

FIAT Dobloの価格やオプション表などの詳細をご確認いただけます。デスティーノの並行輸入新車情報ページ、フィアットDobloのご紹介です。

日本国内ではなかなか手に入らない自動車を世界中から輸入しています。本国使用の左ハンドル車のマニュアルミッション車・CO2の排出量がとても少ないディーゼルターボ車などなど。また海外のミニカーなどのグッズやBOSCH社の正規取扱店として部品も豊富に取りそろえています。

中古車はあるの?

残念ながら見つけられませんでした。弟分のフィオリーノはありましたが、ドブロは見つかりません。並行輸入業者さんの在庫も含めて、長い目で探さなければ難しそうです。

まとめ

ゆとりある室内空間を実現する優れたスペース効率のボディ、低燃費で運転する楽しみを備えたマルチジェットエンジン、人と荷物をたくさん積んでも安心して走れるバイリンク・サスペンションなど、培ったフィアットの確かな設計がドブロの性能を支えています。
目的地まで快適に走れる走行性能、明るく広々とした室内空間、乗る人すべてがドライブを陽気に楽しめるクルマ、それがドブロです。