NGKのスパークプラグは世界一?標準プラグ~レーシングプラグ、トルク管理も解説

世界43ヵ国で販売されるNGKのスパークプラグ、世界でも一歩先を行くその強みやプラグの選び方や種類の解説に、DIYでのポイントも交えてお伝えします。おすすめ通販サイトもあります。

スパークプラグとは?

燃費にも影響する大変重要なエンジンパーツです

スパークプラグというものをみなさんご存じでしょうか? 日本では今回紹介する「NGK」のほか、「DENSO」、海外では「CHAMPION」や「BOSH」が主なスパークプラグを販売しているメーカーとして有名です。カー用品店やホームセンターにも並べられていますので、何のパーツかわからなくても目にしたことがある方は、結構おられるのではないでしょうか?

このスパークプラグというパーツの役割ですが、ガソリンエンジンで主に使用されます。エンジンの燃焼室に噴射された空気とガソリンに点火するのが役割でして、日本では点火プラグとも呼ばれています。自動車だけでなくバイクやエンジン式の草刈り機などもこのスパークプラグを使用して燃料に点火していて、身近にある色々な製品に取り入れられているパーツです。

このスパークプラグですが、使い続ければ劣化していくパーツです。自動車の一般的なスパークプラグだとだいたい20,000kmで交換時期を迎えますので、例えば新車購入後はじめての車検で走行距離が20,000kmを超えているような場合だと、スパークプラグの交換をディーラーの整備士さんが提案してくれると思います。

スパークプラグが劣化してくるということは、点火する火力が弱まるということを意味します、点火する火力が弱まるとガソリンと燃料が不完全燃焼を起こしてしまいますので、同じ燃料を使用したとしても少ない距離しか走れなくなります、つまりスパークプラグが消耗すると燃費が悪くなるのです。そのままスパークプラグを交換しないで放置しておくと、燃費が悪くなるだけでなくエンジンの内部に完全には燃え尽きなかったガソリンの燃えかすが残り、エンジンに悪さをしはじめます。だから、スパークプラグは、適切な時期に交換することが大切なのです。

スパークプラグの代名詞、NGKとは?

日本特殊陶業株式会社が誇る、全世界で採用されるスパークプラグブランドです

スパークプラグの役割と交換する意味をお伝えしましたので、次は日本のスパークプラグを長年販売し続ける老舗メーカー「NGK」の紹介に移ります。愛知県名古屋市に本拠をかまえる日本特殊陶株式会社がNGKブランドのスパークプラグを販売するメーカーです。創業者の江副孫右衛門が「CHAMPION」の工場見学をきっかけにスパークプラグの開発を開始し、1930年からスパークプラグの販売をしたことがNGKのはじまりになりました。以降NGKのスパークプラグは今日まで研究・開発が続けられ、2016年現在は世界43ヵ国で販売されるスパークプラグのグローバルブランドへと成長をとげました。

実はTOTOとは同じグループ会社、森村財閥とNGKの関係について

出典:http://www.toto.co.jp/company/profile/morimura/

NGKブランドを有する日本特殊陶業株式会社ですが、実は森村グループと呼ばれる企業グループに属しています。元々日本特殊陶業株式会社は単独の会社からスタートしたのではなく、森村財閥の創始者である森村市左衛門の手によって設立された株式会社ノリタケカンパニーリミテッド(旧 日本陶器合名会社)から分社する形で生まれた企業なのです。

ノリタケカンパニーリミテッドから分社した企業は日本特殊陶業だけでなく、トイレ器具で有名なTOTOやに日本碍子に共立マテリアルといった上場企業が並び、それら全てか森村グループに属しています。数多くの陶磁器つまりセラミックスに関する大企業を多数有する森村グループは、2016年現在世界最大のセラミックス企業グループとなっています。

