三菱デリカ・スペースギア日本初のフロントエンジンのトールワゴン、その魅力は?

前面衝突の安全性を考慮し、日本初のフロントエンジンのトールワゴン「三菱デリカ・スペースギア」の魅力と情報を紹介しながら、歴史を振り返ってみます。

三菱デリカ・スペースギアとは?

出典:http://www.goo-net.com/catalog/MITSUBISHI/DELICA_SPACE_GEAR/10030562/index.html

三菱デリカスペースギアはかつて三菱自動車工業が開発・製造・販売していたオフロード4駆タイプのミニバンで、1994年5月から発売されて、2006年11月に生産終了されました。
スーパー・プレジャーRVをコンセプトに2代目パジェロをベースに開発された、前面衝突の安全性を考慮した日本初のフロントエンジンのトールワゴン(同社の他のトールワゴンに、デリカD2があります)であり、現在のミニバンというジャンルを切り開いた車です。
パジェロ譲りのスーパーセレクト4WDや足回りが搭載され、他のトールワゴンでは類を見ない悪路走破性でアウトドア派の人には特に人気がありました。

シャーシ・ボディー

パジェロのフレームを用いたビルドインフレーム構造でラダーフレームとモノコックボディーを一体化させ、高いボディー剛性と室内のフラットフロアを可能としたが、室内高を稼いだために最も背の高いトールワゴンになってしまいました。
ボディーサイズ標準とロングがあり、ルーフ形状にはエアロルーフ(室内高1,205mm)とハイルーフ(室内高1,300mm)の2種類があり、ロングボディーは標準ボディーに比べホイルベースが20㎝、ボディーが40㎝長かったです。

エンジン

エンジンは、V6・3.0Lガソリン(6G72型)、2.8Lインタークーラーターボディーゼル(4M40型)
直4-2.4Lガソリン(4G64型)、2.5Lインタクーラーターボディーゼル(4D56型)の4種類のエンジンがラインアップされました。特に6G72型と4M40型に人気が集中する形となったが、6G72型は同社スポーツカーのGTOや同社上級グレードカーのディアマンテ系のエンジンで、性能と信頼性は共に高かったです。
パジェロ譲りの4M40型は小型のタービンを搭載することにより2,000rpmで最大トルクを発生し、街中でのゴー・ストップやクロカン・オフロード走行に適していました。

サスペンション

パジェロ譲りの足回りで、フロントにはダブルウィッシュボーン、リアには5リンク式コイルスプリングが用いられており、外観からは想像できない横風安定性を実現しました。フロントにダブルウィッシュボーンを用いることでオンロードやダートでの路面追従性を高め、リアに5リンク式コイルスプリングを用いることでモーグルなどオフロード走行では車軸式ならではのストローク量を稼ぎつつ5リンク式でダブルウィッシュボーンに近い繊細な動きを求めました。

四輪駆動システム

パジェロ譲りのスーパーセレクト4WDが搭載され、レバー1つで経済的な2輪駆動、走行安定性を高める4輪駆動、悪路走行のためのセンターでフロック・ハイ、センターでフロック・ロウの4段階の選択ができるものでした。

