【メガーヌ ルノー・スポール 273 トロフィー 2】ニュルブルクリンク最速のFFの直系!

現在、ニュルブルクリンク最速のFFの座についている「メガーヌ ルノー・スポール トロフィーR」ですが、今回紹介する「メガーヌ ルノー・スポール 273 トロフィー 2」は、その血統を直接受け継いだクルマといえます。本年7月に150台限定で発売されており、魅力的な仕様となっています。(飯嶋洋治/RJC会員)

メガーヌ ルノー・スポール 273トロフィー2とは?

ドイツのニュルブルクリンク・北コース(ノルドシュライフェ)は全長20kmにおよぶサーキットです。アップダウンや様々な路面状況が待ち受けるため、ここでのラップタイムが現在、各メーカーのスポーツカーの速さの基準となっている面もあります。今回紹介する「メガーヌ ルノー・スポール 273トロフィー2」は、そのニュルブルクリンクでFF市販車最速タイムを更新した実績を持つ 「メガーヌ ルノー・スポール トロフィーR」と同じパワートトレインや、軽量チタンマフラーなどハイレベルなスペックを持たされ、今年の7月7日に150台限定で発売されたクルマです。

photo by renault

メガーヌ ルノー・スポール 273 トロフィー 2のパワーユニットは?

photo by renault

ベースとなる2.0L 16Vターボエンジンは、「メガーヌ・RS(ルノー・スポール)」に搭載されるものと同一です。これは低回転域は可変カムシャフト、高回転域はターボによって最高出力265ps(195kW)/5,500rpm、最大トルク360N・m(36.7kgm)/3,000rpmを発揮するユニットです。

今回搭載されるエンジンは「メガーヌ RS トロフィーR」と同じものとなりました。5,000 回転以上でのトルクを補うようなチューニングを実施し、201kW(273ps)/ 5,500rpm、360Nm(36.7ps)/3,000-5,000rpmとしました。この仕様変更によりトルクが厚くなったために、コーナリング中のシフト操作を減らすことができ、その結果コーナリングスピードも高まりニュルブルクリンクでの好タイムにもつながったといえます。また、ノーマル比で4㎏軽量なアクラポヴィッチ製チタンマフラーも採用しています。

[iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/02cpzgoVqC4" frameborder="0" allowfullscreen][/iframe]

「メガーヌ RS トロフィーR」のニュルブルクリンクのタイムアタックの様子はこちら。

メガーヌ ルノー・スポール 273 トロフィー 2のシャシー、ブレーキ系のチューニングは?

photo by renault

ルノー・スポールモデルには、日常の使い勝手とスポーツ性をバランスさせた「シャシースポール」と、スポーツドライビングに最適化された「シャシーカップ」の2種類のシャシーがラインアップされています。日本に導入されている「メガーヌ ルノー・スポール」は「シャシーカップ」 仕様です。「シャシーカップ」は、「シャシースポール」に比べ、よりスポーツ走行に適した各種チューニングが施されています。具体的には、走行状況、路面状況に応じ、駆動力を的確に路面に伝えるLSDが装備され、フロントダブルアクスルストラットサスペンションとLSDの相乗効果により、トルクステアを最小限に抑えることによって、駆動力のロスなくドライビングが楽しめるようになっているのです。

ブレーキも、高性能なものが装備されています。フロントには直径 340㎜のブレンボ製ベンチレーティッドディスクが、リアには直径290㎜のブレンボ製スリットディスクが採用されています。組み合わされるブレーキキャリパーは、フロントに強力にかつ安定した制動力を発揮するブレンボ製モノブロックキャリパーがが採用されています。

メガーヌ ルノー・スポール 273 トロフィー 2の主要装備は?

その他、 「メガーヌ ルノー・スポール 273 トロフィー 2」には、魅力的なアイテムとして、レザー&アルカンタラコンビレカロシートや、F1タイプエアインテークブレード(TROPHYロゴ入り)、 アルカンタラ ステアリング/サイドブレーキハンドル/シフトブーツ、ZAMACシフトノブが装備されます。カラーバリエーションは、メガーヌ ルノー・スポールには初採用となるルージュ フラムMと グリ チタニアムMを含む5色となっています。

photo by renault

photo by renault

主要諸元

車両型式

ABA-DZF4R1

サイズ

全長 4,320mm
全幅 1,850mm
全高 1,435mm
ホイールベース 2,640mm
トレッド(前/後)1,590 mm/ 1,545mm
車両重量 1,400kg
定員 5

エンジン

エンジン型式 F4R
種類 ターボチャージャー付 直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量 1998cc
内径×行程 82.7mm × 93.0mm
燃料供給装置 電子制御式マルチポイントインジェクション
最高出力 201kW(273ps)/ 5,500rpm
最大トルク 360Nm(36.7ps)/3,000-5,000rpm
使用燃料 / 燃料タンク容量  無鉛プレミアム / 60L

駆動系

トランスミッション 6速MT
・変速比
1速 3.077
2速 1.947
3速 1.387
4速 1.026
5速 0.816
6速 0.647
後退 3.742
最終減速比 4.187

サスペンション

フロント マクファーソン/コイル(ダブルアクスルストラットサスペンション)
リヤ トレーリングアーム/コイル

ブレーキ

フロント/リヤ Brembo製 ディスク(340mm)/Brembo製 ディスク(290mm)
フロントブレーキキャリパー Brembo 製モノブロックレッドフロントブレーキキャリパー

タイヤ&ホイール

タイヤサイズ 235/40R18
ホイールサイズ 8.25J ×18

メーカー希望小売価格(税込み)

4,220,000円

まとめ

ニュルブルクリンク北コースは、レースをしたことがある人なら、一度は走ってみたいコースの代表的なものと言えるでしょう。シミュレーションゲームの「グランツーリスモ」ではまってしまったという人もいるかもしれません。狭い道幅、刻一刻と変わる路面グリップ、激しいアップダウン、そして「カラチオッラ・カルッセル」といった排水溝をバンクに使う名物コーナー(カラチオッラとは、戦前のベンツのワークスドライバー、ルドルフ・カルッセル」の名前からとったものです)など魅力にあふれるものです。動画でもわかるように、そこを縦横無尽に駆け抜ける「メガーヌ ルノー・スポール トロフィーR」の直系ともいえる「メガーヌ ルノー・スポール 273 トロフィー 2」。最速のFFの一台として魅力的なクルマといえます。