マセラティの維持費は?新車購入費・中古車の購入費用・故障の修理費など

長い歴史・伝統と、その間に生み出してきた数々の名車達。スポーツカーのファン達にとって、究極の憧れであるのがマセラティのクルマでしょう。それは、選ばれた者だけがそれに乗る資格を持つ、とも言える超高級ブランドです。そのマセラティって、所有するにはどのくらいお金がかかるのでしょうか?

まずはマセラティの新車価格と納車までにかかる費用をチェック

2016年の時点で、日本に正規で輸入されているモデルの内、代表的な3台の購入コストについて調べてみましょう。

マセラティ クアトロポルテを買うにはいくらかかる?

クアトロポルテは、スポーティで豪華な4ドアサルーン。いわゆる4ドアクーペのようなスタイリングのモデルです。2016年モデルでのグレード構成は4レベルとなっています。

標準グレード

このクアトロポルテは、排気量3.0LのV型6気筒ツインターボエンジンを搭載のグレードが、最も標準的なタイプとなります。エンジンの性能は、出力243kW(330ps)でトルクは500N・m(51kgf・m)。

このモデルの希望小売価格は、税込みで11,750,000円。購入時は、車両本体の価格に応じて「自動車取得税」も課税されます。税率は本体価格の9割の3パーセントですので、概算すると293,500円の取得税を納める必要があります。

次にかかる税金は「自動車重量税」です。新車登録時は初回車検までの3年分を収めると仮定します。車体重量が2.0トンまでの区分に入りますので、総額で49,200 円の納付が必要。

さらに、自動車の保有に課税される「自動車税」もあります、税額はエンジン排気量によって決定されます。これは1年ごとに収めるとして、2.5Lから3.0Lまでの排気量区分で調べると51,000円の年額です。

最後にかかるのが、「自賠責保険」という強制保険です。これも車検までの3年分を収めるとすると、39,120円となります。

消費税込みの車体価格とは別に、上記の諸費用を合算すると、おおむね433,000円の諸費用かかることになります。

S グレード

排気量3.0LのV6ツインターボで、出力を302kW(410ps)トルクを550N・m(56.0kgf・m)に高めたのが、「S」グレード。車体重量は2.0トンをちょっと超えます。

このタイプは、希望小売価格が13,710,000円ですので、購入時の自動車取得税を上記と同様に概算すると、343,000円となります。

他の税金(3年分の重量税、初年度の自動車税)は、それぞれ61,500 円と51,000円。そして自賠責保険料も3年分として39,120円ということになります。

したがって、新車のクアトロポルテ Sを購入する時の諸費用は、おおむね495,000円が必要です。

S Q4 グレード

「S」と同じエンジンで、4WDを備えたグレードが、「S Q4」です。希望小売価格は、14,730,000円。車体重量は2.0トンを少しオーバーします。

それをもとに、上記と同様に諸費用を概算すると、自動車取得税が368、000円、3年分の自動車重量税が61,500 円、初年度の自動車税は51,000円となります。登録当初に3年分払うとして自賠責保険は39,120円です。合算すると諸費用は概ね、520,000円となります。

GT S グレード

最上級の「GT S」では、エンジンが排気量3.8LのV型8気筒となります。そのパフォーマンスは、出力390kW(530ps)でトルクが710N・m(72.4kgf・m)までアップ。このタイプの税込み希望小売価格は、18,340,000円となります。

それを元に諸費用を概算すると、自動車取得税が459,000円、2.0トンをちょっと超える車重ですので3年分の自動車重量税が61,500 円、初年度の自動車税は66,500円となります。自賠責保険(39,120円)を加えて合算するとおおむね626,000円が、上記の税込み価格と別に必要です。

マセラティ グラントゥーリズモを買うにはいくらかかる?

3200GTの血統を受け継ぐ、マセラティの真髄とも言えるモデルが、グラントゥーリズモ。グレード構成は3段階です。

標準グレード

排気量4.2LのV8エンジンを搭載するのが、最もベーシックなグレードです。税込み希望小売価格は、16,240,000円となり、車体重量は2.0トンをちょっと切ります。

というわけで、上記のように諸費用を概算すると、まず自動車取得税が406,000円、自動車重量税3年分が49,200円、初年度の自動車税が76,500円となります。自賠責保険(39,120円)を含めた諸費用合計は、約570、000円です。

スポーツ

「スポーツ」グレードには、トルクコンバーター式の6段ATか、ツインクラッチ式のシーケンシャル6段の2種類のギヤボックスが用意されています。エンジンは、排気量4.7LのV型8気筒で、車体重量はシーケンシャルギヤの場合なら2.0トンを若干切ります。税込み希望小売価格は、18,820,000円。

上記をもとに諸費用を概算すると、まず自動車取得税は471,000円、3年分の自動車重量税は49,200円、最初の一年の自動車税は88,000円です。自賠責保険(39,120円)と全て合わせると647、000円程になります。

MCストラダーレ

最上級グレードのグラントゥーリズモが、税込み希望小売価格が22,160,000円となる「MCストラダーレ」グレード。エンジンは、「スポーツ」と同様の排気量4.7LのV型8気筒です。

現時点で、カタログ値がはっきりしていないのですが、一応、車体重量は2.0トン級と仮定します。そうすると、自動車取得税に554,000円、3年分の自動車重量税は49,200円、最初の一年の自動車税は88,000円となります。上記と同様に自賠責保険(39,120円)を加えると、概略の諸費用は730、000円ということになります。

マセラティ ギブリを買うにはいくらかかる?

