【日産 T33型次期新型エクストレイル】日産が三菱の筆頭株主に!今後の新車は三菱と共同開発!どうなる次期エクストレイル?

次期新型エクストレイルのうわさはいくつかあります。しかし全てのうわさを吹き飛ばすようなニュースが飛び込んできました。それが日産が三菱を支援し筆頭株主になる、というものです。今後の日産車と三菱車は材料の仕入れから企画、開発、製造、販売まで共有するというのです。そこで気になるのは次期エクストレイルです。はたしてうわさ通りのクルマになるのでしょうか。それとも三菱の技術も投入されるのでしょうか。

日産 次期エクストレイルのうわさ

現行モデルのT32型エクストレイルはハイブリッドが大人気!

現行型日産 エクストレイル。2015年4月に追加されたハイブリッドが人気です。

現行モデルのT32型3代目エクストレイルは、2013年12月にモデルチェンジされました。その後、2015年4月と12月にマイナーチェンジを行っています。2015年4月のマイナーチェンジでは、1モーター2クラッチ方式の「インテリジェント デュアル クラッチコントロール」と呼ばれるシリーズ・パラレル式ハイブリッドが設定されました。EV走行を広い速度レンジで行えることが特徴です。

現行モデルのT32型エクストレイルでは、ハイブリッド車が大人気です。販売比率ではガソリン車:ハイブリッド車が3:7となっており、毎月およそ5,000台のエクストレイル・ハイブリッドが販売されています。

次期新型エクストレイルのモデルチェンジはいつ?

次期新型エクストレイルの登場は2019年の予定!

次期新型エクストレイルの登場は、2019年の予定です。T32型現行エクストレイルが2013年の発表なので、6年のモデルライフが予定されています。

T32型エクストレイルのマイナーチェンジ情報は?

2015年12月のマイナーチェンジで、エマージェンシーブレーキパッケージを新設定。

2015年12月にマイナーチェンジを行ったばかりです。次のマイナーチェンジ情報は入ってきていません。しかし、エクストレイルは北米や欧州でも販売されているグローバルカーです。イヤーモデル制度を採用している地域もありますし、日本でも毎年のように排ガス規制が強化されています。2016年も12月ごろには何らかの小規模なマイナーチェンジを行われるものと予想されます。

残り3年ものモデルライフがあります。今後予想される大掛かりなマイナーチェンジとしては、7人乗りモデルとディーゼル車の追加が予想されます。

201X年、7人乗り3列シート車がマイナーチェンジで追加?

出典:https://www.nissan.co.uk/vehicles/new-vehicles/x-trail/design.html

欧州仕様のエクストレイルに設定される3列シート。

日本市場では5人乗り2列シートの設定しかありませんが、欧州仕様では7人乗り3列シートの設定があります。問題はこの仕様がいつ、日本に導入されるかです。世界的に7人乗り乗車が可能な3列シートのSUVがブームになりつつあります。この動きをうけ、マツダは新型CX-9を導入し、レクサスは2016年中にもRXのロング版を投入する予定です。日産も負けていられないでしょう。

201X年、ディーゼル車がマイナーチェンジで追加?

出典:https://www.nissan.co.uk/vehicles/new-vehicles/x-trail/performance.html

欧州仕様のエクストレイルに搭載されるdCi 130ディーゼルエンジン。

現行型エクストレイルがモデルチェンジを受けた当初、クリーンディーゼルエンジン搭載の2代目エクストレイルが併売されていました。現在では2,000cc直噴ガソリンエンジン「MR20DD」に置き換えられており、ディーゼル車の設定はありません。
しかし、欧州と豪州では1,600ccディーゼルエンジンの設定があります。特に豪州仕様は右ハンドルですから、灯火類などを日本の規制に適合させればすぐにでも日本市場に投入可能なはずです。

問題は需要があるかどうか、でしょう。日本ではディーゼルエンジンはマツダの独壇場です。さらに2016年はディーゼルエンジンに対する補助金が半減しました。また環境負荷の少ないハイブリッド車が販売絶好調です。となるとディーゼル車は、ハイブリッド車の販売が落ち込んだ時の最後の切り札となるでしょう。つまり、日本にT32型エクストレイルのディーゼル車が投入されるかどうかは、不透明なのです。

噂されていた次期新型エクストレイルの概要

モデルチェンジまであと3年。気になる次期新型エクストレイルのうわさは?

次期新型エクストレイルのモデルチェンジが2019年とはいえ、巷には少なからず次期新型エクストレイルの噂がありました。その噂とは…

T33型次期新型エクストレイルに搭載されるエンジンは?

現行T32型エクストレイルに搭載されるハイブリッドシステムは、発進から高速域まで幅広い速度域でEV走行が行えるシステムです。このシステムを搭載したハイブリッド車が販売の7割を占める大好評ぶりです。次期新型エクストレイルでもこのシステムを改良して搭載されるもの、と予測されていましたが、次期新型ジュークや次期新型セレナに搭載されるハイブリッドシステムが搭載されるとうわさされています。

T33型次期新型エクストレイルのシャーシは?

