スーパーカブを中古で買っちゃおう!中古車相場の傾向と注意点のまとめ

丈夫で長持ち、低燃費と理想的なポテンシャルを持ったホンダ スーパーカブ。そんなスーパーカブを中古車で購入しようと考えたときにあまりの在庫の多さと、排気量の種類の多さにどれを選べば良いのかわからないでしょう。そこで今回は排気量別の特徴などもピックアップしています。

ホンダ スーパーカブの中古車情報

スーパーカブは1958年から現在まで続く、いわずと知れたロングセラー商品で、時代に合わせたスタイルにモデルチェンジを繰り返してきました。どのモデルも一貫して頑丈で低燃費といわれており、1958年に製造されていたC100といわれる初期型を現在でも日常の足として使っているユーザーも珍しくありません。

スーパーカブは中古車でも安心だからおすすめ!

スーパーカブの中古車購入をおすすめする理由はズバリ「安心できる」ことです。スポーツバイクなどの嗜好性の高いバイクではエンジンがくたびれていたり、転倒によるフレームの損傷などが気になったりしますが、スーパーカブの場合はその心配はいりません。

ゆっくり走るバイクですし、エンジン性能をフルに引き出しても頑丈なエンジンです。メンテナンスさえすれば問題ありませんし、メンテナンスも簡単にできます。運悪く故障しても部品も数多く出回っていますし、他車種に比べて安く修理できる傾向もあります。

スーパーカブの中古車はキャブレターとFI(フューエルインジェション)がある

強化された排ガス規制に対応するべく、2008年にはそれまでキャブレターだったスーパーカブシリーズはFIと進化しました。FIの特徴は、エンジン始動にコツが要らない、燃費が良い、排気ガスがクリーンということです。逆にキャブレターはエンジン始動にコツが必要で、FIに比べて燃費が悪い傾向があります。といってもスーパーカブシリーズは燃費が良いので気にする必要はありませんが、エンジン始動方法に違いがあるので不安な方はFIがおすすめです。

スーパーカブのキャブレターモデルは50cc、70cc、90ccがあるけれど選び方のコツは?

スーパーカブには排気量設定がいくつかあります。50ccモデルは定番モデルで初期型から存在し、取得しているのが原付免許のみですと、50ccを選ぶことになるでしょう。次に70cc(1968年~1999年)、それと同時期に製造されていた90cc(1968年~2008年)があります。

70ccと90ccは同じ区分の原付二種免許で運行することができ、迷いどころでしょう。しかし燃費があまり変わらないこともありおすすめは90ccです。パワー的にも90ccの方が余裕があるので上り坂もグングン駆け上がりますし、2人乗りしても90ccの方は交通の流れにスムーズに乗ることができるでしょう。税金や維持費などもほぼ同じです。

豆知識? なぜスーパーカブ70は存在したのか?

1999年までスーパーカブは50cc、70cc、90ccの3車種のラインアップがありました。免許の区分からして90ccがあるなら70ccはいらないんじゃないの? と考えてしまいます。ボディも50cc~90ccまで共有で(2人乗り用パーツの有無の違いは除く)のスーパーカブ。排気量による大きな違いはエンジンのみです。

そこでそれぞれのエンジンを見ると、70ccエンジンはどうやら50ccのクランクシャフトに90ccのピストンを使用した構造になっていることがわかります。簡単にいうと、50ccと90ccのエンジン部品を合体させてできたエンジンなので、生産コスト的にも専用パーツが必要ないので問題ないのではと考えられます。

あくまでも憶測ですが、スーパーカブ70は「作れたからできた」車体なのかもしれません。批判的な文章になっているかもしれませんが、日本で乗るにはあまりメリットはありませんが、新しくても1999年まで製造されていたスーパーカブ70はヴィンテージ感を出すには良いモデルといえるでしょう。スーパーカブ70でしか味わえないエンジンフィールリングは魅力ですよ!

それぞれのボアとストロークです。この数字から70ccは50ccエンジンに90ccピストンを採用したことが伺えます。

車種名 ボア×ストローク
スーパーカブ50 39.0×41.4
スーパーカブ70 47.0×41.4
スーパーカブ90 47.0×49.5

スーパーカブの排気量別、中古車相場!

キャブレターとインジェクション、女性に人気のリトルカブの中古相場もピックアップしましょう。

スーパーカブ50 キャブレターの中古車相場は4万円~23万円

スーパーカブ50のキャブレターの中古車相場4万円~23万円となっています。低価格帯の車体の特徴ですが、走行距離5,000km程度の低走行車から30,000kmを超えているものまでさまざまです。また年式も2000年代の新しいものから70年代の車体まで混在しています。

通常であれば低走行車または高年式車は価値があるので低価格帯にはないはずですが、スーパーカブ50の場合はあまり区別はないです。また、70年代のスーパーカブは希少価値が付いていてもおかしくありませんが、9万円までで販売されているのも特徴でしょう。

