【ポンティアック フィエロ】レプリカのベース車として人気です!

ポンティアック フィエロは、米国では初の量産ミッドシップカーになります。GMならではの「部品の使いまわし」で作られたフィエロの走行性能は、決してスポーティなものとは言えず、ミッドシップと言うレイアウトながら、結果的に期待はずれなものでした。しかしながらポンティアックフィエロの魅力は別のところで発揮されることに。ミッドシップレイアウトを活かした「スーパーカーのレプリカベース」として見直されたのです。

GM初のミッドシップ ポンティアック フィエロ

フィエロの最上級グレード フィエロGT

ポンティアックと言えばファイヤーバード・トランザムをイメージする方も多いと思います。GM(ゼネラル・モーターズ)は、すでに生産されているモデルから多くの共通部品を使い、1984年に小型のスポーツカーとしてポンティアック フィエロを発売しました。アメリカ車としてはかなりコンパクトなサイズながら、インパクトのあるスタイルは、発表当時なかなかの好評を得ていました。

1985年 ポンティアック フィエロは、クーペ・スポーツクーペ・SEクーペと言う従来の3つのグレードに加え、最上級グレードのフィエロGTをラインナップしました。エンジンは、それまでの2,5リッター直列4気筒SOHCから、2,8リッターV型6気筒OHVにグレードアップ。のちに新たなグレード、フォーミュラを加えましたが販売は不審に終わり、わずか5年間の生産を終えることとなりました

最上級モデル フィエロGTの主要諸元は?

全長:4,180mm

全幅:1,790mm

全高:1,210mm

ホイールベース:2,375mm

乗車定員:2名

エンジン型式:水冷V型6気筒2A型

総排気量:2,836CC

最高出力:135/4,500(PS/rpm)

最大トルク:22,8/3,600(kg−m/rpm)

フィエロは故障が多いと言う説

フィエロは故障やエンジントラブル、エンジンルームからの火災が多いと言う汚名を着せられたことがあります。もともとミッドシップエンジンは設計が悪いと放熱に問題が出てしまうのですが、公式の発表ではエンジンオイルの減りが故障のもととされました。原因は結局不明でしたが、日頃のメンテナンスで防げる故障は、どのクルマにもたくさんあると考えて良いでしょう。

ポンティアック フィエロはレプリカベースに最適!

好評だったフェラーリ F355レプリカ

出典:http://221616.com/car-topics/a_0000046170.html

フィエロベースのレプリカとして、数多く作られたのがフェラーリのレプリカです。308や355のほか、テスタロッサや512BBなどもあげられますが、スモールフェラーリとフィエロのサイズが近かったことから、違和感の少ない355のレプリカは日本の市場でも人気を得ることとなりました。

ポンティアック フィエロがレプリカベースとなる理由

ポンティアック フィエロがレプリカのベースとして注目された理由は、スペースフレームであったことに加え、樹脂製(FRP)ボディを使用していたため、まったく別のクルマに仕立てなおすのが容易だったことがあげられます。何よりベース車両として、新車価格が1万ドル以下だったことも大きな要因でしょう。これらによってフィエロは、アメリカならではの「レプリカ市場」に大きくクローズアップされることとなりました。

発売当初フィエロのエンジンは、2,5リッターモデルのみで、動力性能は高くありませんでしたが、車重は1,100Kgほどに抑えられていたために、ハンドリング自体はミッドシップスポーツカーの感覚を味わうことができました。

フィエロベース ランボルギーニカウンタック

話題になったレプリカ  ランボルギーニ・カウンタック

フィエロをベースにしたカウンタックは、プローバ社(ビルダーはミラージュ社)、キットカーとして販売していたカウンテス社などが手がけています。他にもディアブロやケーニッヒ仕様のレプリカも存在しましたが、カウンテス社のものだと、エンジンは日産フェアレディZのVG30DETや、初代セルシオのV8エンジンが搭載され、要所にはメルセデスのコンピューターやルノーのミッションを使用していました。

ランボルギーニ・カウンタックレプリカは、一時期ですが芸能人が所有したこともあり一躍世に知れることとなりました。現在は市場でも稀にしか見かけませんが、カウンタックならレプリカでも、オーナーになる満足度は高いかも知れません。

ポンティアック フィエロの中古車価格は?

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Pontiac_Fiero

フィエロの中古車 オリジナルよりもレプリカの方が多いの?

現在ポンティアック フィエロの中古車市場を見ると、オリジナルのフィエロよりもフェラーリのレプリカなどの方が多く存在しているのがわかります。512BBやF50レプリカ、フェラーリ308のレプリカなどが見つかりますが、生産終了から年数を経ている事を考えると、オリジナルのフィエロを見つけることはすでに難しいのかも知れません。

ちなみにフェラーリ512BBのレプリカは270万円、308レプリカの場合、価格はASKになっています。これからポンティアック フィエロの中古車を探す方にとって程度の良いものを見つけるには、それなりの時間と情報が必要になりそうです。

ポンティアック フィエロについて まとめ

ポンティアックフィエロは、発売当初16万台もの販売実績をあげながら、発表から5年目には人気が下降してしまい生産終了となってしまった経緯があります。インディ500のオフィシャルペースカーとして活躍したフィエロは、日本国内では主にレプリカベース車両としてその名を知られることとなりました。

現在もフィエロをベースとしたレプリカが販売されていますが、フィエロベースのランボルギーニやフェラーリのレプリカは一定の価格を保っています。「スーパーカーには手が届かなくともレプリカなら」と言う考えをお持ちの方、オリジナルのフィエロにも魅力があると思われますが、クルマの楽しみ方の1つとして、レプリカを選択することも希少なカーライフと言えるのではないでしょうか。