【スバル フォレスター】クロスオーバーSUVの代名詞!その歴史と詳細スペック!

「フォレスター(Forester)」は、スバルの人気SUVです。同社の小型車「インプレッサ」をベースに、走破性に優れた最低地上高と高性能な水平対向エンジンをあわせ持つ、クロスオーバーのルーツ的モデルの一台としても知られています。1997年に初代モデルが発売され、2015年現在、4代目のSJ系が販売されています。

250psターボで鮮烈デビューした初代「SF」系

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スバル フォレスターの初代は、1997年2月に発売されています。小ぶりなボディに悪路走破性を重視した高めの車高、ハイスピードでも優れた操縦安定性を生む水平対向4気筒エンジンのパッケージを特徴としていました。オフローダーとステーションワゴンの“いいとこ取り”のパッケージは当時は珍しく、今人気を集めている「クロスオーバーSUV(スポーツユーティリティービークル)」のルーツ的なモデルとしても評価されています。
ちなみに車名の「Forester」には、「森をはぐくむ者」という意味です。

都会からアウトドアフィールドまで、高速に快適に

キャンプや釣りなどで荷物を満載して街から高速道路を駆け抜け、林道や浜辺の悪路もなんなく走破し、目的地に到着、アクティビティを楽しむ。そんな利用シーンがフォレスターのコンセプトといわれています。そのために、スバルお得意の水平対向4気筒エンジンはモデルターボ付きを標準とし、しかも250psのハイパワーで優れた走行安定性や高速巡航性能を確保しています。

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インプレッサのシャシーをベースに

スバル フォレスターの原型は、インプレッサをベースとした「インプレッサ グラベルEX」です。インプレッサのボディやエンジンをそのままに、車高を上げた特別仕様でした。その後、1995年の東京モーターショーでコンセプトカー「スバル・ストリーガ」として出展され、発売にいたります。フォレスターとインプレッサは、現在もお互いにシャシーを共用する兄弟車となっています。

高強度のボディに、AWDと200ミリのロードクリアランス

ボディは環状力骨構造といわれる剛性に優れた設計により優れた強度を確保。高い衝突安全性を実現すると同時に、荷物を満載しての走行時などでも安定性や快適性も高いレベルで達成していました。加えて、当初から200mmとオフロード車なみのロードクリアランスを確保し、スバルのAWD(四輪駆動)ともあいまって、林道や雪道などの悪条件でも優れた走破性を発揮しました。

優れた乗り心地と素直な操縦性が美点

サスペンションは乗り心地を重視して、比較的柔らかめに仕上げられていました。オフロード車なみのロードクリアランスで、サスペンションのストロークがたっぷりしていたこともあり、オンロードからオフロードまで的確な操縦ができ、しかも乗り心地も良いと高く評価されました。ただし、一般ユーザーからは柔らかいサスペンションによるロールやノーズダイブが大きい点がネガティブポイントとしてあげられていました。

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スポーツ・クロスオーバーSUVの“先駆車”に

優れた走破性とワゴンタイプのボディは、アウトドアファンをはじめ自営業のビジネスユースとしても幅広い人気を集めました。また、240psのハイパワーとAWDは、インプレッサの高性能モデル(WRX)のチューニングパーツも共用できたことなどから走り屋の新たなマシンとしても人気を集めました。
フォレスターはこのSF系を皮切りに、スポーティなクロスオーバーSUVとして独自のジャンルを切り拓いていくことになります。

初代SF系 その他の特徴

◎発売時は、ベーシックグレードの「C/tb」、スポーティな「S/tb」、最高級の「T/tb」の3グレード。すべてエンジンは250psの2.0Lターボ(のちに240psにデチューン)を搭載していました。

◎135psのノンターボ2.0Lを搭載した「C/20」や、2.5Lエンジン搭載の「T/25」が追加されています。「C/20」は、ターボ車と比べてトルク不足となる対策として、マニュアル車に低速副変速機「デュアルレンジ」を装備していました。