10万円を超えてくると走行距離は10,000km以内のスーパーカブまたはワンオーナー車が占めてきます。ボディも艶のある状態の良い車体ばかりです。少しでも奇麗な車体をと考えるならば10万円以上の価格帯から探しましょう。

20万円あたりの車体はスーパーカブを得意とする専門店が、90年代のキャブ車をベースにFIの限定モデルのボディを搭載したり、ノーマル風ですが純正にはないカラーリングの車体などが占めています。一見してカスタム車とわからないので誰にでも違和感なく乗れる仕様です。

スーパーカブ50 FIの中古車相場は7万円~19万円

変わりまして2008年から現在販売されて現行モデルのFIは10万円までは走行距離10,000~30,000km、16万円までは走行距離1,000km~12,000kmと幅が広い傾向が見られます。17万円からは走行距離が1,000km未満の極上車または50周年記念モデル(エンブレムが通常とは違うモデル)です。総合的にはどの価格帯の車体も安心して購入できるでしょう。

リトルカブ50 キャブレターの中古車相場は4万円~19万円

シート高が低く女の子に人気のリトルカブの低価格帯は走行距離10,000km~40,000kmと広範囲です。4万円~10万円までそのようなリトルカブが占めています。15万円までは走行距離が5,000km~10,000kmと程度の安定したリトルカブが多いので、奇麗な車体を求めるならこのあたりでしょう。16万円以上は新車のような超低走行車となっています。ちなみにリトルカブのキャブレター車は1997年~2007年です。

リトルカブ50 FIの中古車相場は8万円~28万円

現行で販売されているリトルカブの新車価格はセルなし21.6万円、セルつき23.7万円となっています。まずは12万円までが走行距離20,000km程度で、車体自体はどれも奇麗な印象です。やはり走行距離が多いと値段が安くなる傾向があるのでしょう。

15万円までは走行距離5,000km未満から15,000kmとなっています。お店によって値段が違うのでしょう。同じような条件でも3万円くらいの価格差があります。20万円までは走行距離が500km~2,000kmと超低走行車ばかりです。新車の購入を考えるのであれば、このような新車に近い条件の中古車を選ぶことで安く購入できるでしょう。

ではこの20万円以上のリトルカブですが、50周年記念モデルや55周年記念モデルとなっています。これは通常のリトルカブとは違うカラーリングが特徴となっており、限定車なのでプレミア価格となっています。

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スーパーカブ70の中古車相場は8万円~23万円

スーパーカブ70の中古車の特徴としては流通台数が極めて少ないことです。そのため欲しくてもお住まいの地域に在庫がない可能性があります。実際に街中ではよく見かけますが、手放さずに乗られているのでしょう、中古車としてはかなり希少な存在です。

低価格帯は走行距離40,000km台で8万円となっております。9万~13万円のスーパーカブは走行距離10,000km~20,000kmの間です。高価格な車体は走行距離がまだ500km台とほぼ新車のクオリティで、23万円程とプレミア価格といっても良いでしょう。この流通台数の少なさから、今後、スーパーカブ70は全体的にプレミア価格で取引される可能性も考えられます。

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スーパーカブ90の中古車相場は9万円~26万円

現在でも人気のスーパーカブ90。スーパーカブ70に比べ流通台数は多めです。15万円までは10,000km~40,000kmと幅広い選択肢となっていますが、あまり走行距離で値段が左右するといった感じではなく、お店によって価格が違うといった印象を受けます。

しかし16万円を超えてくると走行距離の少ない、奇麗な車体ばかりです。なかには1,000km未満の車体もあり、26万円とプレミア価格での販売となっています。

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スーパーカブ110の中古車相場は10万円~37万円

現行で販売されているスーパーカブ110の新車価格は23.5万円となっており、その価格を軽く上回る値段が付いていますが、それにつきましてはのちほどご紹介しましょう。まず低価格帯ですが、16万円までは走行距離が10,000km~60,000kmと幅があります。ボディ見た目もマチマチで、奇麗な車体もあればちょっと傷んだ車体もあるといった具合です。

FI化されたことによりパワフルで低燃費のスーパーカブ110は、シリーズの中でも最も価値が高いことがわかります。20万円までの車体は走行距離10,000km以内のスーパーカブ110が占めており、程度の良い車体を狙うならこのあたりでしょう。ワンオーナー車も販売されています。

では20万円以上の車体はというと、スーパーカブ110の前期型です。前期型の特徴は、ヘッドライトやウインカーなどが丸く、生産国は日本です。現行のモデルは後期型で、見た目の違いと生産国がタイとなっています。前期型は生産台数も少なく、国産であるこということや丸いヘッドライトなどがマニアックな人気となっており、プレミア価格がついています。

低走行な車体では37万円と新車価格を上回るプライスとなっており、その人気の高さがお分かりいただけることでしょう。

こちらが前期型です。まだ愛称は定着してませんが、国内カブや丸目カブといわれております。

ホンダ スーパーカブのカスタム車両もある?

