【三菱 エテルナ】名機4G63搭載モデルなどの魅力とは?

ランサーエボリューションで一躍有名となった2,000ccのターボエンジン、4G63型。その原型を積んだ数少ない車種の一つがこの三菱 エテルナです。その車種紹介やライバル比較だけでなく、中古車情報についても網羅します!

三菱 エテルナとは?

写真は4代目の三菱 エテルナ

聞き慣れない車名ですが、初代のフルネーム、ギャラン Σ(シグマ) エテルナと言えば、勘の良い方はおよそどんな車かイメージできるのではないでしょうか。

三菱の絶版車ギャランの姉妹車がこのエテルナです。

ギャランと言えば、ランエボで一躍メジャーとなったランサーの上位車種です。海外で言えばメルセデス Cクラス、BMW 3シリーズなどDセグメントに当たるミドルクラスセダンでした。

エテルナは、そのギャランの3代目後半、三菱カープラザ販売店の開設と同時に発売された車です。

歴代のエテルナ その系譜について

1978年 初代 三菱 ギャラン シグマ エテルナの誕生

初代エテルナが登場したのは1978年のことでした。前述のとおり、3代目ギャラン シグマの姉妹車ということで、同じ名前が冠されていました。

シグマというのは「集大成」という意味で、ギャランにもエテルナにも付けられた名称ですが、その名が示す通り、この年のギャランは、年間14万台以上を販売して5位に躍進するほどの人気車種でした。

ちなみに2015年の販売台数5位はトヨタ プリウスの12.7万台です。
これだけでギャランの知名度がいかに凄かったかが分かりますね。

搭載エンジンはサターンタイプと呼ばれた1.6L 4G32型SOHC、アストロン80タイプ1.85L 4G51型SOHC、同じくアストロン80の2.0L 4G52型SOHCの3モデルありました。ボディタイプには、2ドアハードトップのギャラン Λ(ラムダ)エテルナ、ワゴンタイプのギャラン Σ エテルナ エステートバンなどがあります。

余談ですが、1970年にサターンタイプのエンジンをDOHC化した初代ギャランのレーシングモデルが存在しました。名をコルト ギャラン GTO-MRと言います。この頃からラリーやレースを視野に入れたエンジン開発を行っていたことが伺えます。

さらに余談ですが、三菱エテルナのCMソングに使われたのは、桑江知子さんの歌う「エテルナの朝」でした。発表展示会の告知用としてオンエアされ、車名と曲名が一致した稀な例です。

写真は1970年発売の初代コルト ギャラン GTO-MR

1980年 2台目 三菱 エテルナ・シグマへの改名とターボの追加

1980年、ギャランの4代目へのフルモデルチェンジと同時にエテルナも第2世代にバトンタッチしました。この折、車名をエテルナ Σと変更しています。とは言え販売面では苦戦しました。元祖たるギャランからの完全なキープコンセプトだったためか、人気は衰えました。

ここでは搭載エンジンに注目が集まります。1.8Lおよび2.0Lが新設計シリウスエンジンとなりました。

1.8LがG62B型、2.0LはG63B型と言います。かの有名なランサーエボリューションの4G63型のベースとなったエンジンです。 20年以上にわたって改良され続けた名エンジンの、まさに原型が誕生した記念すべき年でもあります。

カンフル剤としてターボが追加されましたが、人気の再燃には至らず、わずか3年で次世代にバトンタッチしました。

1983年 3代目 FF駆動 セダンとハードトップの両展開

機械的な特徴では、先代までのFRからFFへと駆動方式を変更したことです。

同時に2ドアハードトップのラムダを廃止して、4ドアハードトップモデルに統合しました。
エステートもミラージュバンへと統合されたため、本モデルからセダンかハードトップかの2択に絞られました。

1986年のモデル中期で2.0L V型6気筒の6G71エンジンを搭載しました。上位車種デボネアと同じエンジンを積み、上級モデルへの車格アップを図っています。

1988年 4代目 4G63ターボ搭載モデルの登場

写真はエテルナSAVA(サヴァ)

ベースモデルと姉妹車との差別化から、5ドアハッチバックタイプに方針転換されました。今で言えばアテンザ・スポーツを想像していただけると分かりやすいでしょうか。4ドアモデルとして、エテルナ SAVA(サヴァ)が誕生しましたが、NAモデルのみのファミリータイプとして明確な棲み分けを行いました。

とは言え、ここでのトピックスはそれと別にあります。

WRCのグループAの市販モデルとして販売されたギャランVR-4と同等のZR-4が登場したことです。4WDとDOHCターボ4G63型エンジンの組み合わせで、ランサーエボリューションの原型となったモデルです。

このとき既に205PSの出力をほこり、レガシィ RSなどと並ぶハイパワーセダンの元祖といえる存在になりました。

1992年 5代目 そして消滅へ

この代からハイパワーセダンはランサーに譲り、3ナンバーサイズのラグジュアリー4ドアセダンの1本化となりました。V型6気筒とワイドボディを主力とするも販売面では苦戦し、エテルナはこの代で終了、三菱 カリスマへとバトンタッチします。

また、当時の人気モデル トヨタ カリーナEDのライバルとして、三菱 エメロードがデビューしています。エテルナ シグマ ハードトップ的役割を担いましたが、こちらも1代限りで役目を終えました。

三菱 エテルナのライバル

スバル レガシィ RS

言わずと知れたスバルの基幹車種です。
2016年、北米寄りの大型ラグジュアリーセダンとなり、その座をWRX S4に譲っていますが、こちらもレースの血統を色濃く持ったハイパワーセダンでした。インプレッサ WRXの前任としてWRCにも参加しています。

1990年の前後はバブル景気もあってか、5ナンバー・ハイパワーセダン・4WDという組み合わせに熱狂的なファンが根付き始めていました。景気が良い時代、内外装も装備も突出するのは今も昔も変わりありません。

三菱 エテルナの中古車情報

単刀直入に申しあげますと、まず出回りません。
ギャランの影に隠れたマイナー車種であり、かつ不人気車でしたから球数もなく、超激レアです。

4代目のZR-4と同じ、6代目ギャラン VR-4でおよそ30~50万円前後です。
根強い人気の8代目ギャラン VR-4は2.5L V6 ツインターボですので中身は全くの別物です。

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まとめ

いかがだったでしょうか。
三菱が誇るハイパワーセダン、ランサーエボリューション。その血脈を作ったのは、紛れもなくギャランとエテルナの2.0L 直列4気筒 DOHCターボ 4WDモデルでした。

しかし、その歴史を辿ると苦悩と変革の連続だったことが分かります。過去の名車の一つとして、皆さんの記憶に残ればという想いで執筆させていただきました。

ぜひ中古市場で見かけることがあれば、一目置いてあげてください。