◎「S/tb」をベースにスバルのレースマシン開発会社スバルテクニカルインターナショナル(STi)が足回りなどをチューニングした「S/tb-STi」が発売されています。その後、225 / 45 ZR17のタイヤとBBSホイールを装着し、サスペンションなどに変更を加え操縦性をさらに高めた「S/tb-STi II」や、5速マニュアル車に専用のエンジンチューニングを施した「STi II タイプM」なども追加されています。

◎「C/20」をベースに15インチアルミホイールやCDチェンジャー付オーディオなどを追加した「C/20スペシャル」など、コンフォート系のスペシャルエディションも多数販売されています。

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初代SF系 主なスペック

■販売期間
1997年 – 2002年

■エンジン
EJ20型 水平対向4気筒 2.0L SOHC
EJ20型 水平対向4気筒DOHCターボ 2.0L
EJ25型 水平対向4気筒 2.5L

■変速機
5MT
4AT

■全長×全幅×前高
4,460mm×1,735mm×1,595mm/1,580mm(2.5T/25)/1,535mm(2.0 S/tb-STi II)

■車両重量
1,360-1,430kg

■新発売時価格
199万7千円〜248万5千円

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その人気を不動のものにした、2代目「SG」系

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SF系のデビューから5年後、2代目のSG系がデビューしています。初代で獲得した人気をさらに広げるために、各部がさらにブラッシュアップされています。先代ではシンプルな箱形デザインだったボディは、オーバーフェンダー調のデザインなどで力強さや躍動感が加えられました。

その一方でSF系の“ウリ”だった250psエンジンは、街中の扱いやすさ向上を目的に220psへとデチューンされています。SF系でもモデル途中から250psから240psへと変更されていたため、パワーから実用性重視の流れの一貫といえるでしょう。

このSG系は、先代からのキープコンセプトとしながらも、日常的な使いやすさや実用性を高める改良が随所に施された、SF系の正常進化形といえるでしょう。

ノンターボ・エンジンもラインアップに

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ターボエンジン(海外仕様)

このSG系からターボ以外にノンターボエンジンのモデルもラインアップに加わっています。よりユーザーを広げるための一貫といえます。実際、SF系よりも約20万円ほど価格が抑えられ、一般ユースからビジネスユース、さらに企業でパトロールなどの社用車などとしても導入先を広げました。
搭載されるエンジンは137psの2L 水平対向4気筒で、スムーズな吹け上がりと、ターボモデルよりも軽量なことから軽快なフットワークを特徴としていました。

一方、ターボモデルは、220psのインタークーラーターボ付き水平対向4気筒エンジンを搭載。可変バルブタイミングAVCS(アクティブバルブコントロールシステム)により、低速から高速域までスムーズな吹け上がりと力強いパワーとトルクを実現しています。220psと無理のないチューンにより、さらに扱いやすさや燃費も向上しています。

高まりつつあったエコロジー、省燃費化に対応

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SF系からSG系の時代は、エコロジーや環境保護の高まりから排出ガスのクリーン化や省燃費がますます求められるようになっていました。スバルも水平対向エンジンの燃焼効率を追求し、エコ化やクリーン化を進めています。その結果、フォレスターのエンジンはノンターボもターボエンジンも、当時の「良-低排出ガス」認定を取得しています。

立体駐車場に対応した「クロススポーツ」も登場

「立体駐車場を利用したい」という要求が、フォレスターのユーザーから多く聞こえていました。フォレスターの車高は、当時の立体駐車場の高さ寄りもわずか数センチ大きいものでした。そこでスバルでは立体駐車場に適合した車高の「CROSS SPORTS」を追加しています。ローダウンサスや特製ルーフレールで車高を1,550mmに抑えたモデルで、最初ターボモデルがリリースされました。後に、ノンターボモデルも登場しています。

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ユーザーの意見を取り入れ、サスペンションセッティングを変更

SG系では、サスペンションのセッティングが変更されました。たっぷりとしなやかに伸び縮みするSF系のタッチから、前後左右の沈み込みを抑えフラットに保つセッティングとされています。これはSF系でコーナーをクリアする際、「車体が傾き(ロール)過ぎ、不安」という声に応えた変更です。荷物をたくさん積んでもお尻が沈み込みすぎないよう、車高を一定に保つハイトコントロール付きのサスペンションも一部モデルに設定さています。

「ドロドロ」がなくなった!?

