【キャデラック ブロアム】英国男爵の名前を頂いた、米国フルサイズFRセダン

現在はゼネラルモーターズ傘下にあるキャデラック。今でも、グループ内で高級車セグメントを受け持つのがこのブランドですが、創業はなんと1902年だそうです。そんな同社は、一時期フルサイズセダンにFF化を進めていました。そしてその段階で、オーソドックスな大型FRセダンとして生き残ったのが、このキャデラック ブロアムなのです!

キャデラック ブロアムはリンカーン タウンカーのライバル

19世紀の中盤、当時の英国男爵であったヘンリー・ブロアムは、2人から4人が搭乗できる4輪式の馬車を考案しました。そして、そのスタイルの車体は、彼の名前をもらって「ブロアム」と呼ばれるようになります。

アメリカの高級車ブランドであるキャデラックは、20世紀に入ってからその名前を自社のクルマに採用したのをはじめとして、その後も様々なモデルのグレードに男爵の名前を頂いてきました。1986年には、「フリートウッド ブロアム」という名のフルサイズセダンが存在しています。

この頃、キャデラックはフルサイズカーのFF化を進めており、別のセダンである「ドゥビル」も前輪駆動車となります。同時に、FFセダンのラインアップに「フリートウッド」も新たに生み出されます。そして、FRカーであった「フリートウッド ブロアム」は、名称の整理のために「キャデラック ブロアム」というFRフルサイズセダンとして出直すことになりました。

この「ブロアム」は、後輪駆動のラグジュアリーセダンとして「リンカーン タウンカー」がライバルとなっています。

エンジンは王道のV型8気筒

キャデラック ブロアムはFRフルサイズセダン、そのルックスも1960〜1970年代をほうふつとさせるクラシカルなルックスが特徴です。

そのボディーを走らせる動力源には、やはりゼネラルモーターズグループ得意のV型8気筒OHVエンジンです。その排気量は大枠で2種類の設定。

まず、ブロアム搭乗当時のベースグレードに用意されたエンジンはは、排気量5.0Lから出力104kW(142ps)にトルクは345.7N・m(35.3kgf・m)を発揮しました。このエンジンは、1987年から1990年のモデルイヤーに搭載。また、その後の1991年には、5.0Lのグレードに新しいエンジンが投入されました。燃料噴射を備えたそのバージョンでは、127kW(173ps)と346N・m(35.3kgf・m)の性能にアップしています。

さらにハイパワー版としては、排気量5.7Lのタイプもあります。そちらは、出力130.5kW(177ps)にトルクは400 N・m(40.8kgf・m)と、138kW(188ps)407N・m(41.5kgf・m)の二種類となっています。

【諸元表】キャデラック ブロアム(1992年)

エンジン排気量:4,998cc
エンジン出力:127kW(172ps)/4,200rpm
エンジントルク:346N・m(35.3kgf・m)/2,400rpm
全長:5,613mm
全幅:1,913mm
全高:1,458mm
重量:1、940kg
ホイールベース:3,086mm
サスペンション:ダブルウィッシュボーン式(前)/ 4リンクリジッド(後)

日本にも輸入されていたキャデラック ブロアム、その中古は?

今どきの日本車はもちろんのこと、欧州車にもアメリカ車にも存在しないようなクラシカルなルックス。このキャデラック ブロアムは、21世紀の今になっても街中での存在感は抜群です。

フリートウッド ブロアムの時代から、日本にもディーラー 経由で輸入されていたこのクルマ。2016年現在でもそれなりな中古車が流通しているようです。

例えば、1983年登録(フリートウッド ブロアム)のクーペで、走行距離が不明という車体でも、車検なしの状態で1,620,000円のお値段。1990年登録で走行距離が2.5万Km程度の車体(5.7L)が、一年程度の車検期間つきの状態で、3,520,000円の価格というのもあります。また、お安い方では、1996年登録で走行距離15.5万Kmの5.7L車両が、約一年の車検つきで800、000円というものも出ているようです。

フルサイズセダンの代表ともいえるボディを持つ、このキャデラック (フリートウッド)ブロアムですが、一応の燃費性能としては一般道で5〜6km/Lは走るそうです。ただ、エンジンが改良された後期のモデルを選ぶ方が良いでしょう。

下に、カタログ情報のリンクを張り付けておきますので、ご検討の際はあわせてご覧ください。

古き良きアメリカ車はカスタムで行こう!

ブロアムも一応古い車ですので、部品交換などのメンテナンスは考慮しなければなりません。また、その際に大幅なカスタマイズを考える方もいるようです。

例えば、「PITLINE」のブログでは、全塗装からエアサスのリフレッシュ(改良)などのディープな作業工程を載せてくれています。ブロアムに使えるパーツ関係では、「日本カリフォルニアカスタム株式会社」という業者さんが問い合わせにも対応してくれるそうです。

両社とも下にリンクを張り付けておきますので、よろしかったらご覧ください。

    こんばんは 今回は以前に完成済みでしたが今回追加カスタム中なので さら〜とご紹介^^ A様 94キャデラック ブロアム 元々こんな感じにまで仕上がっていましたが更にグレードアップ大作戦

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キャデラック ブロアムのまとめ

大きさが魅力のアメ車といえば、ピックアップトラックやSUVもありますが、むしろアメリカを感じられるのは、乗用車としてのフルサイズセダンかもしれません。

1970年代のデザインが生き残っているFRのリアルセダン、それがキャデラック ブロアムです。このトラディショナルなルックスこそ、真のアメ車の存在を主張しているのではないでしょうか。