【三菱 ディグニティ】デボネアのもう1台の後継車にして秋篠宮家公用車!変遷・価格・評判から中古車情報まで大解剖!

三菱 ディグニティは知る人ぞ知る非常にマニアックでレアな希少性の高い車種です。非常に真面目に作られたクルマなのです。リムジンとしてならトヨタ センチュリーにだってひけは取りません(多分)。しかしなぜかイマイチメジャーになれないのです。初代生産台数は限定発売でもないのに59台でした。2代目も100台程度と予想できます。果たして三菱 ディグニティとはどのようなクルマなのでしょうか。

三菱 ディグニティとは?

プラウディアと並ぶデボネアの後継車です。

初代三菱 ディグニティ

三菱 ディグニティとは、三菱 デボネアから続く三菱自動車大型サルーンの流れを汲む1台です。三菱自動車ではデボネアが最上級オーナーズカーであったと同時に、ショーファードリブン的な性格も内包していました。2000年のモデルチェンジではキャラごとに別車種となりました。それがオーナーズカー的なキャラクターの「三菱 プラウディア」とショーファードリブン的な「三菱 ディグニティ」です。

歴代の三菱 ディグニティはプラウディアのロングボディバージョンとなっています。

初代モデル(S43A型、2000年 - 2001年)

当時のディアマンテのシャーシで開発されたFFリムジン

初代三菱 ディグニティの室内空間。後席足元の圧倒的な空間に注目です!

初代ディグニティは、初代プラウディアのリムジン仕様として開発されました。ベースとなったシャーシは当時の三菱 ディアマンテのもので、駆動方式はFFです。そのためセンタートンネルが構造上不要であり、足元回りの空間拡大に大きく寄与しています。

初代ディグニティは秋篠宮家の公用車としても採用されるほど、評価の高い車両です。しかしライバル車がトヨタ センチュリーや日産 プレジデントで、どちらも駆動方式はFRです。超高級車にFFは似つかわしくないとユーザーには不評でした。また三菱グループの企業が多く社用車として採用したため、「三菱グループ重役専用車」のイメージが、デボネアに続き払しょくできませんでした。

デビューの翌年、2001年に生産終了となります。生産台数は日本車カタログモデルとしては最も希少な59台です。

初代ディグニティの主要スペック・燃費・価格

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B0%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3

初代三菱 ディグニティ リアビュー

車両型式 TA-S43A
駆動方式 FF
乗車定員 4名
車両重量 2,150kg

車両寸法

全長 5,335mm
全幅 1,870mm
全高 1,485mm
ホイールベース 3,080mm
トレッド 1,615mm
最小回転半径 6.1m

室内寸法

全長 2,320mm
全幅 1,550mm
全高 1,165mm

走行メカニズム

変速機 5速AT
ステアリング パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション(前) マクファーソンストラット式
サスペンション(後) マルチリンク式
ブレーキ 4輪ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ 225/60R16 98H

エンジンスペック

型式 8A80
種類 V型8気筒直噴DOHC32バルブ
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
内径 86.0mm
行程 96.8mm
総排気量 4、498cc
圧縮比 10.7
最高出力 280PS/5,000rpm
最大トルク 42.0kg・m/4,000rpm
燃料タンク容量 80L

燃費

燃料消費率 7.8km/L

※10.15モードによる計測値

新車価格

9,990,000円(税込み)

※初代ディグニティはモノグレードです。

2代目モデル(BHGY51型、2012年 - )

2台目ディグニティは日産のOEM車。ベースは日産 シーマ?

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B0%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3

2代目三菱 ディグニティ

2台目ディグニティは、日産 シーマのOEMモデルです。ただしボディだけです。フロントマスクはY51型フーガのものとなっています。これはY51型日産 フーガのOEM車である2代目三菱 プラウディアと共通のイメージを持たせるためです。

2代目プラウディア/ディグニティの関係は、Y51型フーガ/シーマの関係と同じで前者が標準ボディ、後者が150mm延長したロングボディ仕様となっています。延長分はすべて後席空間の拡充に充てられています。外観の違いはリアドアの大きさだけなので、初代モデルほどの外観の差異はありません。

2代目ディグニティは三菱初のハイブリッド専用車です。これはベースの日産 シーマがハイブリッド専用車であるためです。

現行型5代目日産 シーマ。ディグニティと見比べてみましょう。

2代目ディグニティの主要スペック・燃費・価格

出典:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/proudia_dignity/grade/gra_01.html

2代目ディグニティの室内空間。十二分に広いのですが、初代と比べると、狭く感じます。

車両型式 DAA-BHGY51
駆動方式 FR
乗車定員 5名
車両重量 1,950kg

車両寸法

全長 5,095mm
全幅 1,845mm
全高 1,510mm
ホイールベース 3,050mm
トレッド(前) 1,570mm
トレッド(後) 1,565mm
最小回転半径 5.8m

