鳥海山をドライブで巡る!魅力満載の霊峰を行く!

その秀麗な姿が富士山に似ていることから出羽富士とも言われ東北随一の単独峰で古くから地域の信仰の対象として崇められている鳥海山ですが山系には名瀑、湧水がいくつも存在している水に恵まれた山です。伏流水は日本海に注ぎこみ、そのため鳥海山周辺の海産物の旨味は他の地域のものとは一線を画しています。高山特有の四季の変化を楽しめるドライブコースだけでなく山でありながら恵まれた立地で海も楽しめる稀有なエリアです。

鳥海山の海と山を楽しめるドライブコース!

鳥海山は標高が高く急峻である一方で非常に日本海に近くいわゆる山道、ワインディングロードとシーサイドドライブコースを兼ね備えているのが特長の一つです。ここではハイライトとなる山と海のコースをご紹介します。

まずは王道!鳥海ブルーライン!

鳥海山のドライブと言えば真っ先に思い浮かぶのが「鳥海ブルーライン」。標高0mから1,100m付近まで一気に駆け上がる山岳道路でカーブや急こう配もあるタフなコースですが眼下に日本海や庄内平野などの雄大な風景を楽しめるコースとなっています。冬期間は積雪のため閉鎖となっていますが4月下旬から11月上旬ころまではドライブを楽しむことができ、春は雪の壁の中を、夏は高山植物を、秋は紅葉を、などさまざまな鳥海山の表情を見ることができる秀逸なドライブコースです。

途中の展望台では北は男鹿半島(秋田県)から南は佐渡島(新潟県)までの眺望を楽しめますしここからの夕日はまさに絶景!ただし鳥海ブルーラインは春の開通後も天候の状況によっては通行止めになっていることもありますので事前の確認をおすすめします。

秋田県の道路情報(通行規制情報・冬季降雪・路面情報・ライブカメラ)と緊急時の情報(防災情報)を提供すると共に、観光サイトへリンクしています。また、地域の皆さんの協力してもらい、道路情報の提供も行っています。

風光明媚な日本海沿岸を走る「おけさおばこライン」

日本海沿岸を縦貫する国道7号線、通称「おけさおばこライン」。こちらは鳥海ブルーラインとは趣が異なり潮の香りを楽しみながらゆったりとドライブをするのに最適です。おけさおばこラインにある十六羅漢岩は日本海側では随一の規模で磨崖仏が刻まれており歴史的にも貴重な知る人ぞ知るパワースポットでもあります。眺望台には歌碑や句碑もあり飛島や夕日も見ることができます。

また十六羅漢岩の南側の磯には出羽二見と言われる対になっている芸術的な岩がありその姿から夫婦岩とも呼ばれ両岸にかけられたしめ縄の真ん中に夕日が見えたら何か良いことがあるとか…カップルやご夫婦の方はドライブがてら立ち寄ってみるのも良いと思います。

名瀑!名瀑!そして秘境の泉!

その複雑な山容と豊富な伏流水のため鳥海山には名瀑がそこかしこに存在しています。
また湧水にも恵まれまさしく「水の山」です。

奈曽(なそ)の白滝

落差26m滝幅11mの直瀑。鳥海ブルーラインを秋田県側に下り、道がなだらかになると間もなく「奈曽の滝」の標識があり奈曽白橋の東側に駐車場もありアクセスは良好です。1932年(昭和7年)に「奈曽の白瀑谷」として国の名勝に指定された後、1950年(昭和25年)に新日本観光地百選にも選ばれています。春は新緑、秋には紅葉を楽しむために全国から観光客が訪れる勇壮な景観を誇る大滝です。

一の滝・二の滝

山形県側から鳥海ブルーラインを上っていくと案内板があり左側に駐車場があります。駐車場には休憩所やトイレが整備されており湧水もあるためのどを潤すこともできます。駐車場から一の滝までは歩いて5分ほど、さらに20分ほど登ると二の滝でこう配・距離ともにちょうどいい散策コースとなっていますのでドライブの小休止にもってこいです。一の滝の滝つぼはエメラルドグリーンになっており、二の滝は落差が20mの二筋の豪快な様相のため双方絶好の撮影ポイントとしても大変人気です。

