【ヒュンダイ ソナタ】暴走事故の真相は?ソナタの評価に迫ります

北米市場と韓国市場をメインに開発された中型セダンソナタ、デザインや環境性能では高評価を得ているソナタを、今回は暴走事故や試乗評価を交えてお届けします。

ヒュンダイ ソナタ(hyundai sonata)とは?

初代 ソナタ(1985年~1987年):フォード製ボディに三菱製エンジンを搭載

1985年に北米フォードのプラットフォームをベースのボディに三菱製4G2.0Lエンジンを搭載し、当時ヒュンダイの主力車種であった中型セダン「ステラ」の最上級グレードとしてソナタはデビューしました。

2代目 ソナタ(1988年~1993年):イタルデザインを採用

1988年にデビューした2代目ソナタ、3代目ギャランΣをベースにイタルデザインを取り入れ、その美しいスタイリングから韓国国内は元より北米でも好調な売れ行きを記録しました。

3代目 ソナタ(1993年~1998年):ディアマンテベースのベストセラー

三菱のフラッグシップ「ディアマンテ」をベースに開発され、10万台以上を販売するベストセラーとなったのが3代目ソナタです。ソナタのデザインにより高級感を持たせるなどした上級車種「マルシャー」も販売されました。

4代目 ソナタ(1998年~2004年):2代目ディアマンテベースのキープコンセプト

ベース車両が2代目ディアマンテに変わり、キープコンセプトながらもエクステリア・インテリアともにモダンなデザインへと進化したのが4代目ソナタです。日本への導入も計画されましたが、実現にはいたりませんでした。

5代目 ソナタ(2004年~2009年):ドラマ「冬のソナタ」とコラボレーション

ボディサイズを拡大し、北米向けの4ドアセダンという色合いがより強くなったのが5代目ソナタです。トヨタ カムリやホンダ アコードをライバルとしており、両社よりも低価格なプライスを武器に戦いを繰り広げました。

2005年には日本にも正規導入され、国内向けCMには当時流行していた韓流ドラマ「冬のソナタ」の主演俳優「ペ・ヨンジュン」が起用されています。

[iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/DptGQhisAPY" frameborder="0" allowfullscreen][/iframe]

6代目 ソナタ(2009年~2014年):エラントラに続きハイブリッドを採用

”fluidic sculpture”というデザインコンセプトのもと、クーペを思わせる流麗なスタイリングで韓国国内は元より北米でもヒットとなったのが6代目ソナタです。同社の車としてはエラントラに続きハイブリッドを採用したモデルがラインアップに加えられました。

プリウスとは異なる「並列式ハードタイプ」ハイブリッド

ヒュンダイ ソナタハイブリッドにはプリウスとは異なる「並列式ハードタイプ」と呼ばれるハイブリッド機構が搭載されています。ガソリンエンジンとモーターを一本の軸で連結したもので、20km/L以下の速度域でもモーターのみでの走行を可能にしています。

7代目 ソナタ(2014年~2016年):2代目ジェネシスと同じ流麗なデザインコンセプト

ヒュンダイのフラッグシップモデルである2代目ジェネシスにも採用された”fluidic sculpture2.0”をコンセプトに、より流麗なボディデザインを取り入れ、ボディサイズを拡大し販売されたのが7代目ソナタです。1.6LダウンサイジングターボにLPG、ディーゼル、PHEVと計6種類もの多彩なパワーユニットを採用していることも特徴にあげられます。2015年には7速DCTを採用したモデルも追加され、先進技術盛りだくさんのモデルとなりました。

ヒュンダイ ソナタの新車価格やカタログスペック

名称:ヒュンダイ ソナタ 2.4GLS Lパッケージ(2005年9月)

新車価格:2,677,500円

ボディタイプ:セダン
ドア数:4ドア
乗員定員:5名
型式:GH-NF24
全長×全幅×全高:4,800mm×1,830mm×1,475mm
ホイールベース:2,730mm
車両重量:1,510kg

エンジン系
エンジン型式:G4KC
最高出力:164ps(121kW)/5,800rpm
最大トルク:23.1kgf・m(227N・m)/4,250rpm
種類:直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:2,359cc
燃料タンク容量:70リットル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン

足回り系
サスペンション形式(前):ダブルウィッシュボーン式
サスペンション形式(後):マルチリンク式
ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後):ディスク
タイヤサイズ(前):225/50R17
タイヤサイズ(後):225/50R17
最小回転半径:5.46m

駆動系
駆動方式:FF
トランスミッション:4AT

ソナタの試乗評価は?

新型ソナタハイブリッドの室内空間は自信を持って居心地がいいと言える。

出典:blog.livedoor.jp

日本に導入された5代目ソナタや、6代目・7代目ソナタの試乗評価を見てみますと、居住性やエクステリアにインテリアのデザインで高い評価を得ているようです。弱い点としてあげられるのがヒュンダイの独自性や細かな質感のについて、そういった面ではまだまだ向上の余地があるようです。

ソナタの暴走事故とECUの不具合問題

6代目ソナタでは、アクセルを踏んでいないにもかかわらず突然車が急加速をはじめ、暴走状態におちいるという事件が複数件起こりました。実はこの暴走事故を起こした車両は全てソナタのLPG仕様車で、同社では事件が発覚する以前にECUの製作工程上での不良が発見されていました。このECUの欠陥と暴走事故の因果関係ははっきりとした答えはでていませんが、少なくとも6代目ソナタのLPG仕様車にはECUの交換など対策が必要なようです。

まとめ:完成度が年々高まるソナタ、課題はヒュンダイらしさの確立か

初代が登場してから30年以上経つヒュンダイ ソナタは、欧州車らしいインテリアにエクステリアデザインや北米仕様らしい居住性に価格設定、環境性能などが評価され、試乗した人は決して悪い車ではないと口をそろえます。ただ、同クラスの他車と比べて総合力では戦えても、独自性では一歩遅れを取っています。

ヒュンダイらしさのいい意味での確立が、ソナタの課題といえるでしょう。