森村グループを統括している森村商事の経営権は代々森村財閥出身者が歴任しており、グループ企業それぞれの会長が社外取締役として就任しその脇を固めています。外資系の企業による買収などにさらされることなく、堅実に力を保ち続けています。世界最大のセラミックス企業グループを有する森村財閥、その一翼を担うのが日本特殊陶業株式会社なのです。

どんなプラグを選べばいい? NGK スパークプラグの選び方

まずは適合表で自分の車に合うスパークプラグを調べてみましょう

出典:http://www.ngk-sparkplugs.jp/products/sparkplugs/index.html

スパークプラグの交換を行うときに大事なことが自分の車に適合するスパークプラグを選ぶことです。自動車は排気量やパワーの出し方など様々な要因によって、実はスパークプラグを使い分けています。例えば同じ車種でもターボがついているモデルとついていないモデルを比較してみますと、ターボを付けている車のほうがパワーがあるぶん1度に燃やす燃料もたくさん必要になります。1度に燃やす空気とガソリンの量が増えるわけですね、1度に燃やす量が増えるのですから、当然ターボ付きの車に搭載するスパークプラグにはより点火力の大きいものが必要となってくるのです。

この時、ターボ付きの車に間違ってNAエンジンのスパークプラグを付けてしまうと、不完全燃焼を起こし、最悪エンジンブローにもつながってしまいます。ですので、スパークプラグを選ぶ時には自分の車に適合しているものをきちんと調べる必要があるのです。

スパークプラグの適合表は、NGKやDENSOのホームページで調べることができます。カー用品店やホームセンターなら適合表の冊子がスパークプラグ売り場で一緒に置いてありますので、いきなりスパークプラグを買いに行ってもなんとかなります。

もう一つ大事なことが、スパークプラグの交換を行う車の「型式番号」を調べておくことです。同じ名称の車でも、モデルの違いや搭載しているエンジンに応じて異なる「型式番号」が与えられているのです。型式番号は車検証に記載されていますので、スパークプラグを買いに行くときは1度調べておきましょう。

レーシングプラグは高回転用、用途に応じたプラグを選びましょう

日本特殊陶業(NGK)レーシングプラグ R7434-8 No.4892 [一体型] [4個箱]

¥14,775

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現在販売されている自動車用のスパークプラグには、用途に応じて様々なプラグが販売されています。特に大きなカー用品店などに行くと、自分の車に適合するスパークプラグにも安いものから、100,000km交換不要をうたったものやレーシングをイメージさせるなんだか格好いいスパークプラグまで、様々な種類があることに気づきます。特に車が好きな方はついつい高いプラグを愛車に着けたくなってしまうのではないでしょうか? しかしながら、こうした高性能なプラグもただ買えればいいというものではなく、用途に応じた選び方や扱い方があるので、選び方にも注意が必要です。

まずレーシングプラグですが、これはだいたいの場合「熱価」を高くし、燃焼部の耐久性を向上させた商品で、通常モデルに比べて倍以上の金額になっていることも少なくありません。このレーシングプラグが威力を発揮するのは、その名の通りレーシング、つまりサーキット走行などで威力を発揮します。街乗りと違いサーキット走行では常に高回転域を多用します。街乗りで車を使用する場合だと、車種にもよりますがだいたいの場合3,000回転くらいまでしか使いません、これくらいだとスパークプラグにかかる負荷も少ないですし、着火性能が多少悪くなっていても十分対応できてしまいます。

しかし、サーキット走行だと常時レッドゾーン付近、6,000回転から車種によっては10,000回転付近までエンジンを回転させ続けるので、スパークプラグには街乗りとは比べものにならないほどの負荷がかかります。この負荷によりエンジン自体が高熱になり、低い熱価のスパークプラグだと不完全燃焼などのトラブルが起こる可能性があります。こうした場面でエンジン性能を100パーセント引き出すために、耐久力や着火性能を向上させたレーシングプラグが必要になるのです。逆に、普段街乗りしかしない場合にはレーシングプラグだと、使用する温度が異なるので不完全燃焼などトラブルが起こる可能性があるのです。

