【モンキー ボアアップ】おすすめのキットや作業の手順、最高速は?

知られざるモンキーの世界へようこそ。ノーマルじゃ遅いといわれるモンキーですが、ボアアップすることでブッちぎりマシンに変身できます! 今回は気になる排気量別の最高速度やボアアップのやり方、お店での工賃などをピックアップしていきます!

モンキーのボアアップのおすすめの種類

モンキーのノーマルは50ccですが、ボアアップキットでは60ccから125ccを超えるものまで幅広くあります。ここではおすすめのボアアップキットをご紹介します!

【モンキー ボアアップ】75ccボアアップキット

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ボアアップの中でも75ccは人気の排気量。こちらでは75ccにすることでメリットを紹介していきます!

75ccのメリットその1:十分なパワー

ノーマルの50ccでは上り坂などで減速してしまうし、同じ原付スクーターよりも遅く、交通の邪魔になっているような感覚を覚えますが、75ccであれば十分な速さを得られます。上り坂でも減速することなくグイグイ登って行くので安心感も得るでしょう。

75ccのメリットその2:50cc並の燃費の良さ

排気量が上がることで、求められる燃料噴射量も増えますが、非力な50ccよりもフルスロットルの時間が減るので、燃費の悪化もそれほど感じらないでしょう。プラスマイナスゼロ、といった感じです。また、アップダウンの多い環境では逆に75ccの方が燃費がいいこともあります。パワーが増える分、スロットル開度が少なくても加速するからです。ちなみに75ccの燃費は45~55km/Lくらいが平均値となっております。

75ccのメリットその3:エンジンの寿命が長い

88ccなどに比べるとパワーが控えめの75cでは、エンジンパーツに掛かる負担も少ないので故障の確率も減る傾向にあります。長くエンジンと付き合うコツはエンジンパワーを必要以上の求めないことです。これらを踏まえると、街乗りに最適な排気量が75ccということがわかります。

【モンキー ボアアップ】88ccボアアップキット

キタコ(KITACO) ライトボアアップキット 85cc モンキー(MONKEY)等 214-1133400

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モンキーのボアアップとして定番なのがこの88ccキットでしょう。その理由はあくまでも推測ですが、ノーマルのエンジンヘッドを使用(シリンダー、ピストンのみの交換)する場合の最大の排気量のため、75ccと同じ手順で交換するので、どうせなら大きい方がいいでしょ! ということでしょう。また、排気量が大きい方がパワーを求められるので人気があると予測できます。

88ccのメリットその1:とにかくパワフル!

50ccに比べると、加速が2倍や3倍にアップしたように感じるでしょう。たったこれだけの作業でこんなに速くなるの!? と思わず感激するはずです。75ccでも十分パワーアップを体感できますが、88ccは恐怖を覚えるほどの加速力があります。気を抜くと簡単にウイリーするほどです。

88ccのメリットその2:対費用効果が大きい

88ccのボアアップキットの相場は1万円前後です。75ccのボアアップキットとほとんど変わりません。例えば3万円のマフラーを装着しても、1万5千円のビッグキャブレターキットを装着してもこれほどのパワーアップは無理でしょう。なるべくお金を掛けないでパワーが欲しいなら間違いなく88ccボアアップです。

88ccのメリットその3:実はそんなに燃費は悪くない

セッティング次第ですが、88ccボアアップの平均燃費は35~50km/Lと幅はありますが、なかなかの低燃費です。もちろん吸排気やスプロケなどの仕様やライダーの体重や乗り方にもよりますが、この辺りが平均的なところです。

用途に合わせた排気量を選ぼう

街乗りやツーリングを考えるなら75cc、ボアアップによる変化や、パワーを求めるなら88ccがおすすめです。メーカーによっては60ccや65ccや80ccなどもありますが、定番の75ccと88ccを基準にすると考えやすいですよ。ちなみに60ccくらいだとあまりパワーアップは体感できません。もちろんノーマルよりはパワフルですが……。マニアックな排気量といえます。

モンキーのボアアップに必要な免許は?

小型二輪以上の免許が必要です!

