【三菱 アスパイア】希少な三菱の4ドアセダンの魅力に迫ります!

三菱の主力セダンには、スポーツイメージのランサーエボリューションが有名ですね。三菱 アスパイアはその上位車種にあたります。詳細スペックとあわせたライバル情報、中古車情報など漏らすことなくご紹介します!

三菱 アスパイアとは?

三菱 アスパイア

ギャランの姉妹車として登場

三菱には屋台骨となるセダンが2車種ありました。
1つはランサーで、もう一つはギャランです。

1978年、若者向けに設立したカープラザという販売チャネル向けに、ギャランの姉妹車が登場します。それが三菱 ギャラン シグマ エテルナでした。1996年までモデルチェンジを繰り返してきたエテルナも、8代目ギャランへのフルモデルチェンジを機に終了します。

1998年、ギャランとワゴンボディのレグナムのマイナーチェンジで、このアスパイアが登場することになります。エテルナ同様、販売チャネルはカープラザ店でした。車種の英語表記 Aspire、意味は「大志を抱く」です。

写真はギャランの元祖姉妹車 三菱 エテルナ

三菱 ギャランとの相違点

ギャランとの外観上の違いはごくわずかです。

フロントでは2箇所。ヘッドライト内部の縁取り、いわゆるハウジングが黒色であればギャラン、メッキ調ならアスパイアです。またアスパイアのみフロントグリル部の三菱マークが赤に塗装されています。

リア周りでは、ウィンカーレンズです。クリア色がギャラン、アンバー色がアスパイアです。
トヨタ ノアとヴォクシーのような明確な外観の差別化はありません。

ただしパワートレーンは大きく異なっており、2.4L GDIの4G64型、2.5L V6ツインターボの6A13型が存在しません。

スペック・仕様諸元

全長 4,620mm-4,660mm
全幅 1,740mm
全高 2WD 1,420mm / 4WD 1,430mm

ボディサイズから3ナンバーサイズになりますが、車両重量は1,290kgと相対的に軽いのが特徴です。発売当初は1.8L GDI 4G93型、世界初の量産車用 直噴エンジンを搭載していました。
VR-Gと豪華装備版ヴィエントの2グレード展開で、エンジン出力は140PSでしたが、135PSの低排出ガス仕様も存在します。

4速ATはゲート式でシーケンシャルモードを備えています。駆動方式はFFとフルタイム4WDから選べ、サスペンションはいずれも4輪マルチリンク式です。足回りの豪華さはギャラン譲りですね。

標準装備とグレード展開

前席エアバッグやABS、フルオートエアコン、パワーウインドウ対応のキーレスエントリーが標準で、当時184.0万からとコスパに優れた車種として販売されました。

1999年、15インチアルミホイールやスポーツシートを装着したビバーチェという3つめのグレードが登場します。これはVR-Gとヴィエントの中間に位置します。

2000年、ギャランとともにマイナーチェンジ。全車2.0L 4G94型 DOHC GDIエンジンに差し替わります。最上級グレード「ヴィエントナビ」を追加しました。出力は145PS 19.5kg・mと微増しています。

2002年、最後のマイナーチェンジを実施しましたが、2003年カープラザ店とギャラン店の統合によってアスパイアは販売終了となります。

マイナーチェンジ後の三菱 アスパイア

その他の話題

2005年 奈良県騒音霜害事件で話題となった、通称「騒音おばさん」の使用していた車がこのアスパイアでした。Wikipediaによると以下の概略になります。

奈良県生駒郡平群町の主婦が約2年半にわたり大音量の音楽を流すなどの方法で騒音を出し続け、それにより近所に住む夫婦を不眠・目眩などで通院させた事件。
2005年4月、傷害罪の容疑で奈良県警に逮捕され、2007年最高裁で実刑判決が確定した。騒音を出す現場が被害者夫婦により録画、マスコミ各社に提供され、テレビのワイドショーで主婦が「引っ越し、引っ越し」と大声で叫ぶ様子が何度も流れ、騒音おばさんの名前で有名になった。

出典:ja.wikipedia.org

ギャランと違ってCMにさえならなかったアスパイアが、これでもかとTVに露出するきっかけとなった事件です。

余談ですが、アスパイア X はNECのデジタル電話ですので全くの別物です。

また、ギャラン フォルティスは国外でランサーの名称になっており、ランエボXのベース車両ですので、8代目ギャランやアスパイアの後継車種とは異なります。9代目ギャランは海外専売で、2013年に販売を終了しています。

三菱 アスパイア その実燃費

量産車初の直噴エンジン GDI

1.8L 4G93型と2WD、4ATの組み合わせで平均12km/L前後のようです。

2012年ごろから隆盛している直噴エンジンやディーゼル、ハイブリッドと比べると、排気対策や実用燃費で見劣りしますが、当時は「量産車で世界初の直噴エンジン」というインパクトとともに、同サイズのセダンの中でも優秀な部類でした。

三菱 アスパイア 中古車情報

では、ここから実際の中古車市場を見てみましょう。

販売店の規模、知名度の差から同型である8代目ギャランの方が圧倒的に出回ります。かえって人気で劣るアスパイアは市場相場が低めです。初期モデルでは20~40万前後で見受けられます。

ワンランク上、50~80万の予算になるとギャランVR-4に届きますが、こちらはスポーツセダンですので修復歴があったり、ボディが酷使されていたりというケースが多いようです。試乗のうえでご検討されることをおすすめします。

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まとめ

名車の影に隠れた名マイナー車、その一つがこのアスパイアだと言えるのではないでしょうか。

ちなみにこの後、三菱はクロスオーバーSUVのエアトレックを2001年に発売。翌年にはランエボと同じ4G63型を搭載した、ターボRがリリースされました。三菱の復興は、パジェロやギャラン、エアトレックのように、いつも新ジャンルやハイパワーにありました。

アスパイアはそんなギャランの装備簡略モデルです。200万円を切ったミドルサイズセダンとして今も時折、中古市場に出回ってきます。2000年前後の4ドアセダンをお探しならば、一目置いてみてはいかがでしょうか。

写真は2001年モデルの三菱 エアトレック