元滝(もとたき)伏流水

秋田県側の鳥海ブルーライン入口近くにある景勝地で駐車場もあります。駐車場から歩いて10分ほどで落差5m幅30mの神秘的なロケーションが目の前に現れます。約800年前の鳥海山の根雪が地中に染み込み、苔むした岩の間から湧き出した「美しき水の郷」を象徴する風景で「平成の名水百選」に選ばれています。あたりには真夏でもひんやりとする冷気に包まれており天然のマイナスイオンに身も心も癒されることうけあいのおすすめスポットです。

知る人ぞ知る秘境の泉「丸池様」

「丸池様」と聞いてピンとこないあなた! 当然です。ここは地元でもあまり知られていない神秘の泉なのです。鳥海山の伏流水のみを水源としている直径20m水深3,5mの小さな池なのですが驚くのはその透明度で池の中の倒木があまりに水が綺麗なのでなかなか朽ち果てずに横たわっているのがはっきりと拝めるのです。周辺は社叢と言われる手付かずの原始林となっており聖なる森として町の天然記念物に指定されて保護されています。

またこの池の周辺は信仰の対象になっており一切の動植物の採取が禁止されておりますので訪れた際はくれぐれもご注意下さい。伏流水のみでできた泉で「火山タイプ」に分類されるものは全国に「丸池」を含めて7ヵ所ありますが東北にはこの「丸池」だけですのでやはり鳥海山は「水の山」と呼ぶにふさわしい山と言えます。

アクセス
日本海東北自動車道「酒田みなみIC」から県道59号線、国道7号線を経由して約30分
駐車場はありませんがすぐそばの箕輪鮭ふ化場の駐車場が利用可能です。
箕輪鮭ふ化場(丸池様はすぐ裏手です)
〒999-8525 山形県飽海郡遊佐町直世荒川57

鳥海山のドライブグルメ!

鳥海山の伏流水の恵み、岩ガキに舌鼓を打つ!

鳥海山からほど近く道の駅象潟「ねむの丘」で食べられる岩ガキは絶品中の絶品です。鳥海山から日本海に注ぐ伏流水はミネラルを多く含み、そのため岩ガキのえさとなるプランクトンをも豊かにし、また伏流水は沖合で湧き出るために海水温がほどよく一定となり岩ガキにとっては絶好の条件がそろっています。海水温が調整されることで岩ガキの成熟を遅らせ、豊富な栄養を含んだプランクトンを食べた岩ガキは太平洋側で採れる岩ガキに比べて2倍から3倍の大きさにもなり旨味も溢れています。一度食せばクセになるおいしさの岩ガキ、ぜひその味の虜になってみて下さい。

鳥海高原ヨーグルトを使ったまろやか肉メニュー!

湯の台温泉鳥海山荘の「鳥海高原ヨーグルト」を使ったオリジナルメニューはまさに鳥海山ならではの味です。鳥海高原ヨーグルトは鳥海山麓の牧場でストレスなく放し飼いで育てられたホルスタインの生乳をじっくりと発酵させて仕上げた逸品です。そのヨーグルトを使った肉料理は地元の酒蔵の大吟醸酒の酒粕を使った鶏肉料理や庄内豚を使った料理などで鳥海山の山の幸を存分に味わうことができますので肉料理に目がない方は足を延ばして訪れてみてください。

まとめ

四季折々に変化を見せるドライブコースとなっている「鳥海ブルーライン」と「おけさおばこライン」を中心に観光スポットやグルメ、知られざる秘境まで魅力満載の「神の山」鳥海山。何度訪れても毎回違った魅力を見せ、老若男女問わず楽しめる東北屈指のドライブスポットです。季節を変え時間帯を変えて周辺をくまなく訪れると鳥海山の信者になること間違いなしです。自然をめでるも良し、グルメに舌鼓を打つも良し、雄大な自然の中をただハンドルを握り疾走するも良し、とあなたのドライブの新境地を開いてくれる霊峰鳥海山が静かにあなたの訪れを待っています。