耐久性能に優れたイリジウムプラグの注意点

NGK ( エヌジーケー ) イリジウムIXプラグ (ターミナル分離型/ターミナル付) 1本【3149】BPR6HIX

¥908

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100,000km交換不要をうたい、カー用品店でもよく見られるようになったイリジウムプラグですが、このイリジウムプラグも使用には注意が必要です。それは、耐久性に優れているのぶん点検をせず、そのまま放置してしまうというリスクです。スパークプラグの不具合はそれ自体だけでなく、エンジンオイルやLLCの漏れに不足などでも引き起こされ、そうした要因から不完全燃焼などが起こり、スパークプラグが真っ黒いカーボンにおおわれてしまうこともあるのです。スパークプラグがこのような状態になってしまうと適切な点火ができなくなりますので、カーボンを拭き取って点火しやすくしたり、エンジン全体の点検をしたりする必要がでてきます。

耐久性に過信せず、イリジウムプラグでも定期的に状態を点検することが必要になります。

メーカーによって異なるスパークプラグの品番

車種によって様々な種類があるスパークプラグなのですが、実はメーカーによってプラグの品番が異なります。同じメーカーでもレーシングプラグかイリジウムプラグかでさらに品番は異なりますので、これを覚えることは大変手間になります。

つまり、NGKのスパークプラグが欲しいのならNGKの適合表で品番を調べる必要があるのです。カー用品店などで交換をお願いする時にはこれだけで話がスムーズになりますので、簡単なことですがメーカー毎で品番が異なるということは押さえておいてください。

通販でも購入できる! NGKスパーク プラグのおすすめサイト

ネット通販が発達した今、業者も通販でパーツを発注する時代へと移り変わっています。ここでは業者向けからオークションまでNGKスパークプラグを購入できる通販サイトを紹介します。

【MonotaRO】急成長中のプロ向け通販サイト

出典:https://www.monotaro.com/main/press/n/1740/

兵庫県尼崎市に本拠を持ち、業者や工業向けにプロ向けの資材やパーツをリーズナブルに提供する通販サイトとして目覚ましい成長をとげている通販サイトです。住友商事と米国の資材流通大手グレンジャー社が協同出資して立ち上げられた会社でして、そのマニアックな商品ラインアップと利便性、何よりも信頼性から業者だけでなくDIYを好む個人にも利用者が広まっています。

返品にもしっかりと応じてくれる一部上場企業ですので、安心して通販で取り引きを行いたい方におすすめです。

「NGK プラグ」の販売特集では、通販サイトモノタロウの取扱商品の中からNGK プラグに関連するおすすめ商品をピックアップしています。3,000円以上送料無料。豊富な品揃え(取扱商品900万点以上)。当日出荷商品も取り揃えております。

【Amazon】ご存じ世界最大の通販サイト、購入履歴を再確認できるのも魅力的

NGK ( エヌジーケー ) プレミアムRXプラグ (ターミナルポンチカシメタイプ) 1本【94915】BKR6ERX-11P

¥1,305

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世界最大の通販サイト「Amazon」もNGKをはじめとしたスパークプラグを購入するならおすすめです。私もAmazonでよくエンジンオイルなどを購入するのですが、理由はその見やすい購入履歴です。Amazonだとネット上で自分が過去に何を買ったかを購入履歴を見れば調べることできるので、以前購入したことがあるパーツなら購入履歴を見るだけでリピート購入ができてしまうのです。消耗品ならAmazonでリピート購入するのが手間もかからずおすすめです。

ネット通販なので領収書をインターネットで印刷できるのも魅力的です。

【ヤフオク!】未使用の出物があればここが最安!

