SUPER GT 2016 Rd.2 富士 予選・決勝結果:王者が開幕2連勝!300はB-MAXが優勝!日産がW優勝!

2016年のスーパーGT(SUPER GT)の第二戦が5月4日に富士スピードウェイでおこなわれました。予選、決勝の結果です。

予選結果

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開幕戦を岡山で迎えたスーパーGT(SUPER GT)が富士スピードウェイに舞台を移し5月3日予選が開催されました。第2戦富士では、熊本地震の被災者を支援する様々な活動が行われました。SUPER GT参戦チームや関係者だけでなく、開催の富士スピードウェイ、サポートレースのFIA-F4、ポルシェカレラカップ・ジャパン、そしてサーキットに来場した8万5000人余ファンの協力も得て行われました。
レースを行うSUPER GTとFIA-F4、ポルシェカレラカップ・ジャパンの参加車両には、熊本のマスコットであるくまモンのデザインが施された支援ステッカーが貼られるなど被災地への支援を呼びかけました。

GT500

出典:https://supergt.net/news/single/16031

No.12 カルソニックIMPUL GT-Rを操るオリベイラが激走。コースレコードを更新してポールポジションを掴み取りました。2番手にはNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rで日産GT-Rが1-2でフロントローを独占。3番手にはNo.38 ZENT CERUMO RC Fが続きました。ホンダNSX勢はNo.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTの6番手が最上位となりました。王者 MOTUL AUTECH GT-Rは4番手からのスタートです。

順位 ゼッケンNo. マシン/チーム ドライバー タイム

1 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田 裕信/J.P.デ・オリベイラ 1'27.453
2 46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 本山 哲/千代 勝正 1'27.687
3 38 ZENT CERUMO RC F 立川 祐路/石浦 宏明 1'27.960
4 1 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/ロニー・クインタレッリ 1'27.973
5 39 DENSO KOBELCO SARD RC F ヘイキ・コバライネン/平手 晃平 1'27.996
6 15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT 武藤 英紀/オリバー・ターベイ 1'28.326
7 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木 大樹/柳田 真孝 1'28.538
8 100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 山本 尚貴/伊沢 拓也 1'28.736
以上Q2進出
9 37 KeePer TOM'S RC F ジェームス・ロシター/平川 亮 1'28.653
10 8 ARTA NSX CONCEPT-GT 松浦 孝亮/野尻 智紀 1'28.769
11 19 WedsSport ADVAN RC F 関口 雄飛/国本 雄資 1'28.832
12 17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越 広大/小暮 卓史 1'28.864
13 36 au TOM'S RC F 伊藤 大輔/ニック・キャシディ 1'29.061
14 64 Epson NSX CONCEPT-GT 中嶋 大祐/ベルトラン・バゲット 1'29.289
15 6 WAKO'S 4CR RC F 大嶋 和也/A.カルダレッリ 1'32.026

GT300

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No.55 ARTA BMW M6 GT3の小林 崇志が1'35.707と頭一つ抜けたタイムを記録しコースレコーどを大きく更新しポールポジションを獲得。2番手にはエンジンパワーで不利とみられていたNo.25 VivaC 86 MCの土屋 武士が圧巻のアタックを見せて見事フロントローを獲得。周囲の予想をひっくり返しました。3番手にはNo.31 TOYOTA PRIUS apr GTの中山雄一がつけ、昨年自身で記録したコースレコードを上回る好タイムもセカンドローにとどまりました。上位陣のタイム差はなく非常に高レベルの予選となりました。