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SG後期型はフロントデザインも小変更された

SG系で大きなニュースとなったのは、2005年のマイナーチェンジでしょう。このとき、ノンターボエンジンで吸排気系のさらなる効率化をめざして等長タイプの排気管が採用されています。スバル水平対向エンジンは「ドロドロ」と独特の音を出していましたが、この改良によってその特徴的なサウンドが聴けなくなってしまいました。すでに2002年あたりからインプレッサやレガシィなど、他のモデルで行なわれていた改良ですので既定路線ともいえましたが、残念がるスバルファンも多くいました。

ちなみに、この改良について、当時のスバルの取締役専務執行役員 日月丈志氏は次のように語っています。

「ボクサーサウンドをスバルらしさと評価していただいているが、あの音は不等長の排気管による脈動であり、機構の結果でしかなかった。新しいエンジンでは排気管を等長にしたためボクサーサウンドはなくなってしまった。これも、結果であり、それにはあまりこだわっていない」

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2代目SG系 その他の特徴

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XT WR-Limited

◎グレードは低価格でノンターボの「X」、ノンターボの「X20」、ターボ搭載の「XT」の3グレードが用意されていました。そのうちXは、装備はごく限られたもので受注生産モデルでした。

◎最上級のXTには、スタビリティコントロールや電子制御センターデフなど、インプレッサWRXなどのスポーツモデルで開発された最新機能により走破性がさらに向上していました。

◎アメリカやインドなど、海外へも積極的に販売されています。

◎2.5Lターボエンジンと6速MT、18インチタイヤやブレンボのブレーキなどでチューニングした「STi Version」を追加しています。

◎ベージュの本革シートや特製アルミホイールなどを追加した「L.L.Bean Edition」が特別仕様車として発売されましたが、後にカタログモデルとなりました。

◎2004年、FIA世界ラリー選手権(WRC)「ラリージャパン」開催を記念して特別仕様車「XT WR Limited 2004」を発売しています。WRC参戦のスバルのラリーカーに使われていた「WRブルー」のボディカラーにゴールドにペインとされた特製ホイールが装着されていました。

◎日産「エクストレイル」が撥水性に優れ、汚れに強い内装で登場したことに対抗して、同様の内装にHIDヘッドランプなどを加えた特別仕様車「X20 タフパッケージ」を追加しています。

◎2005年のビッグマイナーチェンジで前後のデザインを変更しましたが、このときのフロントマスクが特撮テレビ番組「電神ザボーガー」に似ていると一部で評判となりました。

◎マイナーチェンジでは、ノンターボ車の環境対応が進められ「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」を達成しています。

◎「2.0X」をベースにファブリックと本革のコンビシート、サンルーフ、HDDナビなどを標準装備した特別仕様車「AIRBREAK」を追加しています。

◎2006年、フォレスター累計生産台数100万台を突破。

◎発売10周年記念として、2.0Xに17インチアルミホイールやHIDライトなどを装備した特別仕様車「10th ANNIVERSARY」を追加しています。

◎モデル末期に日本向けターボモデルの生産を終了しています。

2代目SG系 主なスペック

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XT WR-Limited 内装

■販売期間
2002年 – 2007年

■エンジン
EJ20型 水平対向4気筒 2.0L
EJ20型 水平対向4気筒ターボ 2.0L
EJ25型 水平対向4気筒 2.5L DOHC インタークーラーターボ