50cc以上になるので原付の免許ではなく、小型二輪以上の免許が必要です。50ccでは原付第一種なので30km/h制限や二段階右折などの必要がありますが、ボアアップすると51cc以上125cc未満の原付二種となり、制限速度60km/hで二段階右折の必要がなくなります。

小型二輪以上の免許をお持ちの方でも、原付一種のままだと厳しい制限がありなんだか損したような気分になると思うので、ボアアップしてわずらわしい交通規制を解除してみませんか? 楽しみがアップしますよ!

ボアアップの申請手続きも必要!

ボアアップの申請手続きは地方によって異なるようですが、基本的には申請用紙に車体番号や車体の諸元、ボアアップキット装着によるデータ表(メーカー発行のもの)などとなっているようですが、申請予定の受付所でお調べください。著者もモンキーのボアアップ申請を行いましたが、申請用紙、車体の写真(車体番号のアップや車体全体の写真)、組み込む前のシリンダーの直径をノギスを当てて測っている写真、組み込んだ商品の写真(インターネット通販時のスクリーンショット)が必要でした。以前は書類だけの申請でしたが、2016年の4月以降は書類審査が厳しくなっているようです。

モンキーはボアアップしたらどうなるの?

トルクフルになり最高速度もアップする!

50ccとの違いはボアアップしたモンキーに乗って走り出した瞬間から違いがわかるでしょう。50ccには感じなかった、体が引っ張られるような加速感を感じます。また、大幅にトルクが上がるので60km/hまで一瞬で加速し、パワーを持て余してしまうので、スプロケットなどで高速セッティングにしましょう。そうすることで最高速度をアップさせることができます。

モンキー:50ccの最高速度は?

50ccの場合は60km/hで性能を出しきっているような走りです。あくまでも原付と割りきったような、ゆったりした加速が特徴で、同じ50ccスクーターなどに比べると遅さは否めません。ノーマルエンジンのモンキーの場合は、速さは諦めてゆっくり景色を楽しんだり、その土地の香りを楽しむような走り方がおすすめです。

モンキー:75cc ボアアップの最高速は?

スプロケットやキャブレターのセッティングによると思いますが、70~80km/hは狙える範囲です。最高速度までの加速は50ccとは別次元なので、とても楽しいと思います。

モンキー:88cc ボアアップの最高速は?

Photo by yorozuyaworks

こちらもスプロケットやキャブレターのセッティングにより左右しますが、80~90km/hは狙えます。ちなみに著者のモンキーは86ccボアアップ、3速遠心ロータリーエンジン(6V 50ccカブエンジンがベース)、ハイカム、ハイコンプ、PC20ビッグキャブレター、パワーフィルター、ノーマルマフラー,フロントスプロケット15T、これで軽く90km/h、その気になれば100km/hは出てしまいます。タイヤが小さくホイールベースの短いモンキーでは、挙動がシビア過ぎてスピードを出すと恐怖でしかありませんが……。

モンキー ボアアップの手順は?

ここではボアアップがどのような作業なのか知らない人のために手順をザックリご紹介します。あくまでも雰囲気だけわかっていただけたらと思います。

モンキーボアアップの手順:エンジンを降ろす

モンキーの場合は、フロントタイヤやフェンダーを取り外すことでボアアップが可能ですが、手元が狭く作業しにくいので、エンジンは降ろして作業しましょう。

モンキーボアアップの手順:上死点に合わせる

モンキーのエンジンは4サイクルです。4つの工程で1回転するのですが、作業をする前にピストンを上死点に合わせ、タペットは吸気も排気も開いてないことが条件です。エンジンの基本がわかっていない人にとってはちょっと難しい話だと思いますが、必ずこのポジションに合わせておきます。フライホイールの「T」マークをクランクケースの合わせ位置に合わせることでセット完了です。

モンキーボアアップの手順:ヘッドを外す

スパークプラグが刺さっている部分がエンジンヘッドと呼ばれる部分です。主に4つのネジを外せばあとはプラハンなどでトントンと叩くとスッポリ外れるでしょう。このときカムスプロケットが0の位置に来ているか確認します。

モンキーボアアップの手順:シリンダーを外す

シリンダーは1本のネジで止まっているので、それを外したらヘッドと同じようにプラハンなどでトントンすると外れます。

モンキーボアアップの手順:ピストンを交換しよう!