ルノーより発売予定のクロスオーバーSUV、ルノー カジャール。CMFシャーシを使用して生産され、T32型エクストレイルと兄弟車の関係になります。

T32型現行エクストレイルに使用されているシャーシは、ルノーと開発した「CMFシャーシ」です。日産では現行型エクストレイル、キャッシュカイ、欧州市場専用車の現行型パルサーが採用します。ルノーでは5代目エスパス、4代目メガーヌ、発売予定とアナウンスされているクロスオーバーSUVのカジャールが採用します。
現在の自動車産業では車体やエンジンなどの基本エンジニアリングを、多くの車種で共有することはコスト削減の意味で常套手段となっています。日産の場合、筆頭大株主のルノーと共有しています。次期新型エクストレイルでもこの傾向は変わらないものと思われます。

T33型次期新型エクストレイルのエクステリアは?

Vモーショングリルは次期型でも踏襲?

現行型が販売好調のため、エクステリアが大きく変更になることは今のところ、ないものと思われます。日産車のブランドアイコンであるVモーショングリルを次期型も継承することでしょう。

以上のようなうわさが漏れ伝わってきていました。しかし、2016年5月12日をもって、もしかしたら、この内容は大きく変更になっているかもしれません。なぜなら、この日に日本の自動車産業に大きな衝撃を与えるビッグニュースが配信されたからです。

日産自動車と三菱自動車、戦略的アライアンスを締結

そのビッグニュースとは、日産自動車が三菱自動車の発行株式のうち34%を取得し筆頭株主になる、というものです。金額にして2,370億円の出資です。日産自動車が出資した背景には、三菱自動車を今まで支えてきた三菱重工、三菱商事、三菱東京UFJ銀行のバックアップが得られなくなったことがあります。

今までの度重なる不祥事の度、三菱重工が人的・技術的に、三菱東京UFJ銀行が資金的にバックアップしてきました。しかしまたしても、三菱自動車は不祥事を起こしました。三菱御三家の厳しい懐事情もあり、今回三菱自動車を支援するには至りませんでした。

ではなぜ日産自動車が、三菱自動車の救済に乗り出したのでしょうか。いくつかの理由がささやかれています。

1)日産でも軽自動車を製造したい!

3代目三菱 eKワゴンと兄弟車の日産 デイズ。NMKVでの開発に日産も携わっていました。

三菱自動車の不祥事が起きるまで日産で販売していたデイズ/デイズルークスは、三菱自動車との合弁会社であるNMKVで開発され、三菱自動車の水島製作所(岡山県倉敷市)で生産されていました。日産が企画段階から携わったはじめての軽自動車です。その成果なのでしょう。軽自動車の販売台数は日産自動車の日本国内総販売台数の3割を占めるまでになりました。

ここまで売れるとなると、2015年にスズキからの軽自動車のOEMが終了する予定であることもあり、コスト管理に厳しいカルロス・ゴーン日産/ルノーCEOは、追浜工場(神奈川県横須賀市)での軽自動車の自社生産を検討しました。しかし、首都圏に近いこともありコスト的に採算ベースを確保するのは難しいと判断し、自社生産を保留していました。

2)東南アジアでのシェアを広げたい!

インドネシアで大人気のパジェロスポーツ。今回の三菱自動車の不祥事でも、販売は鈍化していません。

グローバルに活動している日産自動車です。新興国向けに新たなブランド「ダットサン」を2014年に立ち上げたのですが、売れ行きはイマイチのようです。2016年5月現在「ダットサン」が展開されているのはロシア、インド、インドネシア、南アフリカ各国です。中でもインドネシアは狭い国土ながら2億人以上の人口を抱える、将来が有望なマーケットです。

インドネシアでの販路を拡大したい日産は、すでに同国で確固たるブランド力のある自動車メーカーの販売網に目を付けていました。そのメーカーが三菱自動車です。同社のパジェロスポーツは、インドネシアで大人気の1台です。

3)PHV技術を手に入れたい!

世界で一番品質が良いと評判の三菱 アウトランダーPHEV。

日産自動車はリーフで完全な電気自動車を実現しています。2016年秋に発売が予定されている新型ノートではエンジンを発電機に使用するシリーズ式ハイブリッドも開発しました。現行エクストレイルには回生ブレーキで発電するシリーズ・パラレル式ハイブリッドも発売しています。ぽっかりとPHVが開発されていないのです。

この技術を自社開発するより、他社から購入した方がコストが安いのは想像に難くありません。そして世界で一番高品質とされるPHV車は、三菱 アウトランダーPHEVです。

日産自動車と三菱自動車の提携の成果は?