■変速機
5MT
6MT
4AT

■全長×全幅×全高
4,485mm×1,735mm×1,590mm/1,550mm(クロススポーツ・STI)

■車両重量
1,320-1,500kg

■新発売時価格
178万5千円〜229万5千円

Photo by 筆者

大きく“成長”した、3代目「SH」系

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SG系の発売から5年、前回モデルチェンジと同じサイクルで3代目のSH系が登場しました。

現車を見たらひと目で分かるビッグサイズ・ボディが今回のモデルチェンジの大きなポイントです。
フォレスターはこのモデルの頃になると、日本はもちろん北米など海外でも高い評価を集める人気モデルに成長していました。次のステップとして海外でもさらに人気を集めるための“成長”が求められたのです。それが、主に北米などから求められていた“大型化”だったのです。

大きくなって、ウィークポイントも解消

北米のユーザーからの要望もあり、先代までのステーションワゴン調の横長基調のフォルムは、車高の高いSUVらしいものへと大きく変身しました。実際、ボディサイズは次のように一回り大きな上級車種へと移行しています。

全長×全幅×全高
SG系 4,485mm×1,735mm×1,590mm
SH系 4,560mm×1,780mm×1,675mm

この変更により、SG系のウィークポイントのひとつとされていた室内スペースが拡充され、リアシートの足もとの空間が広げられました。

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アメリカ仕様

小回りなど、取り回しのしやすさはアップ

ボディが大型化した割には、最も重いグレードでSG系1,500kg、SH系1,540kgと大して肥大化してしていません。さらに、左右ミラー間のサイズは、SG系よりも1cmマイナス、最小旋回半径は5.4mから5.3mへと小径化されるなど、大きくなったボディをカバーして余りある取り回しの良さを確保しています。

ボディ幅を広げたため、フロントサスペンションの周囲に余裕が生まれたことにより前輪の切れ角が増し、それが最小回転半径の小径化につながっています。こうした細部の改良は、スバル技術陣の意地ともいえるでしょう。

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燃費や環境性能もさらに向上

エンジンはこれまでターボを主流としていた構成をあらため、ノンターボ車が主流のラインアップとされました。環境や資源の保全をさらに進めるための、スバルの姿勢の変化といえます。

ノンターボのエンジンはSOHCからDOHC化されています。これは主に燃費や排出ガスなどの環境性能を向上するための改良で、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」の認定を取得しています。
ターボエンジンは、220psから230psへとパワーアップ。SG系の時代にデチューンされた出力が幾分戻されました。「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得しています。

後期モデルのノンターボエンジンには、ロングストローク化により燃焼効率をさらに高めたFB20型エンジンが投入されています。

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海外仕様

さらに洗練された、エクステリアデザイン

エクステリアは、従来からの直線を基調としたシンプルなラインで構成。都会の景色にも、アウトドアのシーンにも似合うグッドルッキングになっています。

また、この頃からスバルはブランドアイデンティティを重視したデザインを進めています。このフォレスターでもグリルのセンターにスバルのエンブレムを据え、横基調のグリルデザイン、つり目のヘッドライトなど、インプレッサやレガシィなど同じブランドの他車とのデザインの共通化が図られています。

高剛性シャシーで、乗り心地もいっそう快適に

シャシーはインプレッサのSIシャシー(Subaru Intelligent Chassis)を踏襲。リアサスペンションがダブルウィッシュボーン式となるなどの進化も果たしています。基本的に高剛性のボディに加え、大型化によりサスペンションアームもゆったりと設計できるなどのメリットを活かし、乗用車テイストのSUVらしからぬ優れた乗り心地を実現しています。

また、これまでスバルはスポーティなイメージのサッシュレスドアを代々採用していましたが、これが一般的なサッシュドアに変更されました。サッシュレスドアは剛性があげられず、ドアの開け閉めの際に低級音が出たりしますが、それがなくなり、品質感の向上につながっています。