マセラティのラインアップでも、比較的小ぶりな4ドアサルーンと言えるのがギブリ。2016年モデルは、以下のように4つのグレードレベルで構成されています。

標準グレード

ベースとなるギブリは、税込み希望小売価格が9,150,000円。エンジンには、排気量3.0LのV型6気筒を搭載、その出力は243kW(330ps)トルクが500N・m(51kgf・m)となっています。車体重量は2.0トンまでの区分に入ります。

と言うわけで諸費用を試算すると、次の通り。自動車取得税が229,000円、3年分の自動車重量税は49,200円、一年の自動車税が51,000円、そして自賠責保険は39,120円です。合算すると368、000円程となります。

S グレード

ギブリ上位グレードの「S」は、税込み希望小売価格が10,540,000円。エンジンには、やはり3.0LのV型6気筒が載せられています。車体重量も2.0トン級です。

それをもとに諸費用を試算すると、自動車取得税が264、000円、自動車重量税と自動車税がそれぞれ、49,200円と51,000円。自賠責保険の39,120円加えて合計は403、000円程になります。

「S Q4」グレード

マセラティ ギブリの4WDバージョンが、この「S Q4」グレード。使用するエンジンは3.0LのV6ですが、車体重量がわずかに2.0トンを超えます。税込み希望小売価格は11,350,000円。

購入時の諸費用と試算すると、自動車取得税に284、000円、自動車重量税は3年分で61,500円、初年の自動車税は51,000円です。39,120円の自賠責保険(3年分)を加えると、概略で436、000円が必要です。

「ディーゼル」グレード

マセラティ史上初のディーゼルエンジンを積んだギブリが、この「ディーゼル」グレード。税込み希望小売価格は9,330,000円ですが、やはり車体重量はわずかに2.0トンを超えます。エンジンは、3.0LのV6。

と言うことで諸費用の試算をすると、以下の通り。自動車取得税が233,000円、自動車重量税は3年分で61,500円、初年の自動車税は51,000円、そして3年分の自賠責保険が39,120円です。総額をまとめると、385、000円となります。

マセラティの中古車だといくらくらいかかる?

超高級車のマセラティ、年式や車体の状態にもよりますが、中古車ではどんな価格になってくるのでしょうか。

中古クアトロポルテの価格帯

クアトロポルテの中古車は、意外と数があるようです。たとえば、2004年登録の3.2Lエンジン車、走行距離が8.4万kmのもので1380,000円で出ています。また、2014年登録で1.1万kmの走行距離の「GT S」であると、価格は13,300、000円になります。

中古グラントゥーリズモの価格帯

マセラティ グラントゥーリズモの中古を調べると、これもやはり意外に多く見つかります。まず安い方では、2008年登録で走行距離が18.4万kmという4.2L のエンジン車両で、価格が4、980、000円とあります。一番値の張る方だと、2012年登録で2.0万km走行した「MCストラダーレ」が、15,800,000円になります。

中古ギブリの価格帯

マセラティ ギブリの中古車はどうでしょうか? 現行のデザインを持つ車体で調べてみると、2014年登録の走行が1.8万kmで、6、900、000円というのが安い方のようです。また、2016年登録で0.3万kmしか走っていないという新古車のようなのも出ていて、価格は9,990,000円となっています。

マセラティ購入後にかかってくるお金

自動車は、保有するだけで税金がかかる商品です。購入した後でも、購入時と同じ自動車税が毎年課税されますし、車検の度に2年分の自動車重量税と自賠責保険が必要です。

そして、繊細な高級品であるマセラティについて気になるのが、やはり故障とメンテナンスです。

マセラティは故障が多いってほんと?

マセラティ社の経営権は、これまで幾度も売買されてきました。その度に、製造現場の方針も影響をうけてきたようです。特に、デ・トマソ傘下にあった1970年代から1980年代は、部品の組み付けが粗くて後々のトラブルを呼ぶと言う人もいるようです。

それじゃぁ、フィアットの傘下にある現代のマセラティはどうなんでしょう?

グラントゥーリズモ、クアトロポルテについて調べてみると、「S」グレードのクラッチが早く消耗するという話は聞こえてきます。結構、突然壊れることもあるようで、ギアが入った状態でそうなると面倒くさいことになるそうです。この部分の脆弱さは、マセラティすべてのモデルに共通と考えておくべきでしょう。

また、内装系(内貼り、スイッチ類etc.)などのマイナーなトラブルも多く報告があるようで、その都度部品交換が要求されます。

ただ、購入後数年たつけれど、ノートラブルという話も結構出ています。やはり、フィアット傘下になってからのマセラティなら、かなり耐久性が向上しているのではないでしょうか。オールドタイプのモデルは、ある程度のメンテナンスは必須と考えるべきでしょう。

マセラティの修理費はいくらくらいかかる?

前出のクラッチも、交換ということになると軽く50万円とか、そういう話はあるようです。樹脂製の小物部品でも、平気で10万円はするとかしないとか……

マセラティに乗るなら、普通のランニングコストに加えて、100万円くらいは常に用意がないとダメ。なんていうのも、まんざら皮肉やジョークではなさそうです。

マセラティ維持費についてのまとめ

マセラティは、その価格設定の時点で乗る人を選別するクルマだと言えます。オーナーには、購入するための財力だけでなく、マセラティをちゃんと動かし続ける責任も課されているのかもしれませんね。