スーパーカブ50とスーパーカブ70、リトルカブの中古車には多くのカスタム車が流通しています。ここでその傾向をご紹介します。

マフラー交換くらいなら車体価格に影響しない

例えばマフラー交換車とノーマル車で年式や走行距離が同じだったとしても、車体価格も同じくらいの傾向が見えられます。このことからマフラー交換の予定がある場合は、交換済みの車体を選ぶ方が、マフラー購入金額や取り付け工賃の必要がなくなるので、とお得といえるでしょう。また、それに加えエアクリーナーを社外メーカーの剥き出しタイプに交換していても同じです。

ボアアップなどのハードチューン車の購入もできる

施工にパーツ代と交換工賃の掛かるボアアップ車やオイルクーラー装着車なども中古車として販売されています。さすがにノーマル車に比べれば車体価格はアップしますが、それでもノーマルから作り上げることを考えれば金額は安上がりです。

しかし例外としてスーパーカブ50の75ccボアアップ車が車体価格7万円で売られているケースもあります。このような車体は狙い目といえるでしょう。基本的にはボアアップ車は相場よりも+1万円~3万円程度と考えておきましょう。

フレーム加工のスペシャルなカスタム車もゲットできる!

フレームをストレッチさせたアメリカンスタイルや、他車のホイールを履かせたカスタム車やドレスアップイベントなどで受賞歴のある車体なども中古車市場に流れています。それらはもはやスーパーカブとは思えない変貌を遂げている車体です。

それらの傾向としては30万円~50万円と高価ですが、ノーマルからカスタムすることを考えれば費用はもちろん、製作時間も抑えられます。

バイクが欲しい方や修理などで気軽にお問い合わせできるバイクショップをご紹介しておきますのでチェックしてみてください。

快適なバイクライフを、バイクの事なら【Bike Shop MONX】 日々のメンテナンスからエンジンの不具合。また、ヴィンテージバイクの販売等、何でもお問い合わせください。

ホンダ スーパーカブを中古で買う際の注意点

古い車体には「6V」があることを知っておきましょう

スーパーカブC50(行灯カブ・スタンダード・デラックス・カスタム・ED) 6V→12V化 コンバージョンキット (12V変換キット) 田中商会

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最近のバイクは12Vバッテリーを積んで走っていますが、歴史の長いスーパーカブの場合は6Vバッテリーのタイプがあります。6Vは基本的に、ヘッドライトが暗かったり、定期的なメンテナンスをしないとエンジンが動かくなったりするとも考えられ、乗り手もそれなりの知識が必要です。

今のスーパーカブに比べればエンジンのかかりも悪く、電球が6V用のものが必要なので、最近の用品店には売ってないこともあります。ヴィンテージを楽しむ人にとっては6Vは「味」として重宝されておりますが、なるべく便利な使い勝手を求めるなら12Vであることを確認してから購入しましょう。

もし6Vを購入後、12Vが良いと感じたら6Vのスーパーカブを12V化するキットも販売されているので、そういったものを利用するものおすすめです。キットの価格は6,000円~10,000円、それにバッテリー代が3,000~6,000円となっています。

ボアアップ車購入時の注意点

バイクパーツセンター 80ccボアアップキット ホンダ モンキー ゴリラ ダックス シャリー

¥5,980

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スーパーカブのボアアップと聞いただけで原付免許では乗れないことを自覚しておきましょう。これが少しでも排気量アップされると小型二輪免許が必要となります。もし原付免許で原付ナンバーのまま申告せずに運行していれば、違法改造となり罰せられるので、必ず改造申請し小型2輪以上の免許を取得して乗りましょう。

キャブレター車にはコツがいる

一年を通してなにも考えずにエンジンを始動できるFIに対し、キャブレター車は冬場など寒くなると「チョーク」なるものを「適度に」引いてエンジンを始動しなければいけません。これができなくてスーパーカブが壊れたと処分した人もいると思います。

慣れてしまえば大した作業ではありませんが、慣れるまでは乗り出すまでに時間がかかり、不安になったり、キック式しかない場合は足が筋肉痛になる思いでしょう。しっかり整備されたスーパーカブであればチョークの引き具合(調節できる)が合えば難なくエンジンは動きます。キャブレター車を購入する場合はこのことを覚えておきましょう。

スーパーカブの中古のまとめ

数あるバイクの中でもスーパーカブはちょっと特殊な存在です。誰でも乗れて、クセもなく、大衆車的な存在でありながらただの道具ではなく、その魅力に取り憑かれる人も珍しくありません。走っていて楽しいですし、おじいちゃんやおばあちゃん、若者やサラリーマン、田舎や都会との幅広くマッチし、おしゃれ度も高く、なんだか不思議な魅力のあるバイクです。

例え好きで乗るわけではなくてもスーパーカブを楽しむ気持ちで中古車選びから楽しんでください! 

街中で頻繁に見かけるスーパーカブですが、みなさんはどれだけこのバイクのことをご存知ですか? 燃費が良いといいますが、実際の燃費をご存知ですか? 実は郵便屋さんのカブは市販のタイプと違っていた? 猟師さんモデルのカブがあった!? などなどスーパーカブの深い世界を覗き見しましょう!