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3代目SH系 その他の特徴

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tS STi

◎2007年12月の発売に先立って、その1か月前から発売予告サイトをオープンしました。ボーナス商戦期と重なり、注目を集めました。

◎新発売時のグレードは、低価格モデルの「2.0X」、スタンダードモデルの「2.0XS」、ターボモデルの「2.0XT」の3グレード構成。さらに「2.0XS」と「2.0XT」のAT車にはより機能を充実した「プラチナセレクション」「プラチナレザーセレクション」を設定していました。

◎2.0XTには、レガシィに搭載され話題となった「SI-DRIVE」を採用。センターコンソールのセレクトスイッチで、走りに応じたエンジン特性をチョイスできるデバイスで、インテリジェントモード、スポーツモード、スポーツ・シャープ・モードの3モードの設定がありました。

◎スバル発売50周年を記念して、2.0XSと2.0XTをベースとした特別仕様車「BLACK LEATHER LIMITED」が追加されています。主な特別装備は、ブラックのレザーシート、キーレスアクセス&プッシュスタート、前席8ウェイパワーシート、6スピーカーなど。後にカタログモデル化されています。

◎2009年のマイナーチェンジで、2.0XT AT車のECUセッティングの見直しなどにより「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定取得とともに、「平成22年度燃費基準+15%」も達成しています。後にMT車でも「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」を取得しています。

◎2010年、韓国でも販売をスタート。モデルは北米仕様と同じ2.5Lです。

◎2010年にビッグマイナーチェンジを実施し、ノンターボ車に出力と環境性能を向上させた新世代BOXERエンジン「FB20型」を搭載(車両型式をSHJ型に変更)。これにより「2.0XS」の4AT車(一部特別仕様車を除く)は「平成22年度燃費基準+25%」を達成しています。さらに、足回りの仕様とセッティングも見直し、乗り心地と操縦安定性を向上させたほか、フロントやアルミホイールのデザインなどの変更も実施しています。

◎スポーティバージョンとして、2.5Lターボエンジンとマニュアルモード付E-5ATを採用した「S-Edition」が追加されています。エンジン、足回りの専用のチューニングのほか、専用フロントグリル、シート、メーターに加えて、STI製17インチアルミホイールを装着しています。さらに、このグレードをベースにSTiがオリジナルチューンを施したコンプリートモデル「tS」も発売されています。

3代目SH系 主なスペック

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■販売期間
2007年 - 2012年

■エンジン
EJ20型 水平対向4気筒 2.0L DOHC(前期型)
FB20型 水平対向4気筒 2.0L DOHC(後期型)
EJ20型 水平対向4気筒ターボ 2.0L DOHC
EJ25型 水平対向4気筒ターボ 2.5L DOHC(後期型)

■変速機
5MT
4AT
5AT

■全長×全幅×全高
4,560mm×1,780mm×1,675mm

■車両重量
1,430-1,540kg

■発売時価格
252万円〜281万9千250円

IT化でさらに進化した、4代目「SJ」系

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スバル先進の“ぶつからない”テクノロジー、「EyeSight(アイサイト)」が搭載されたフォレスターです。この装備に象徴されるように、電子デバイスの発達により、出力や操作性、安全性をさらに進化させたのが、このモデルの特徴です。それまで着実に続けてきた環境対応と合わせ、地球にやさしく、しかも力強い走りの、次世代のモデルに進化したといえます。

アイサイト搭載車種を新たに用意

出典:http://www.subaru.jp/forester/forester/safety/eyesight.html

レガシィやインプレッサなどに先行して搭載され、人気を呼んだ運転支援システムアイサイトを標準装備したグレードを設定しました。さらに、2015年のマイナーチェンジにより、従来の自動ブレーキ機能に加えアクティブレーンキープ(車線逸脱抑制制御)や全車速追従機能付クルーズコントロールの性能を向上した「EyeSight(ver.3)」を搭載しています。