シリンダーを外すとピストンが現れるので、ピストンを交換します。5枚あるピストンリングの順番や向きなどを確認し、注油もしながらピストンをセットしましょう。

モンキーボアアップの手順:シリンダーを交換する

純正よりも大きくなったピストンに合わせて、シリンダーも交換しますが、あとは外したのとは逆の手順でエンジンを組んでいきます。

ボアアップしたらキャブレターのセッティングもする

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排気量が変わると求められる混合気も変化します。簡単にいうと燃料を濃くする方向にセッティングしなければエンジンのパワーを発揮できませんし、燃料が薄いままだと遅かれ早かれエンジンを破損させてしまいます。ボアアップとセットでおこないたい作業の一つです。

ボアアップしたらスプロケットもセッティングする

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スプロケットとはギアのことです。いくらエンジンが大きくなってもすぐに吹け上がっては最高速もちろん、加速性能も生かせません。例えるなら子供用の三輪車に競輪選手が乗っても、その人の能力が生かせないということです。三輪車(スプロケ)を大きなもの(ロードバイク)に変えることでパフォーマンスを発揮できると考えましょう。

純正のスプロケは13Tです。この数字が大きくなると最高速度がアップします。ボアアップの場合は14Tや15Tが定番です。もしも13Tのままだとすぐに吹け上がりシフトチェンジの回数が増え、最高速度も上がらないので、結果的に14Tや15Tよりも加速が遅くなることもあります。パワーに合わせた適切なギア比がおすすめです。

お店でボアアップするといくら必要になるの?

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大前提として、お店によって工賃に差があることを理解しておきましょう。喫茶店によってコーヒーの値段が違うのと同じです。ただし、相場というものはあり、1時間あたり7,000円~8,000円程度となっております。モンキーのボアアップの場合はお店によって幅があり、7,500円~15,000円程度のようです。作業時間はだいたい1~2時間程度となっています。

例えばエンジンヘッドやシリンダーが固着し外れにくいなどの理由で、作業時間が伸びるとそれだけアップします。また、ショップによってはボアアップのパーツを丁寧にバリ取り作業してから組み込むメカニックも。バリ取りをすることでパーツが滑らかになり、動きがスムーズになったりエンジンの寿命が伸びたりします。

お店やメカニックさんの考えや作業によって工賃や時間も違うので、だいたいの値段を知ったところで、作業依頼する予定のお店に問い合わせてみましょう。

エンジンの基本がわかればボアアップはできる!

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ボアアップキットには、メーカーによってやり方の手順が載っている説明書が付いているタイプと、付いていないタイプがあります。エンジンに詳しい方ならパーツを見ただけで組んでいけますが、初心者には至難の業です。慣れれば1時間程度でできますが、初心者には半日作業でしょう。

そこでおすすめなのが「スペシャルパーツ武川 モンキーエンジンチューニング・マスターブック」です。ボアアップの基本的な作業が写真で細かく紹介されています。初心者の人ならこれ1冊あればボアアップも可能でしょう。また、この本で紹介されている知識はエンジンの基本なので、マスターすれば他車にも役立ちます、ぜひご愛読ください。

モンキー ボアアップ エンジンがかからないときはここを疑え!

モンキーボアアップ時の、エンジンかからないあるあるをご紹介します。エンジンが完成した喜びとワクワクのため、初歩的なミスをしていることも考えられるので、落ち着いて確認してみましょう。

チェックその1:燃料コックの確認

燃料コックがオフになっていませんか? または燃料ホースはちゃんと繋がっていますか? オンとサブタンクのホースを繋ぎ間違うミスもあるので見てみましょう。

チェックその2:プラグコード

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プラグコードが刺さっていない! という、あとで軽い笑い話になるようなミスに気が付かないこともあります。しっかり刺さっているか確認しましょう。

チェックその3:イグニッションはオンなってますか?

そんなことあるのかい? という超初歩的ミスも考えられます。ボアアップ作業後のような、ワクワク感が止まらない状況では気が付かないこともあるので、必ず確認してください。これでもダメならちょっと面倒なお話になりそうです……。

チェックその4:プラグのスパークの確認

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エンジンのかからない原因を1つずつ潰していくしかありません。プラグの先をエンジンヘッドに当ててキックしてみてください。火花は飛んでいますか? または弱くありませんか? 火花が飛んでいない、またはスパークが弱い場合はプラグを新品に交換、それでもダメならイグニッションコイル、と元を辿っていきましょう。

チェックその5:キックは重いですか?

