【トヨタ セコイア】北米トヨタが誇る最大のSUV、その魅力とは?燃費など維持費についても!

現在北米トヨタが販売している車種のラインナップで、ランドクルーザーを抜いて最大の大きさを誇る車がセコイアです。全長では5メートル、全幅では2メートル、全高もほぼ2メートルと日本車で走るSUVでは考えられないサイズの車体を持っています。まさにトヨタが北米市場のために作り上げたSUVセコイアという車がいったいどんな車を紹介し、セコイアの持つ魅力に今日は迫ってみましょう。

北米トヨタのフルサイズSUV セコイア

北米トヨタではセコイアが発売される2000年以前から4ランナーやランドクルーザーといった車種が販売されてきましたが、リンカーンのナビゲーターやフィードエクスプローラーに対抗できるサイズのSUVは存在していませんでした。しかし、2000年に入り北米トヨタ最大サイズのSUVとして登場し、2代目となる現行セコイアではビッグスリーのSUVにも負けないサイズや質感を手に入れるまでに進化を遂げています。

初代

元々はトヨタが世界戦略車として販売していた中型SUV「ハイラックスサーフ」(北米での名称は4ランナー)と、大型なボディと豪華な装備を与えられた高級SUV「ランドクルーザー」というラインナップの中で、その間の需要を埋めるSUVとして2000年より販売が開始されたのが初代「セコイア」です。
ベースとなるボディは同じく2000年に発売開始となった初代「タンドラ」と共通となっています。
ボディサイズは上級SUVであるランドクルーザーやシボレーの大型SUV「タホ」よりも大きなサイズとなっています。サイズこそ大きいものの、4.7リッター・V8エンジンや4速ATにリヤにマルチリンク式のサスペンションを搭載し、ピックアップトラックとは異なる乗用車的な乗り味を目指して作られました。
ただ、実際に乗ってみるとピックアップトラックなどに見られる乗り心地の悪さはセコイアにも見られるようで、セコイアもベースとなったタンドラ同様乗り心地よりも道具として使い勝手を重視しているキャラクターが強く見られます。

ランドクルーザーとの違い

ボディサイズ自体はランドクルーザーを上回りますが、2000年当時販売されていた100系のランドクルーザーと比べるとボディ剛性やエンジンラインナップからインテリアの装備品に至るまで、多くの部分でグレードがワンランク以上下がります。
その分価格もセコイアのほうがお手頃な価格設定となっており、2016年現在の両者の価格設定はセコイアで$44,965からとなっているのに対して、ランドクルーザーは$83,825からと、セコイアはランドクルーザーの半額程度という価格設定となっています。
つまりセコイアはフルサイズSUVのカテゴリにおける乗用車と言えるのです。日本を購入すると格上のランドクルーザークラスの金額になってしまうこともあります、セコイアの購入を考えるときはこの乗用車的な車という性格を十分に理解しておくことが重要と言えるでしょう。

2代目

2007年にプラットフォームを共通していたタンドラがフルモデルチェンジしました。2代目となったタンドラをベースとしてタンドラの発表から1年後、2代目セコイアの発売が開始されることになります。フォードをはじめとしたフルサイズピックアップトラックとの競争からボディサイズが初代より大きくなったタンドラと同じく、セコイアもボディサイズ・エンジンともにより大きくなっています。エンジンは4.7リッター 2UZ-FE型 V8エンジンに加えて、レクサスLX570にも搭載される5.7リッター 3UR-FE型 V8エンジンが新たに加えられています。V8エンジンこそ北米モデル最大の魅力の1つですので、この点が強化されたことでセコイアがぐっと魅力的になっています。
フロントグリルが大きく迫力のあるものに変更され、先代に比べてより押しの強い迫力のあるデザインに変更されています。
FRベースの4WDモデルにはセンターでフロック式が搭載されているため、ランドクルーザーほどではないにしろ、高い悪路走破性を備えています。

大きなボディサイズから来る、ゆったりとした車内空間

出典:http://www.toyota.com/sequoia/photo-gallery/interior

セコイア最大の魅力はゆったりとした車内空間ではないでしょうか。最大8人乗り(写真は7人乗りモデル)となると日本よく見かけるミニバンなどでは1人あたりのシート面積が小さく、大人が7人乗ってしまいますと、とても窮屈な思いをしてしまいます。セコイアは1人あたりの座席面積が非常に大きくとってあるため、大人が最大乗車定員数である8人乗車したとしても余裕があります。写真は7人乗りモデルのPlatinumですが、セカンドシートも1体のベンチ型ではなくセパレート式のものを採用しています。運転席のシートと同様のシートですので、セカンドシートでも快適なドライブを楽しめます。

