リンカーン アビエーターという超短命の高級車!ナビゲーターとの違いから中古車情報まで!

皆さんはリンカーン アビエーターという車の事を知っていますか? 仮にその名前は知っていても、実物を見たことはないという人がほとんどなのではないかと思います。今回は本国アメリカでさえマイナー車種になってしまったリンカーン アビエーターについて調べてみました。

かなりマイナーな高級車、それがリンカーン アビエーター

リンカーン アビエーターと聞いて、どの様な車かをパッと答えられる人がこの日本でどれくらいいるのでしょうか? 恐らくほとんどの人は答えられないんじゃないかと思います。そして一部の人は「ナビゲーターの間違いじゃない?」と言うかも知れません。正直言ってそんな感じだと思います。こうやって記事を書いている僕本人も、実物を見たことはないですから…(笑)

出典:http://www.bekkoame.ne.jp/~marukatub/stocklist/j/4wWL0125a.html

リンカーン アビエーターのスペックと燃費

サイズ

全長:4,909mm
全幅:1,877mm
全高:1,826mm
ホールベース:2,887mm

エンジン

仕様:4.6L V型8気筒DOHCエンジン
最高出力:302ps/5,750rpm

燃費

正確にはわかりませんが、リッターあたり5kmほどのようです。燃費性能を求めるのは、野暮かもしれません。

アビエーターとナビゲーターの違いとは?

リンカーン アビエーターはアメリカのフォード モーターが製造し、同社の高級車ブランドであるリンカーンで販売していた高級SUVの車種です。
ここまでは同じリンカーンブランドのナビゲーターと変わりませんが、発売された時期はナビゲーターの方が5年ほど早く、ベースとなる車両がナビゲーターはフォードブランドのエクスペディション、アビエーターはエクスペディションよりも一回り小さいエクスプローラーをベースにしているという違いがありました。
とは言え、基本的にはナビゲーターで成功した「プレミアムSUV」という市場でのシェアを拡大しようとして追加された車種の為、基本的な骨格はベースと大きく変えずに内外装を豪華にしていくという手法そのものはナビゲーターや、ピックアップベースのブラックウッドと大きく変わらず、デビューの時期が他社のライバル車種と比べて遅かった為、シェアを大きく奪うことも出来ずに失速することとなります。

リンカーン アビエーターの中古車情報

短命に終わったこともあり、市場には中古車の存在はかなりレアになっています。探してみると1台のみヒットし、130万円〜の取引となっています。興味のある方は問い合わせしてみるといいかもしれません。

超短命なアビエーター その後継車種は?

この様に、見た目やスペックも間違いなく高級SUVと呼ぶに相応しいリンカーン アビエーターですが、デビューのタイミングなどの影響もあり、同じリンカーンブランドのナビゲーターの様にメジャーな存在にはなれなかったのは上記の通り。
結果的には2003年のデビューから数えて2年後の2005年にはリンカーン アビエーターという車種は消滅してしまうことになります。
3世代目になるナビゲーターが燃費の良いエコブーストエンジンを積んだりと、正常進化を続けているのとは正反対の状態です。
ちなみに、その短いモデルサイクルの上、日本国内には正規輸入されなかった為、中古車としてもほぼ流通のない非常にレアな車となっており、どうしても欲しければ見付けたら即買い、または北米から買い付ける以外に方法はなさそうです。
リンカーンはアビエーターという車種の黒い歴史を払拭するかの様に、ミドルサイズSUV市場に新たな車種を投入しました。
それが後継モデルとなる「リンカーンMKX」です。

リンカーン MKXは2006年12月に販売が開始されました。見ての通り、リンカーンブランドの持つ高級感はそのままに、ナビゲーターやアビエーターと比べると都会的な印象に生まれ変わっています。
それもそのはず、アビエーターのベース車両はピックアップベースのエクスプローラーでしたが、MKXのベースは同じフォードのエッジというクロスオーバーSUVがベースになっているのです。
リンカーンとしては、ゴツくてデカい本格SUVはナビゲーターに任せて、アビエーターをはやりのクロスオーバーに生まれ変わらせたいという思いがあったのかなかったのかは分かりませんが、モデルサイクルだけを見ても、この路線変更は結果的には成功しているようです。

生まれ変わって進化するMKX

デビュー当初の初代MKXは3.5L V型6気筒エンジンを搭載し、日本にも正規輸入されました。2011年にはマイナーチェンジを受け、排気量は3.7Lへと増加しています。
2015年にはMKXとして初のフルモデルチェンジをし、新しいフォードCD4プラットフォームに3.7L V型6気筒エンジンと、2.7L直噴ツインターボのエコブーストエンジンを載せ、燃費と環境性能の向上を図っています。

まとめ

時代が時代であれば、日本国内で乗るには少し大き過ぎるナビゲーターよりもアビエーターの方がもしかすると売れたかも知れないなと、アビエーターのデビュー当時の雑誌記事を読んだことを思い出していました。結果的にはアビエーターには「少し小さなナビゲーター」としての価値しかなかった為、驚くほどの短命でその生涯を終えているのですが……。 しかし、その後のリンカーンの決断は間違っていなかったと見え、SUVという形こそ似てはいるのですが、コンセプトからして全く別物の車種へと生まれ変わらせることに成功しました。決して予定通り物事が進んだ結果とは到底思えないのですが、この判断能力は素晴らしいとしか言いようがありませんよね。
唯一惜しむらくは、英語での意味的には「飛行士」となり、ナビゲーターよりもカッコいいなと思っていた名前が、2年で消滅した結果今後しばらくは使いにくくなったことでしょうかね。もったいない。