【シボレー トラバース】モダンな8人乗りSUVの評価は?燃費、中古車の情報も

今や、アメリカは世界有数の産油国だそうですから、そんな勢いに乗ってか、シボレー タホなど大型SUVも売れていることでしょう。しかし地球規模で考えたら、化石燃料の使い過ぎは良くありません。そんなことを思えば、アメリカンSUVにも、モダンで効率のよいシステムを取り入れてもらいたものです。たとえば、このシボレー トラバースという一台は、そちらへ向かっているクルマだと言えます。

大型から中型SUVへ橋渡しをするのが、シボレー トラバース

大きなアメリカンSUVを好む方々にとっては、「シボレー サバーバン」や「シボレー タホ」といったフルサイズカーがアジア向けに輸出されないことについて、ゼネラルモーターズに対して不満を感じる原因となっているかもしれません。

その大型SUV兄弟の末っ子のような位置にいるのが、このシボレー トラバースであるわけですが、これまた日本には輸出されないまま。2016年の現状では、比較的かわいいサイズでアジア生まれのSUV、シボレー キャプティバのみが日本で購入可能です。

このトラバースは、「GMC アカディア」や「ビュイック アンクレイブ」などと共通の「GMラムダプラットフォーム」をつかったSUV。そのシボレー内での位置づけとしては、2008年まで存在していた「シボレー トレイルブレイザー」の後を引き継いでいます。

思い切ってエンジンは一種類のみ、足回りは軽快な設定

いわゆるトラックベースのSUVと違い、このトラバースは横置きエンジンであり、駆動もFWDもしくはAWDとなっています。そんな車体に与えられたエンジンは、さほど場所を取らないV型6気筒、排気量3.6LのDOHC24バルブ直噴です。

基本形式としては一種類だけですが、エキゾーストパイプのオプションによって、パフォーマンスも変わってくるというのがトラバースの面白い演出。まず、シングルエキゾーストの場合のパフォーマンスは、出力が210kW(285ps)でトルクは361N・m(36.8kgf・m)です。また、デュアルを選択すると215kW(292ps)に366N・m(37.3kgf・m)という性能にアップされます。

また、そのパワーを伝達する変速機には、6速のオートマチックトランスミッションが組み合わされます。FWDとAWD、いずれのケースでもサスペンションは前後供に独立懸架となっていて、街乗り乗用車としての走行性能を高めています。

試乗テストと評価

英語版の「Car and Driver」に、シボレー トラバースの評価および試乗テストのデータなどが出ています(下にリンクあり)。そこではやはり、トラバースの持つ乗用車(ミニバン)寄りの大型SUVという性格について、メリット&デメリットが述べられています。

シャーシや内部構造などが、街乗りに適応するものとなっていても、5mを超える全長を持つのがトラバース。ハンドリング的には俊敏さは悪くないものの、今どきのミニバンに比べれば、運転の楽しみは薄れるそうです。

加えて2009年型からの6速ATは、高速道路上においてトップギアで巡航に入ると、なかなかシフトダウンしないプログラムとなっていたそう。これも、車体の重苦しさを強調する結果になっています。とはいえ、2013年型くらいからこのプログラムは改善されているそうです。

そして、何といっても最大8人が乗れるゆとりの3列シートは、シボレー トラバースの最大の訴求ポイントでしょう。その大柄なボディでの加速性能は、停止から60mph(時速で約96km)までが7.3秒という成績。最高速度は時速で約180kmというのが実測されています。

ちなみに、米国での公認推定値による燃費性能は、都市部での走行モードで約6.3km/L、高速では約9.3km/Lになっているのが、2016年型のシボレー トラバースです。

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【諸元表】シボレー トラバース AWD(2013年)

エンジン排気量:3,564cc
エンジン出力:215kW(292ps)/6,300rpm
エンジントルク:366N・m(37.3kgf・m)/3,400rpm
全長:5,174mm
全幅:1,994mm
全高:1,775mm
重量:2,248kg
ホイールベース:3,020mm
サスペンション:独立懸架(前)/ 独立懸架(後)

シボレー トラバースを購入する

日本に正規輸入はないとはいえ、大型SUVの中にミニバンの本質も併せ持つトラバースは、国内でも魅力を発揮しそうな一台です。そこそこな程度の中古車があれば、ぜひ乗ってみたいと思われる方は多いでしょう。

しかし、簡単に中古市場を探してみても、あまり個体数は多くないようです。一応見つかったものは、2010年登録で走行距離が5.1万kmという車体に車検付きという状態で、価格が3、380、000円となっています。

トラバースは数は少なく、他の人があまり乗っていないクルマ。そんな意味の魅力もありそうですが、同時にメンテナンスのことが気になります。特に、交換パーツの入手先は確認しておいた方がよいでしょう。

「日本カリフォルニアカスタム株式会社」「ピックアップス」「アメリッツ・ドットコム」などのサイトが、シボレーをはじめとしたアメ車のパーツを取り扱っています。一度、確認されたらよいと思います、下にリンクを貼っておきます。

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シボレー トラバースのまとめ

アメリカの頑固なSUVファン達は、いまだにピックアップトラックベースの車を強く支持しているようです。とはいえ、フルサイズSUV専用のプラットフォームを持つ、このシボレー トラバースなどが登場したのも時代の要求というべきでしょう。

今のところ、乗用車とトラック系の橋渡し役のような存在である、このトラバース。しかし、これからは大型SUVも、この構造へと切り替わってゆくのではないでしょうか。