セコイアで気になる維持費について

燃費性能には目も当てられない

セコイアの燃費は米国で合評されているEPA燃費によると、シティ燃費:5.5km/L ハイウェイ燃費:7.2km/L 複合燃費:6.4km/Lとなっています。実燃費では4.7km/L程度と言われています。まあ、ボディサイズや5.7リッターを誇るエンジンから考えても、とても燃費がでるとは思いません。セコイアが欲しいという方は燃費性能を気にする方がほとんどでしょう。燃費は決して気にしてはいけません。
いけませんが、やはり相応の燃料費は掛かると思っておいたほうが良いでしょう。

維持費を安くするポイントはタイヤサイズ

車の維持費で見落としがちなのが「タイヤ」です。タイヤサイズが1インチ大きくなるだけでタイヤ4本を交換したときの総額が1万円以上高額になることも少なくありません。2014年モデルのセコイアの場合、グレードにより275/65R18と275/55R20という2種類のタイヤサイズが標準で選択できます。維持費を下げたい場合には、小さなサイズのホイール・タイヤを装備している車両やグレードを選択したほうが良いでしょう。
下記に参考価格(2016年5月現在)を乗せておきます。

ピレリSCORPION STR P275/55R20 111T
最安価格(税込):¥33,900

ピレリSCORPION STR P275/60R18 113H
最安価格(税込):¥22,300

ピレリ SCORPION STR P275/60R18 113H全国各地のお店の価格情報がリアルタイムにわかるのは価格.comならでは。製品レビューやクチコミもあります。

ピレリ SCORPION STR P275/55R20 111T全国各地のお店の価格情報がリアルタイムにわかるのは価格.comならでは。製品レビューやクチコミもあります。

主要諸元

トヨタセコイア主要諸元

全長×全幅×全高:5,210×2,027×1,895mm
ホイールベース:3,099㎜
車両重量:2,735㎏
エンジン:V型8気筒DOHC
総排気量:5,663cc
最高出力:381ps/5,600rpm
最大トルク:55.4㎏m/3,600rpm
サスペンション前/後:ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前/後:ディスク
タイヤ前後:P275/65R18

セコイアと多くのパーツを共有する「タンドラ」

上記記事でも少し書きましたが、セコイアはタンドラという北米トヨタ専売のピックアップトラックと車体の多くの部分を共有しています。このタンドラという車は北米トヨタのフルサイズピックアップトラックとして開発された車両です。世界中で悪路を走ることを前提に開発されているランドクルーザーと違い、タンドラは北米市場を走るビッグスリーのフルサイズピックアップトラックと戦うために作られた車両ですので、悪路の走行性能や室内の快適性よりも、余裕のあるボディサイズと日常の使い勝手、お手頃な価格設定を条件に開発がなされています。
北米市場で必要とされる実用車としての条件を満たすために開発された背景を考えますと、タンドラはランドクルーザーとは違い北米市場のために作られた、北米市場に特化したモデルだと言えます。このタンドラの特徴はそのままセコイアにも当てはまります。

セコイアは日本でも購入できます!

並行輸入業者から購入するときの注意点

セコイアは初代から2代目となった現在まで並行輸入車が日本に輸入されています。北米トヨタのモデルを専門的に扱う並行輸入業者が日本に存在するため、セコイアを購入する場合にはそういった並行輸入業者で購入を検討することになります。
セコイアにかかわらずこういった日本未発売の並行輸入車は、車検や整備をトヨタディーラーが引き受けてくれない可能性が高いです。必要なパーツを手配することや、整備を行うノウハウを持った整備士が日本国内のディーラーにいる可能性が少ないこと、修理に必要なパーツを本国から取り寄せるのに時間や料金が日本向けのモデルより多く掛かってしまうことが主な理由です。
しかし、最初に紹介した並行輸入業者であれば日本の車検に対応した車両の仕様変更なども行っているため、購入後の車検や整備といったアフターサービスを行うノウハウを店自体が持っているか、そういったノウハウを持った業者を知っている場合がほとんどです。つまり購入した並行輸入業者でその後のアフターサービスを受けることになるということです。購入した業者とセコイアに乗り続ける限り付き合うことになりますので、購入時に整備のしっかり車を預けられる業者かどうかを見極めることが重要です。後は購入した中古車に保証がつけられるかどうか、どのような内容の保証をつけられるのもしっかり確認しておくことも大切です。