安全支援装置も多彩に充実

アイサイトのほかにも電子デバイスによる運転支援として、死角検知機能・車線変更支援・後退時支援による後側方警戒支援機能「スバルリヤビークルディテクション」を実現。アイサイトのステレオカメラにより対向車や先行車を検知し、ハイビーム照射範囲を無段階で調整する「アダプティブドライビングビーム」などもオプションとして用意しています。

また、ハーマンカードンサウンドシステム&SDナビゲーション(オプション)にはApple社の音声認識ソフトSiri対応の音声認識機能「Siri Eyes Free」を採用するなど、流行のスマートフォン対応も進められています。

出典:http://www.subaru.jp/forester/forester/

エンジンは、280psの直噴ターボを新搭載

ターボ車「2.0XT」にはレガシィに搭載されている「新世代BOXER直噴ターボ"DIT"」エンジンFA20型を280psにチューニングして搭載しています。

ノンターボ車はSH系から採用されたFB20型を継続採用していますが、トランスミッションを5速から6速とし、気持ちの良い走りとさらに適切なギア選択による燃費の最適化を進めています。またこの6速MTは、ショートストローク化され、操作性も向上しています。

出典:http://www.subaru.jp/about/technology/spirit/driving/boxer04.html

AT車には、省燃費なCVTリニアトロニックを新採用

また、AT車はトルコン式の4速ATからレガシィなどでも採用実績のあるCVT「リニアトロニック」に換装されています。ターボ用のリニアトロニックは280psのハイパワーに対応するため内部や部品を最適化した専用設計となっています。
直噴ターボやロングストローク型エンジンなど環境対応の進んだエンジン、さらにアイドリングストップなどの省燃費機能などにより、リニアトロニック車はノンターボ車も直噴ターボ車も平成27年度燃費基準を達成しています。

リニアトロニック車にはエンジン・トランスミッション・AWD(全輪駆動)・VDC(ヴィークル・ダイナミクス・コントロール)の統合制御を行いう「X-MODE」を新搭載。駆動力やブレーキを適切にコントロールすることで悪路走破性を高めたほか、急な下り坂でも安定して走行できるヒルディセントコントロールも備えています。

2015年10月に、ビッグマイナーチェンジを敢行

2015年10月に開催された東京モーターショーでマイナーチェンジを発表しています。スバルは「年改」といって、改良を年ごとに行なうメーカーとしても知られています。その他に、モデル途中であっても必要であればエンジン換装やサスペンションの変更など大規模なマイナーチェンジもしばしば行ないます。そうした“ビッグマイナー”を、今回、このSJ系フォレスターでも行なっています。
そのビッグマイナーの主な内容は以下の通りです。

出典:http://www.subaru.jp/forester/forester/gallery/photo.html

◎エクステリアはフロントフェイスを一新、リアのコンビネーションランプは新デザインに変更したほか、17インチアルミホイールを空力を観点にデザイン変更し燃費性能の向上をはかっています。

◎シャシー性能を強化し、フロントのクロスメンバー剛性アップやリアのショックアブソーバーの見直し、トレーリングリンクブッシュの最適化が行なわれています。サスペンションのセッティングはショックアブソーバーの減衰力やコイルスプリングのバネ定数を見直したほか、フリクションの低減や初期ロール特性を最適化など、すみずみまで改良が進められました。これらにより、操舵安定性や直進安定性、乗り心地など、走りの総合的な質感も大幅に向上しています。

◎さらなる燃費の向上も進められ、ノンターボ車はエンジンの燃焼改善やフリクションロスの低減などにより燃費性能を向上し、リニアトロニック車は「平成27年度燃費基準+10%」を達成しています。

◎直噴ターボ車の2.0XT EyeSightは、最新の走行安全技術「アクティブ・トルク・ベクタリング」を採用、左右の車輪の回転を微妙にコントロールすことで、コーナリングのライントレース性を向上させます。