室内寸法

全長 2,240mm
全幅 1,535mm
全高 1,185mm

走行メカニズム

変速機 7速AT
ステアリング パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション(前) 独立懸架ダブルウィシュボーン式
サスペンション(後) 独立懸架マルチリンク式
ブレーキ 4輪ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ 245/50R18

【ハイブリッドシステム】エンジン部

型式 VQ35HR
種類 V型6気筒DOHC
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
内径 95.5mm
行程 81.4mm
総排気量 3,498cc
圧縮比 10.6
最高出力 306PS/6,800rpm
最大トルク 35.7kgf・m/5,000rpm
燃料タンク容量 70L

【ハイブリッドシステム】モーター部

型式 HM34
種類 交流同期電動機
最高出力 68PS/1,770~2,000rpm
最大トルク 27.5kgf・m/0~1,700rpm

ハイブリッドシステム出力

システム最高出力 364PS

燃費

燃料消費率 16.6km/L

※JC08モードによる国土交通省審査値

価格

8,640,000円(税込み)

※2代目ディグニティは「VIP」グレードのみの展開です。

歴代ディグニティの気になる評価は?

ディグニティの後席は快適だよ、と若手に自慢している重役の画像でしょうか?

初代三菱 ディグニティ

満足な点

後席の広さは格別でまさにVIP送迎車

出典:www.goo-net.com

稀少性により持っているだけでも1/54台という限定性も大きな加点

出典:www.goo-net.com

不満な点

車体重量が重すぎ

出典:www.goo-net.com

車両重量は2,150kgとこのクラスとしては軽量です。しかし忘れてはならないのは、初代ディグニティがFFであり、搭載エンジンがV8であるということ。フロントヘビーです。そのため、こんなことも不満点として上がります。

制動力に不安があります。急にはまず止まれません。

出典:www.goo-net.com

初代ディグニティユーザーのみなさま、くれぐれも安全運転をお願いいたします。

2代目三菱 ディグニティ

初代ディグニティの口コミは見つかるのですが、2代目モデルの口コミが見つかりません。そこで日産 シーマの口コミをご紹介します。

満足な点

広さや装備だけでなく静粛性や乗り心地まで磨きこんだおもてなし空間の後席

出典:www.goo-net.com

とんでもない加速力を誇る割に燃費は上々

出典:www.goo-net.com

運転していてもストレスは無く快適に走行できます。

出典:www.goo-net.com

不満な点

ハイブリッド用バッテリー搭載位置の関係でトランクが狭い

出典:www.goo-net.com

次期モデルでバッテリーの搭載方法が改善されることを、祈るしかありませんね。

小回りがあまり利かない

出典:www.goo-net.com

車体が巨大なので仕方ないところですね。

歴代ディグニティは走行性能の高さ、室内空間、特に後席の広さにご満足されている方が多いようです。反対に不満な点は車体の大きさと整備費用といったところです。

三菱 ディグニティの中古車は流通しているのか?

希少性の高すぎる三菱 ディグニティ。はたして中古車市場に流通しているのか?
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三菱 ディグニティはかなり希少なクルマです。初代は通算59台の製造に留まっています。では2代目は? というととにかく少ないことはわかっています。しかし2016年6月現在までの累積販売台数は不明です。一番最新のリコールは2014年です。その時のリコール対象台数は95台でした。2代目モデルもやはりレアな車種決定です。

このレアさが中古車市場では価格を高値にしています。2016年6月の流通台数が2台。初代モデル、2代目がそれぞれ1台ずつです。初代の価格は「ASK」、2代目はおよそ480万円です。中古車だからといって、お手軽には購入できないですね。

-三菱 ディグニティの検索結果 | 中古車情報サイトGoo-net

【まとめ】三菱自動車のリムジンの今後は?

出典:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/proudia_dignity/grade/gra_01.html

三菱グループ重役専用車として次世代に生き残れるか?

三菱 ディグニティにまとめ、いかがでしたでしょうか。この記事ではじめて「そんなクルマがあるんだ」と知った方も多いかと思います。一般的には知られていないほどマニアックでレアなクルマです。しかしその実力は(現行2代目モデルは中身が日産 シーマなだけに)折紙付きです。しかも今話題の三菱自動車です。実質は日産車なので燃費の問題もありません。意外と仲間内に自慢できる(?)車種かもしれません。

ベースとなった日産 シーマはモデル末期にさしかかっています。そろそろシーマの次期モデルが気になるところです。おそらくOEM車のディグニティもモデルチェンジされることでしょう。次はどんなクルマになるのか、期待したいところです。