【ルーテシア ルノー・スポール トロフィー LS】コンパクトハッチバックのシートをさらにスポーティに!

ルノーのコンパクトホットハッチのルーテシア。「ルーテシア ルノー・スポール トロフィー」は洒落たスタイルと意外な? 速さでマニアックな支持を受けています。今回登場した「ルーテシア ルノー・スポール トロフィー LS」は走行性能はそのままに、シートなどインテリアの見直しにより、さらに存在感を高めたモデルと言えます。(飯嶋洋治/RJC会員)

ルーテシア ルノー・スポール トロフィー LSとは?

photo by renault

「ルーテシア ルノー・スポール トロフィー LS」は、 ルーテシア ルノー・スポールの最高峰モデル「ルーテシア ルノー・スポール トロフィー」に、スポーツ走行にも耐えうるホールド性と、長距離ドライブを快適にこなす実用性を併せ持つレザースポーツシートを装備したモデルです。 本年、7月7日から、全国のルノー正規販売店で、30台限定で販売されています。「TROPHY(トロフィー)」の称号は、ルノー・スポールモデルの最高峰グレードに与えられるものです。ちなみにルーテシアはルノーのBセグメントモデルにあたります。

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ルーテシア ルノー・スポール トロフィー LSのパワーユニットは?

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パワーユニットは「ルーテシア ルノー・スポール トロフィー」と同じく、最高出力220ps、最大トルク260N・mを発生するハイパワー1.6L直噴ターボエンジンです。日産のMR16DDTとベースは同一で、オールアルミブロックエンジンとなります。レーシングエンジンのようにダミーヘッドを使ってシリンダーのボア加工を行ったり、徹底した低フリクション化を行うなど、凝った造りが特徴と言えるでしょう。

トランスミッションも見逃せない部分です。「6速エフィシエント デュアル クラッチ トランスミッション」の制御によりシフトスピードを30%速くしました。パドルシフトストロークの短縮にもこだわりました。トランスミッションの反応を向上させるマッピングも最適化が行われ、よりダイレクトに反応することでエンジンパフォーマンスを効率的に引き出す工夫がなされています。

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ルーテシア ルノー・スポール トロフィー LSのシャシー、ブレーキ系は?

シャシーは「ルーテシア R.S. トロフィー」と同じです。やや控えめな? バージョンと言える「シャシースポール」より前部を20mm、後部を10mm下げて、サーキット走行に適するように安定性を高めています。これによって路面からタイヤを通じてステアリングやボディに伝わる情報をドライバーにより的確に伝えることができます。

フロントサスペンションはマクファーソンストラット。これも各部剛性の最適化を図り、ユニット全体の軽量化と高剛性を両立したものとしています。ダンパーはHCC(ハイドロリック コンプレッション コントロール)で、快適な乗り心地とコーナーでのロードホールディングを追求しました。リアサスペンションに採用したアンチロールバー(スタビライザー)は、前モデル(3世代目ルーテシアR.S.)より10%、ルーテシアよりも60%以上も硬めの仕様となっているそうです。

ブレーキは、フロントディスクに320mm、リアには260mmディスクを採用しています。ハイパフォーマンスな走りに対応する強力な制動力と耐フェード性の確保が図られています。

ルーテシア ルノー・スポール トロフィー LSの主要装備は?

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上記のように中身は「ルーテシア ルノー・スポール トロフィー」ですが、今回の「ルーテシア ルノー・スポール トロフィー LS」には、レースで培ったノウハウをフィードバックした高いホールド性と、毎日の運転から長距離ドライブまで快適性を損なわないサポート性を併せ持つ、ヘッドレスト一体式レザーフロントスポーツシートが装備されています。さらにブラックインテリア+カーボン調フィニッシャー(左右エアコンベゼル・ドアトリム)も採用され、50台の限定販売ということも含め、希少性を上げているといえるでしょう。

主要諸元

車両型式

ABA-RM5M1

サイズ

全長×全幅×全高 4,105 × 1,750 × 1,435mm
ホイールベース 2,600mm
トレッド(前 / 後) 1,505 / 1,500mm
車両重量 1,290kg
定員 5名

エンジン

エンジン型式 M5M
エンジンタイプ ターボチャージャー付 筒内直接噴射 直列4気筒DOHC 16バルブ
総排気量 1,618cc
内径×行程 79.7 × 81.1mm
燃料供給装置 (電子制御式)マルチポイントインジェクション
最高出力 162kW(220ps)/6,050rpm
最大トルク 260Nm(26.5 kgm)/2,000rpm
使用燃料 / 燃料タンク容量  無鉛プレミアムガソリン / 45L

駆動系

駆動方式 前輪駆動(FF)
トランスミッション 6速 エフィシエント デュアル クラッチ
・変速比
1速 3.916
2速 2.428
3速 1.435
4速 1.021
5速 0.866
6速 0.702
後退 3.507
・減速比
第一 3.950(1、2、5、6速)
第二 4.388(3、4速)

サスペンション

フロント マクファーソン / コイル
リヤ トレーリングアーム / コイル

ブレーキ

フロント ベンチレーテッドディスク
リヤ ディスク

タイヤ&ホイール

タイヤサイズ 205/40R18
ホイールサイズ 7.5J×18

まとめ

ルノーはフランス車ということから、どうしてもオシャレな面な強調されがちですが、スポーツカーとしてのルノーブランドも強固なものがあります。120年におよぶ歴史がありますから、戦前からのレース活動を持ち出すまでもなく、70年代に近代F1にはじめてターボエンジンを持ち込み、ターボ時代のF1の先鞭をつけたことや、ルノー5ターボのWRC(世界ラリー選手権)での活躍もあります。その血筋を引くルーテシアは走りもさながら、シートのグレードアップによって機能面やファッショナブルさでも際立つ一台といえるでしょう。