三菱デリカスペースギアの歴史

1994年5月

出典:http://www.goo-net.com/usedcar/spread/goin/19/0160160801G8000196006.html

デリカスペースギアは、デリカスターワゴンの後継として発売され、スペースギアボディーを共有する貨物自動車・ライトバン仕様であるデリカカーゴも同時発売されました。

1995年2月

出典:http://www.goo-net.com/usedcar/spread/goin/19/700080010830150513001.html

オートキャンプ等のフィールドレジャー用に適した内外装と機能を充実させた2.8LICターボディーゼルの特別仕様車「ジャスパー」が発表されました。

1995年5月

サマーレジャーシーズン向用にアウトドアレジャー用の装備を採用した2.8LICターボディーゼルの特別仕様車「グリーンフィールド」が発表されました。

1996年9月

出典:http://www.goo-net.com/usedcar/spread/goin/11/700090339130150926001.html

スキーキャリア、ラゲッジトレーなどウィンターシーズン用の装備を採用したスペースギア4WD2.8LICターボディーゼルの特別仕様車「シャモニー」が発売されました。

1997年1月

出典:http://www.goo-net.com/usedcar/spread/goin/16/700070063730160410002.html

アウトドアレジャーを楽しむユーザー用に最適な装備を装備し、内外装と機能を充実させた2.8LICターボディーゼル特別仕様車2代目「ジャスパー」が発表されました。

1997年6月

マイナーチェンジ。フェイスリフトをうけ、AT車全車はファジー電子制御のINVECS-Ⅱに進化し、4WD車では特徴的なグリルガード風のアクセサリーがなくなり、後ろの席への乗り降りのしずらさが指摘されていたために電動サイドステップをスライドドアに採用されました。
4WDのガソリン車はV6-3.0Lガソリンに集約し、2.8Lインタークーラーターボディーゼルは燃料噴射を電子制御化して140馬力にパワーアップされました。

1997年9月

出典:http://www.goo-net.com/usedcar/spread/goin/19/700080172030140617002.html

2.8LICターボディーゼルに加え新たにV6-3.0Lガソリン仕様を追加して、特別仕様車2代目「シャモニー」が発売されました。

1998年6月

2WD車の販売対策の一環として、8人乗りXRにエアロパーツを装備した「ヴィーナス」が追加されました。

1999年6月

両側スライドドア装着車を追加と同時に4WDにも「ヴィーナス」を追加し、車種整理で4WDのMT車と2WDのディーゼル車が廃止されました。

2002年8月

ディーゼルエンジン搭載車・2WD車が廃止されました。

2005年10月

ロングボディー車が廃止されました。

2006年11月

三菱デリカスペースギアが生産終了され、後継はデリカD5になりました。

車名の由来は

出典:http://www.goo-net.com/usedcar/spread/goin/13/700054037630160716002.html

スペースギアは英語の「車内空間の活用性に富んだ車」という意味です。

三菱デリカスペースギアの燃費は?

出典:http://www.goo-net.com/usedcar/spread/goin/10/700030336230160706001.html

登録年度によって違いますが、カタログによると、
 ・V6-3.0Lガソリンエンジン(6G72型)は、10・15モード燃費は7.0㎞/L~7.7㎞/Lです。
 ・2.8LICターボディーゼル(4M40型)は、10・15モード燃費は8.2㎞/Lです。
 ・直4-2.4Lガソリンエンジン(4G64型)は、10・15モード燃費は7.8㎞/L~9.7㎞/Lです。

デリカスペースギアの中古車を選ぶなら、
燃費代と走行性能のバランスを考えれば、ディーゼル車の4WD車、燃費と製粛性を重視すれば2WDのガソリンエンジン車、ダイナミックな走りを味わいたい方は4WDのV6-3.0Lガソリン車がいいと思います。

三菱デリカスペースギアのカスタム

出典:http://www.goo-net.com/usedcar/spread/goin/19/700080333630160707001.html

三菱デリカスペースギアはカスタムをして楽しむのには最適な車だと思います。
エアロパーツ・リフトアップパーツ・ルーフラック・オーバーフェンダー・マッドガード・マフラー・タイヤ・ブレーキキット・フォグランプなどの改造パーツがたくさん出ているので、自分の好みでカスタムすることができます。
カスタムをすれば、とうぜんメンテナンスが大切になります。特にオフロードを走るデリカスペースギアにとってアライメントの調整は必要不可欠です。
また、走行距離が10万㎞を超えると、ブレーキホースとタイミングベルトを交換しなければならないのですけど、ブレーキホースの交換価格は3万円程度なのですが、タイミングベルトの交換価格は10万円程度かかるということなので、気をつけてくださいね。

三菱デリカスペースギアの中古車情報

三菱デリカスペースギアに乗るにはもう中古車しかありませんが、中古車は探せばたくさんありますので、興味のある方は探してみてはどうでしょうか?

中古車をお探しの方はこちら

まとめ

出典:http://www.goo-net.com/usedcar/spread/goin/10/700030344130160630003.html

どうだったでしょうか? 三菱デリカスペースギアの魅力と歴史を振り返ってみましたが、お分かりいただけましたでしょうか? また、デリカスペースギアの後継車のデリカD5もかなり魅力のある車ですので、試乗する機会があったらぜひ試乗することをおすすめします。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。