出典:http://auctions.yahoo.co.jp/

NGKに限らずスパークプラグのような商品はいつか交換するつもりで購入したにもかかわらず、結局車を買い換えてしまったので出品するというケースが多々あります。そうしたパーツは往々にして定価より安く購入できるので、通販サイトを調べる前に1度「ヤフオク!」で使えそうなスパークプラグを検索してみるのはおすすめです。

ヤフオク!は、誰でも簡単に[NGK]などを売り買いが楽しめる、日本最大のネットオークションサイトです。圧倒的な商品数を誇るヤフオク!で、落札・出品してみませんか? 補償制度もあります。

NGKスパークプラグを購入するなら、「 リフレッシュプレゼント」に応募しよう!

出典:https://www.ts-base.jp/ngk/refreshpresent/

NGKでは自社のスパークプラグの空箱をポイントに交換できる「 リフレッシュプレゼント」キャンペーンを行っています。インターネットからキャンペーンに登録する必要がありますが、DIYでNGKのスパークプラグをリピートしている方は参加してみてもよいのではないでしょうか?

ちなみにポイントを得るためにはスパークプラグの空箱が必要です、捨てずに大事に置いておくようにしてください。

NGKスパークプラグ リフレッシュプレゼント プラグ1個箱と魅力的な景品を交換! NGKのリフレッシュキャンペーン実施中!

DIYをしてみよう! NGKスパークプラグの取り付け方

重要なのは「締め付けトルク」

DIYでは簡単な部類に入る「スパークプラグの交換」ですが、はじめて行う方に多く見られるのが1度交換してみたものの堅く締めすぎて、次回交換時に外せなくなってしまうというトラブルです。こうなってしまうと車の自走ができないのでディーラーやロードサービスに来てもらう必要があり、DIYで浮いた工賃以上の出費になってしまいます。スパークプラグに限ったことではないですが、車のDIYを行う時に重要なのは「締め付けトルク」です。トルクとは力のことで、つまり適切な力加減で締め付けを行うことが必要なのです。

DIY初心者なら、ぜひトルクレンチの購入を

E-Value プレセット型トルクレンチ 差込角 9.5mm(3/8インチ) ETR3-110

¥2,569

販売サイトへ

適切な締め付けトルクといいましたが、はじめて作業を行う方にはわからないのが普通です。そうしたはじめてスパークプラグの交換を行うようなDIY初心者におすすめなのが締め付けトルクを管理できる「トルクレンチ」を使用することです。通常のプラグレンチに比べると割高に感じる工具ですが、規定のトルクに設定しておくと締めすぎた時にレンチが空回りするので、スパークプラグの固着を予防できます。トルクレンチはスパークプラグだけでなく、ソケットを交換することでタイヤのローテーションやエンジンカバーの脱着など色々な場面で重宝します。DIYで車をいじるなら、ぜひ一本は購入しておくことをおすすめします。

NGKのライバルDENSO、その違いとは?

出典:http://www.globaldenso.com/ja/

街乗りに限定するなら、両社ともそれほど違いはありません

トヨタのグループ企業である「DENSO」もスパークプラグの開発・販売を手がけており、日本国内ではNGKとDENSOの2社でスパークプラグのシェアを奪い合っています。両社のスパークプラグを比較したときに見えてくるのが、電極を支える碍子(セラミックス)の品質の差です。スパークプラグの耐久性を決める重要な要素なのですが、この碍子の品質で日本最大手のセラミックスグループ「森村グループ」に属しているNGKは一歩先を歩いています。

ですが、一般的なスパークプラグはほとんどの場合電極の劣化で交換が行われるので、碍子の耐久性による優劣が現れるのは過激なチューニングを施したカスタムカーなど一部の分野に限定されます。街乗りに用途を限定するなら、DENSOもNGKも性能差はほとんどないといえるでしょう。

まとめ:NGKの強みはセラミックスの技術力

NGKのスパークプラグは国内外問わずその耐久性で大きな評価を得ており、それを支えているのがスパークプラグにも使用されている高品質のセラミックスを利用できる技術力です。この分野に関しては世界一のセラミックス企業グループの一員であるNGKは抜きん出ています。セラミックスに変わる技術革新が無い限り、これからもNGKはどんどん日本企業として成長を続けていくことでしょう。