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これも覚えておいてください。とても重要な判断材料です。ボアアップ以前よりも軽くなっていたら問題です。いわゆる圧縮抜けが考えられます。ピストンリングの組み付け、シリンダーやヘッドの合わせ部分に隙間があることが原因かもしれません。カムシャフトのタイミングの狂いも考えられます。このケースでは再度バラしてパーツの向きなどチェックしなければいけません。基本的にはボアアップするとキックが重くなります。

組み付けがちょっとおかしくてもエンジンは動いちゃう

これも覚えておきましょう。多少の圧縮漏れでもエンジンは動きます。エンジンがかからない、ということは小さなミスではない可能性もあるので、落ち着いてパーツをバラしていきましょう。4サイクルエンジンは、吸気→圧縮→点火→排気のサイクルのどれかが欠けていると始動しません。エンジンがかからないときは、このどれかの工程がうまくできていないのでしょう。

カスタムベースにおすすめのモンキーの中古車

モンキーはベース車選びがキモ!

モンキーにはいくつか種類があります。古い車体は6V、次は12V、現在はFIと分けることができるのですが、カスタムベースにするなら12Vがおすすめです。6Vモンキーはエンジンの構造がちょっと違うので、ボアアップキットなど6V対応モデルじゃないといけません。しかし6V用のボアアップキットはあまり販売されていないので、パーツ選択肢が少なくちょっと寂しいです。

次に現行モデルのFIですが、コンピューター制御のため、吸排気やエンジンを改造したらプログラミングも調整しなければいけません。素人には到底難しい作業なので、パワーアップ系のカスタムはほぼ不可能と考えられます。これらのことからカスタムするのならキャブレーターの12Vモンキーがおすすめです!

モンキーの中古車の相場は8~199万円!

20万円までの車体はノーマルとマフラーや外装に手を加えた車体がメインとなっております。ボアアップ済みのモンキーもチラホラ見られるので、これからカスタムを楽しむのであればこの価格帯がおすすめです。12Vモンキーがメインですが、ときどき6Vもあるので注意してください。25万円までのモンキーは、カスタム車はもちろんですが、新車クオリティの低走行でフルノーマルのモンキーがメインとなっております。

35万円までは、くまもんバージョン、ゴールドモンキーなどの限定車や最新のFIモデルの新車がメインです。カスタム車は、個性豊かなフルカスタム車がメインとなっているので、これからイジる、というよりも、すでに完成されたようなモンキーばかりとなっております。

さて、36万円以降のモンキーですが、個性豊かなので、掻い摘んでご紹介しましょう。まず目立つのは、初期のM型モンキーといわれるマニアックなタイプが販売されております。それ以外はフルカスタム車なのですが、ボアアップ車がメインとなっており、強化5速ミッションや、ハーレーのレプリカタイプ、ロンスイや太足、フルメッキなど、ショーに出展されたり雑誌の表紙を飾ったりしたモンキーばかりです。

モンキーの中古車はよりどりみどりなので、お好みのモンキーがきっと見つかるはずです!

車両価格: 199万円(税込)

モンキー ボアアップのまとめ

モンキーをボアアップすることで、エンジンの仕組みも理解できるはずです。今回はシリンダーのみの交換がメインでしたが、慣れてくればエンジンヘッドがどのような役割を担っていて、どれほど重要なのかも理解できるとも思います。モンキーの魅力は乗れるおもちゃであることです。文明の利器の素晴らしさをモンキーを通して感じてください!

モンキーのカスタムなどにも詳しいショップを見つけましたのでリンクを貼っておきます。是非チェックしてみてください。

快適なバイクライフを、バイクの事なら【Bike Shop MONX】 日々のメンテナンスからエンジンの不具合。また、ヴィンテージバイクの販売等、何でもお問い合わせください。

カスタムパーツだけで1台組み上げられる奥深いホンダ モンキーの世界。今回はモンキーカスタムの入門者にも楽しんでいただける内容になっています。かんたんなカスタム方法や、ボアアップなどについてもわかりやすく説明します。

ちっちゃくてかわいいモンキー。小回りも効いてちょこちょこ走れるポップな原付です。モンキーの歴史を辿るとなかなか興味深い内容となっていることがわかります。最初の登場は子供向けの遊具だった! などモンキーに関して情報もあり、年式による違いなども参考にしてください。