順位 ゼッケンNo. マシン/チーム ドライバー タイム

1 55 ARTA BMW M6 GT3 高木 真一/小林 崇志 1'35.707
2 25 VivaC 86 MC 土屋 武士/松井 孝允 1'35.961
3 31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨 宏紀/中山 雄一 1'36.036
4 7 Studie BMW M6 ヨルグ・ミューラー/荒 聖治 1'36.053
5 3 B-MAX NDDP GT-R 星野 一樹/ヤン・マーデンボロー 1'36.194
6 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/藤井 誠暢 1'36.264
7 18 UPGARAGE BANDOH 86 中山 友貴/山田 真之亮 1'36.424
8 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人/山内 英輝 1'36.609
9 0 GAINER TANAX GT-R アンドレ・クート/富田 竜一郎 1'36.618
10 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝/片岡 龍也 1'36.893
11 51 JMS LMcorsa 488 GT3 都筑 晶裕/新田 守男/脇阪 薫一 1'36.954
12 88 マネパ ランボルギーニ GT3 織戸 学/平峰 一貴 1'36.994
13 26 AUDI R8 LMS 密山 祥吾/元嶋 佑弥 1'37.839
14 2 シンティアム・アップル・ロータス 高橋 一穂/加藤 寛規 1'38.420
以上Q2進出
15 5 マッハ車検 MC86 玉中 哲二/山下 潤一郎/影山 正美 1'37.414
16 11 GAINER TANAX AMG GT3 平中 克幸/ビヨン・ビルドハイム 1'37.441
17 30 TOYOTA PRIUS apr GT 永井 宏明/佐々木 孝太 1'37.541
18 65 LEON CVSTOS AMG-GT 黒澤 治樹/蒲生 尚弥 1'37.671
19 360 RUNUP Group&DOES GT-R 柴田 優作/田中 篤/清原 章太 1'37.685
20 48 DIJON Racing GT-R 高森 博士/田中 勝輝/青木 孝行 1'37.760
21 33 Excellence Porsche 山野 直也/ヨルグ・ベルグマイスター 1'37.935
22 108 DIRECTION 108 HURACAN 峰尾 恭輔/ケイ・コッツォリーノ 1'38.032
23 9 GULF NAC PORSCHE 911 阪口 良平/吉田 広樹/ディラン・ダーダエル 1'38.046
24 87 triple a ランボルギーニ GT3 細川 慎弥/佐藤 公哉/飯田 太陽 1'38.071
25 50 ODYSSEY SLS 安岡 秀徒/久保 凜太郎/加納 政樹 1'38.156
26 111 エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT 植田 正幸/鶴田 和弥 1'38.360
27 22 アールキューズ SLS AMG GT3 和田 久/城内 政樹 1'38.386
28 63 DIRECTION 108 HURACAN エイドリアン・ザウグ/横溝 直輝 1'38.646
29 26 60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 飯田 章/吉本 大樹 1'39.150

決勝結果

GT500

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5万人を超えるSUPER GT(スーパーGT)ファンがスタンドを埋め、色とりどりの旗が揺れるなかで迎えたSUPER GT第2戦。序盤戦ではポールスタートのNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rのオリベイラはハイペースで順調に後方との距離を引き離していきます。2番手以降はNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R、No.38 ZENT CERUMO RC F、No.1 MOTUL AUTECH GT-R、そしてNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC Fで2番手争いを展開します。そして中盤戦から後半戦へ、各車ピットストップ&ドライバーチェンジを終えた頃には、トップカルソニックIMPUL GT-Rは2番手に11秒差をつけて独走状態でレースは少し膠着しますが、72周目にトラブルでコース上にパーツが散乱したためSC(セーフティーカー)が導入されます。これで上位陣のギャップが埋まり、再び近距離戦に。上位陣もトラブルやペナルティーで変動し、優勝争いはNo.12 カルソニックIMPUL GT-RとNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rに。しかし107周目に思わぬ結果で決着がつきます。No.12 カルソニックIMPUL GT-Rの左リヤタイヤがまさかのバースト! デ・オリベイラはスピンを喫し、そのままマシンを停止。完璧な流れでレースを戦っていたNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rは、まさかのトラブルで勝てるレースを失うことになりました。これでトップにはNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rが浮上。クインタレッリはそのまま危なげなく110周を走りきり、トップでチェッカーを受け、開幕2連勝を成し遂げました。

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順位 ゼッケンNo. マシン/チーム ドライバー 

1 1 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/ロニー・クインタレッリ
2 39 DENSO KOBELCO SARD RC F ヘイキ・コバライネン/平手 晃平
3 37 KeePer TOM'S RC F ジェームス・ロシター/平川 亮
4 36 au TOM'S RC F 伊藤 大輔/ニック・キャシディ
5 6 WAKO'S 4CR RC F 大嶋 和也/A.カルダレッリ
6 8 ARTA NSX CONCEPT-GT 松浦 孝亮/野尻 智紀
7 46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 本山 哲/千代 勝正
8 19 WedsSport ADVAN RC F 関口 雄飛/国本 雄資
9 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木 大樹/柳田 真孝
10 64 Epson NSX CONCEPT-GT 中嶋 大祐/ベルトラン・バゲット
11 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田 裕信/J.P.デ・オリベイラ
12 17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越 広大/小暮 卓史
13 15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT 武藤 英紀/オリバー・ターベイ
14 38 ZENT CERUMO RC F 立川 祐路/石浦 宏明
15 100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 山本 尚貴/伊沢 拓也