◎ステアリングギア比も15.5:1から14.0:1に変更され、取り回しのしやすさを向上しています。

◎インパネ中央上部にカラー表示の「マルチファンクションディスプレイ」を搭載。瞬間/平均燃費や渡航可能距離、省燃費走行の目安になる「ECOゲージ」表示のほか、装備の作動状況やメンテナンス情報などの車両状態を視覚的に確認することができます。

◎1灯でハイビームとロービームを切替えられるバイファンクションプロジェクターを備えたLEDランプ、ステアリング連動ヘッドランプ採用しています。

◎インテリアは室内寸法・ピラーの配置・後席のフロア形状・前後席の着座位置などを大幅に見直し、居住性を高めています。また、一部車種ではさらに厚い窓ガラスにより静粛性を高めています。

◎内装はインパネにシルバーのフレームなどでイメージを一新、インパネセンタートレイやドアグリップを革巻きにするなど質感の向上も図られています。

◎ボディカラーは「ディープシーブルー・パール」「バーニッシュドブロンズ・メタリック」を廃止し、「ダークブルー・パール」「セピアブロンズ・メタリック」を設定しています。

4代目SJ系 その他の特徴

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◎先代のSH系と同様、発売前から予告サイトを立ち上げ、発表しています。

◎グレードは、ノンターボが「2.0i」、「2.0i-L」、「2.0i-L EyeSight」、「2.0i-S EyeSight」の4種類、直噴ターボ車は「2.0XT」と「2.0XT EyeSight」の2種類で、合計6グレードで新発売されています。

◎エクステリアはAピラー下端部を前方に200mm出し、空力特性を向上しています。スバルターボ車のシンボルだったボンネットダクト廃止され、その代わり、フロントグリル部から取り入れたフレッシュエアインタークーラーまで導くダクトがボンネット裏に付けられています。

◎2013年度グッドデザイン賞を受賞しています。

◎2.0i-L EyeSightをベースに、合成皮革とのコンビのファブリックシート、カーゴフロアボードを撥水仕様とするなどしてアウトドアへの適用性を高め、本革巻ステアリングホイールなどを装備した特別仕様車「X-BREAK」を追加しています。

◎3代目のSH系で設定されていたSTiによるコンプリートモデル「tS」のSJ系バージョンも発売されています。SI-DRIVEのスポーツモードをtS専用にチューニングしたほか、ブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキ、BBS製19インチ鍛造アルミホイール、STI製フロント/リアアンダースポイラー、専用チューニングサスペンションなどを装備。STIオーナメントなどによりエクステリアもドレスアップされました。さらにアイサイトも、車高のローダウンやブレーキの変更に応じたチューンが施されています。

◎「究極の実証広告」をテーマに、フォレスターが世界五大陸10万キロをキャラバンする「FORESTER LIVE」を、2012年11月から2013年11月までの1年間をかけて展開していました。世界各地を走破するフォレスターの様子は、テレビCMや特設Webサイトで公開しました。

出典:http://www.advertimes.com/20130208/article101204/

「FORESTER LIVE」CMのひとコマ

4代目SJ系 主なスペック

■販売期間
2012年 〜

■エンジン
FB20型 水平対向4気筒 2.0L DOHC
FB25型 水平対向4気筒 2.5L DOHC (海外仕様)
FA20型 水平対向4気筒 2.0L DOHC 直噴ターボ"DIT"EE20型

■変速機
6MT
CVT(リニアトロニック)

■全長×全幅×全高
4,595mm×1,795mm×1,695mm

■車両重量
1,440-1,590kg

■発売時価格
208万9千5百円〜293万6千850円

出典:http://www.subaru.jp/forester/forester/gallery/photo.html

※本稿の内容は、2015年11月10日現在の情報に基づいています。

フォレスターの中古車情報

気になるのは新車のみならず中古車価格も気になりますよね。フォレスターはスバルを支えている車種の一つですので流通が多く、過去のモデルに関してはお値打ちな印象を受けます。そんなフォレスターの中古車情報を下記にリンクしておきますので是非チェックしてみてください。

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