実は三菱自動車を虎視眈々と狙っていたゴーン日産。

いかがでしょうか。実はカルロス・ゴーン日産/ルノーCEOは、三菱自動車にブランド以上の価値を認め、傘下におさめるため虎視眈々と狙っていました。そのためのパートナーシップでした。しかし、まさかいかにゴーン氏といえど、三菱自動車が自社の存続に関わる重大な不祥事を起こすとは、夢にも思わなかったことでしょう。

三菱御三家からは今回の不祥事に対し叱咤激励も資金援助もなく、後ろ盾を失った状態の三菱自動車です。日産自動車の資金援助がなければ、品質管理のノウハウがなければ存続すら危ぶまれます。大株主となった日産は、三菱自動車を破格値で買い取ったといっても良い状態です。今後、どのようなビジネスが日産・三菱自で展開されることになるのでしょう。

1)三菱ブランドの存続

世界に浸透している三菱ブランドは存続します! 日産の本当の狙いは?

三菱といえばラリーのイメージが強いですね。ここ20年はランエボでブランドのイメージアップを図ってきました。さらに世界で評判のアウトランダーPHEVがあります。世界的に浸透しているブランドなので、廃止はない模様です。これが表向きの報道です。

日産の狙いはインドネシアをはじめとする、東南アジアでの販売シェアの獲得です。ダットサンブランドが苦戦する中、東南アジアで好調の三菱ブランドも手に入れたのです。ダットサンブランドのイメージも三菱ブランドによって引っ張られて向上するでしょう。インドネシアでの販売活動が行いやすくなると予想されます。

2)購買・企画・開発・製造・販売の一元化

自動車製造の工程を共有化することで、さらなるコスト削減と高品質化を目指す日産自動車です。

カルロス・ゴーン氏は今後の日産と三菱自動車の自動車製造に関し、資材の購入、新車の企画、開発、製造、新興国での販売を共有化し、三菱自動車の品質向上を目指す、と言っています。三菱自動車は商品の品質管理に関し、信頼を失いました。そこで厳しい第三者の目として、日産自動車が品質管理を行います。これにより、今後燃費詐称といった不祥事は防げるものと思われています。これが表向きの報道です。

しかし日産の狙いは軽自動車の自社製造であり、PHV技術を安く手に入れることです。開発や製造も一元化するということは、三菱の水島製作所も共有するということです。コストの安い地方工場で軽自動車を生産すれば、コストを抑えることができ採算ベースに乗ります。

またPHV技術の獲得もたやすいでしょう。日産開発陣が次期アウトランダーの開発に携われば、ノウハウを手にすることができるはずです。開発を一元化するということは、互いのノウハウを持ち寄ることに他ならず、三菱自動車の技術流出の危険が高まります。

3)1,000万台クラブに仲間入り

世界の自動車産業で生き残るには、年間生産台数1,000万台が必須!?

2008年のリーマンショック以降、世界の自動車産業で年間製造台数1,000万台が生き残りの条件とされています。この規模のメーカーは、日トヨタ社、独VW社、米GM社、米フォード社です。日産・ルノーは900万台規模です。そこに三菱の50万台を加えることで、1,000万台まであと一歩となります。これで次世代へ生き残る可能性が高まったと言えます。

モデルチェンジが待てない方はこちら

新型といってもまだ噂ですので、エクストレイルが欲しいと思いたったら中古車が一番早いですね。人気車種なので流通も多く中古車も選ぶことができますのでチェックしてみてください。

中古車をお探しの方はこちら

【まとめ】次期新型エクストレイルの三菱ブランドの兄弟車は?

日産と三菱が共同開発すると、どんなクルマになるのでしょうか?

今後の日産車と三菱車は共同開発されるため、兄弟車関係が多くなるものと考えられます。もちろん次期新型エクストレイルも、その対象となり得ます。現行モデルではすでにシャーシを多くの日産・ルノー車と共有し、品質を下げることなくコスト削減を達成しています。ここにさらに三菱ブランド車が加わるとなると更なる量産により、コスト削減が見込まれます。同じ価格で販売するのなら、より高品質で利益率の高いクルマ作りが期待できます。

では次期新型エクストレイルと兄弟車になる三菱車は? サイズ的にはアウトランダーやパジェロスポーツでしょう。1台のミドルサイズクロスオーバーSUVを製造し、それを仕向け地別にエクストレイル、キャッシュカイ、ローグ、アウトランダー、パジェロスポーツ各車に仕上げるようになるのかもしれません。

今回の提携で日産は三菱自動車のすべてを手に入れた、といっても過言ではありません。次期新型エクストレイルには、三菱のPHV技術も投入されるかもしれません。自社にはない技術をもつ会社を取り込んだことで、今まで出回っていた次期新型エクストレイルのうわさが実現するのか、不透明になりました。今後の日産・三菱の動きから目が離せません。