GT300

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予選からハイレベルな戦いが行われた300クラス。決勝もレベルの高いレースが展開されました。
序盤戦はポールポジションからスタートしたNo.55 ARTA BMW M6 GT3は安定したスタートで後続を引き離す展開となり、後続のバトルにもて助けられ、2番手に6秒のギャップを築くことに成功して、レースは中盤戦へ。29周目にトップのNo.55 ARTA BMW M6 GT3がピットイン。それに続き各社続々とピットインし順位がめまぐるしく変動。ピットインを素早く済ましたNo.3 B-MAX NDDP GT-Rがトップに。それを追って2番手にNo.55 ARTA BMW M6 GT3でレースが進み、3番手以降はすでに周回遅れになり、トップ争いは2台に絞られたかのように思われました。しかし500クラスのマシントラブルによりSCが導入され、6番手ほどまでが同一周回になり、予想ができない展開になり、ピットストップの関係でNo.3 B-MAX NDDP GT-R、No.25 VivaC 86 MC、No.55 ARTA BMW M6 GT3というトップ3に変化します。トップのNo.3 B-MAX NDDP GT-Rは2番手に5秒のギャップをつけトップを快走。2番手にはNo.25 VivaC 86 MC。しかしハイペースで追い上げてくるNo.55 ARTA BMW M6 GT3と次第に近距離に。そして89周目の1コーナーでインを突き、No.55 ARTA BMW M6 GT3が2番手に浮上し、長丁場のレースに決着がつけられました。

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順位 ゼッケンNo. マシン/チーム ドライバー

1 3 B-MAX NDDP GT-R 星野 一樹/ヤン・マーデンボロー
2 55 ARTA BMW M6 GT3 高木 真一/小林 崇志
3 25 VivaC 86 MC 土屋 武士/松井 孝允
4 18 UPGARAGE BANDOH 86 中山 友貴/山田 真之亮
5 0 GAINER TANAX GT-R アンドレ・クート/富田 竜一郎
6 51 JMS LMcorsa 488 GT3 都筑 晶裕/新田 守男/脇阪 薫一
7 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/藤井 誠暢
8 87 triple a ランボルギーニ GT3 細川 慎弥/佐藤 公哉/飯田 太陽
9 30 TOYOTA PRIUS apr GT 永井 宏明/佐々木 孝太
10 48 DIJON Racing GT-R 高森 博士/田中 勝輝/青木 孝行
11 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人/山内 英輝
12 50 ODYSSEY SLS 安岡 秀徒/久保 凜太郎/加納 政樹
13 2 シンティアム・アップル・ロータス 高橋 一穂/加藤 寛規
14 111 エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT 植田 正幸/鶴田 和弥
15 26 AUDI R8 LMS 密山 祥吾/元嶋 佑弥
16 360 RUNUP Group&DOES GT-R 柴田 優作/田中 篤/清原 章太
17 108 DIRECTION 108 HURACAN 峰尾 恭輔/ケイ・コッツォリーノ
18 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝/片岡 龍也
19 63 DIRECTION 108 HURACAN エイドリアン・ザウグ/横溝 直輝
20 31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨 宏紀/中山 雄一
21 26 60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 飯田 章/吉本 大樹
22 5 マッハ車検 MC86 玉中 哲二/山下 潤一郎/影山 正美
23 33 Excellence Porsche 山野 直也/ヨルグ・ベルグマイスター
24 7 Studie BMW M6 ヨルグ・ミューラー/荒 聖治
25 88 マネパ ランボルギーニ GT3 織戸 学/平峰 一貴
11 GAINER TANAX AMG GT3 平中 克幸/ビヨン・ビルドハイム
   65 LEON CVSTOS AMG-GT 黒澤 治樹/蒲生 尚弥
 22 アールキューズ SLS AMG GT3 和田 久/城内 政樹
 9 GULF NAC PORSCHE 911 阪口 良平/吉田 広樹/ディラン・ダーダエル0

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まとめ

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GT500では最後に波乱はあったものの、王者が持ち前の安定感で開幕2連勝を達成し、力を見せつけました。300では力関係が非常に僅差で誰が勝つかわからない状況の中、今大会ではNo.55 ARTA BMW M6 GT3 高木 真一/小林 崇志が終始速さを見せつけましたが、惜しくも優勝ならず、No.3 B-MAX NDDP GT-Rが優勝し、日産が500クラス、300クラスの両クラス制覇を達成。レクサス勢は安定したパフォーマンスで2〜5位までを占拠、それに比べHONDA勢は厳しいレースが続いています。300クラスは誰が勝つかわからないレースが今後も継続していきそうな予感がします。
次戦は熊本の震災の影響で第3戦に予定されていたオートポリスが中止されたため、7月23日〜24日のSUGO決戦です。東北のテクニカルコースでのドラマに期待しましょう。

スケジュールやチケット情報などをまとめてありますので詳しく知りたい方は以下のリンクをごらんください。

SUPER GT 公式HP

写真提供 GTA