中古車は高額! しっかり試乗してから購入してください

2016年現在の中古車サイトでは59台のセコイアが中古車として登録されています。新車も複数の業者から登録されていますので、新車の並行輸入車を検討している方も1度中古車情報サイトに目を通しておいて損はありません。業者の口コミ情報も載っていますので、そういったところから業者選びの情報を集めることも重要です。
さて、中古車として登録されている車両を見ていきますと、まず2代目の新車として登録されている車両が安くても車両本体価格780万円からと非常に高額であることが目につきます。最も高価なモデルになると総額935万円となっており1,000万円も目前、よく考えて購入する必要があります。
セコイアという車は紹介してきた通りあくまでもフルサイズSUVの乗用車です。たしかに2代目となりエクステリア・インテリアの高級感はでてきましたが、この金額を出せば北米トヨタでも上級モデルと位置づけているランドクルーザーも購入できてしまいますので、よほどセコイアに思い入れの内場合は、セコイアの試乗に加えてランドクルーザーの試乗もしてみることをおすすめします。

セコイアのお手頃モデル

新車価格こそ1,000万円にも届くかかくとなってしまっていますが、中古車として登録されている車種を見てみると、その価格に大きなばらつきがあることに気づきます。走行距離不明となっている車両が数台300万円後半で売られており、そこが2台目セコイアの底値と言えます。そうかと思えば4.7万キロほどしか走行していないにもかかわらず395万円と走行距離不明の車種と変わらない価格の車両があったり、2.5万キロほどしか走行していない車両が460万円で売りに出されていたりと、価格のばらつきがとにかく大きくあります。2016年現在中古車サイトに登録されている車両だと先ほど例に挙げた460万円、走行距離2.5万キロの車両がエンジンも5.7リッターのものが装備されお手頃ではないかと思われます。
デザインやインテリアの質感はもとより、購入後の整備も考えるとここは2台目セコイアを狙いたいところです。新車で探すと非常に高額となる車種ですが、登録台数が少ない分価格にばらつきがありますので、割安車両がでてきたときがチャンスです。すぐに試乗しにいくことをおすすめします。
非常に高額な2代目と違い、初代モデルは2016年現在最安で車両本体価格108万円からと非常にリーズナブルに購入可能となっています。1ナンバーの貨物車両として登録されている車両がほとんどですので、毎年の車検や割高な高速料金を覚悟しておく必要がありますが、そのあたりに目をつぶるなら初代セコイアは安価でアメリカンV8を搭載したSUVを味わえますので、良い選択しではないかとも思えます。しっかり整備されていれば10万キロを超えていても問題のない丈夫な車ですが、もし心配なら5万キロ前後の走行距離の車両が150万円以下で売られていることもあり、コストパフォーマンスを考えるとこのあたりの車両が狙い目だと思われます。
基本的にはリセールバリューは期待しない方が良い車です。理由は、現行型であっても次期モデルが販売されると一気に相場価格が崩れる可能性もあることと、現在のセコイアの車両価格からです。リセールバリューは気にしない、単純にセコイアが好き、アメリカンサイズのSUVが欲しい人だけが購入することをおすすめします。

高級SUVではなくアメリカンサイズのSUV

日本の中古車市場の価格を見てしまうと高級車と思えてくるセコイアですが、北米トヨタでの高級SUVはあくまでもランドクルーザーです。ランドクルーザーは世界の富裕層を相手にした世界戦略車であるのに対し、セコイアはあくまでも北米市場でビッグスリーの放つフルサイズのSUVに負けないように作られた車です。販売面でも対抗できるよう安価な設定となっているため、ランドクルーザーのそれがまさにクルージングを思わせる快適なものなのに対し、セコイアは地面からの入力もしっかり感じられ結構揺れる、トラック的な乗り味が残る車です。
ランドクルーザーに比べてセコイアが劣っているという訳ではなく、キャラクターが違うのです。北米市場のために生まれ、北米市場によって育てられたセコイアには、でかい車体とでかいV8エンジンが乗っていて、それはそのままアメリカ車の魅力となっています。そのアメリカンな雰囲気を楽しむことが、セコイアの魅力なのです。ですので高級SUVが欲しいという方や、7人乗りの快適な車が欲しい方にはセコイアを進めることはできません。ラグジュアリーで質感の高い高性能SUVが欲しいのならランドクルーザーやカイエンを買えば良いですし、でかい7人乗り車であればハイエースのロングを買えばいいのです。アメリカンV8を味わいたい、トヨタ車という信頼性も手に入れたいという少しわがままな方にとって、セコイアは最良の選択肢となるでしょう。